活動休止前・初期の怒髪天(1984-1996) – 作品紹介・活動再開後にリメイクされた楽曲紹介

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“リズム&演歌”を謳う日本のバンド怒髪天。北海道で結成され、東京でメジャーデビューした1991年より、2021年で30周年である。

東京三十年生”と題して、新曲、入手困難な廃盤作品、未発表曲、今まで楽曲提供した作品のセルフトリビュートを含む全30曲をリリースすることが発表された。

※10月20日”ドハツの日”に収録内容が公開となった。

リリースに先駆け、新曲「ジャカジャーン!ブンブン!ドンドコ!イェー!」が2021年8月23日から配信されている。

今回は、”入手困難な廃盤作品”も含まれると言うことで、活動休止前の怒髪天の作品をまとめた記事を作成した。

怒髪天は1996年に一度活動を休止し、1999年より現在まで活動を継続している。あまり語られることのない活動休止前の作品にも名曲がたくさんある。

この記事では、まず活動休止前の怒髪天が発表した作品紹介を行う。そして休止前の楽曲が活動再開後にリメイクされた例もあるので、現在入手できる初期の作品情報もまとめている。

怒髪天の歴史をより知るためにも、過去の作品を遡ってみよう。

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活動休止前の怒髪天について

最初に1984年に結成されてから、1996年までの怒髪天について簡単に振り返っておこう。

1984年に北海道の札幌にて、ボーカルの増子直純を中心に結成された怒髪天。当時はハードコアパンクバンドであり、今の音楽性とは異なっていたようだ。

1986年に一度解散し、1988年に現在のメンバーとなった怒髪天。札幌のインディーズシーンで人気を誇り、1991年にメジャーデビューしている。

しかしバンドブームに便乗するのは嫌だったと、ブーム後に上京する。所属事務所の倒産などがあり、苦しい活動状況が続くこととなる。

メジャーからシングル1枚、アルバム3枚をリリースして、1996年に活動休止となる。その後、増子氏はリングアナや穴あき包丁の実演販売など多岐にわたる仕事を経験したと言う。

ベース清水泰次の呼びかけで、1999年よりインディーズで活動再開。2004年より再びメジャーで活動を続けている。

それでは、初期はどんな音楽だったのか。音楽的特徴や現在の怒髪天の音楽性と違いなどを紹介していこう。

怒髪天のプロフィールやおすすめ作品を紹介した記事はこちら

音楽的な特徴、活動再開後との違いは?

怒髪天はデビュー当時から、ボーカルの増子直純が歌詞、ギターの上原子友康が曲を作ることは変わらない。

まずは現在の怒髪天の音楽はどのようなものか押さえておこう。

怒髪天は”リズム&演歌”を標榜し、ロックに日本的な要素を込めた楽曲を作っている。楽曲は、上原子氏が影響を受けたパンクやロックンロールなど、ストレートなロックを基調としている。

※2020年9月6日、日比谷野外音楽堂で行われたライブの様子

それでは活動休止前の怒髪天はどうだったのか。

最初期は”リズム&演歌”を宣言しておらず、ブルース色が強かった。RCサクセションや憂歌団などに傾倒しており、現在よりも渋いブルース調の楽曲が多くなっている

また歌詞に英語が登場したり、ファンク要素を感じる楽曲があったりと、再開後の武骨なロックのイメージとはやや異なる。ブルースやソウルなど、ブラックミュージックの色が強めとも言える。

1995年頃より”リズム&演歌”を宣言しており、休止前の後期は現在の怒髪天に近づいていく。

ライブでの演奏頻度は?

怒髪天の現在のライブでは、活動休止前の楽曲が演奏されることは少ない。ただし全く演奏されない訳でもないようだ。

後で述べる通り、アルバムの中に休止前の楽曲のリメイクが収録されることもある。そうしたリメイク楽曲をライブでも披露している。

ただメンバーとしては、入手しにくい音源であり、過去の曲よりも現在の楽曲を聴いてほしいというのが本音のようだ。

なかなか活動休止前の楽曲が演奏されないため、そうした楽曲ばかり演奏されるライブが過去に行われている。

後にも紹介するが、京都の磔磔にて2017年に行われた「怒髪天 presents “響都ノ宴” 10周年記念『夢十夜』」では、かつての楽曲のみで構成されるライブが行われた。

その中の「EARLY DOHATSUTEN YEARS 1984-1996」と題したライブでは、休止前に作られた楽曲のみで構成されたセットリストだった。

怒髪天 @ 磔磔 (京都府) (2017.10.21) | ライブ・セットリスト情報サービス【 LiveFans (ライブファンズ) 】
怒髪天 @ 磔磔 (京都府) (2017.10.21)のセットリスト(セトリ)や日程、会場、ライブ会場の客層の統計などライブがもっと楽しくなる情報が満載です。

このライブを経てからは、少しずつ活動休止前の楽曲も、通常のライブに組み込まれているようである。

2021年8月24日に行われた「怒髪天 presents 中京イズバーニング 2020 “ヤン衆&ドラゴン”」でも、活動休止前の楽曲が3曲も披露されている。

怒髪天 @ THE BOTTOM LINE (愛知県) (2021.08.24) | ライブ・セットリスト情報サービス【 LiveFans (ライブファンズ) 】
怒髪天 @ THE BOTTOM LINE (愛知県) (2021.08.24)のセットリスト(セトリ)や日程、会場、ライブ会場の客層の統計などライブがもっと楽しくなる情報が満載です。
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活動休止前の怒髪天の作品紹介

ここでは怒髪天が活動休止前にリリースしたCDを紹介する。オリジナル作品に加え、オムニバス盤に収録されている怒髪天の楽曲も併せて紹介している。

なおこちらのサイトに休止前のディスコグラフィーがあり、参考にさせていただいた。

怒髪天I (1988)

  • 発売日:1988年、1991年6月10日?(CD再発)
  • レーベル:黒天狗音盤、キャプテンレコード(CD再発)
no. タイトル
1Shot My Heart
2遠くの君から
3You Melt Into Me ~ 夜に溶けてゆく ~
4Love’s Mean
5It’s So Bad
6曇りガラスのむこうに……(Bonus Track)

1988年に黒天狗音盤(怒髪天と河童が札幌で設立したレーベル)にてレコードでリリースした作品。1991年にCDで再販され、ボーナストラックが1曲追加されている。

レコードでは、タイトルが『怒髪天』となっているが、後にメジャーから同名のアルバムが発売されるためか、『怒髪天I』と言うタイトルになっている。

2021年現在は廃盤で入手できず、筆者も入手できていない。

後に再びアルバム収録された楽曲もあるが、「You Melt Into Me ~ 夜に溶けてゆく ~」「Love’s Mean」「曇りガラスのむこうに……」の3曲は本作にのみ収録されている。

今後、廃盤のレア音源としてアルバムに収録されることを期待するのみだ。

Junkie Jungle (1990)

  • 発売日:1990年12月5日
  • レーベル:キャプテンレコード
no. タイトル
1YOUNG DAYS(怒髪天)
2SHOT MY HEART ’90(〃)
3浮世離れ(THE GAPS)
4TINY STONE(〃)
5水槽の中の魚にささぐBLUES(RUMBLE FISH)
6ヒッピーの忘れ物(〃)
7空へとんでった(SON’S TRAIN)
8オレとあいつのブルース(THE SPOTS)
9I’M TRYING(AUF-KINO)
10ろくでなしROCK(LOOSEY-GOOSEY)
11HANG OVER(〃)

キャプテンレコードから発売されたコンピレーションアルバム。怒髪天は「YOUNG DAYS」「SHOT MY HEART ’90」の2曲が収録されている。

「SHOT MY HEART」は1988年のミニアルバムにも収録されているが、おそらくバージョン違いと思われる。

こちらも入手困難盤となっているが、2012年に『キング・ソングス・オブ・キャプテンレコード』というコンピレーション盤がリリースされ、怒髪天は「YOUNG DAYS」が収録された。

「YOUNG DAYS」はソウルフルな増子氏のボーカルが印象的な楽曲。「SHOT MY HEART ’90」はファンクっぽいリフで、現在の怒髪天にもありそうなタイプの曲である。

サビで英語詞になる辺りが、初期の怒髪天らしいところかもしれない。

なお増子氏のインタビューによると、発売を記念して新宿ロフトでライブ(1990年11月20日/出演:怒髪天、RUMBLE FISH、LOOSEY-GOOSEY)が行われたとのこと。

※曲目はこちらのサイトを参考にさせていただいた。

怒髪天 (1991)

  • 発売日:1991年6月10日、2007年3月7日(再発)
  • レーベル:日本クラウン、インペリアル レコード(再発)
no. タイトル
1待男-WATING MAN-
21回休み
3It’s So Bad
4流れる雲のように
5遠くの君から
6大物-DEKABUTSU-
7色あせぬ花

日本クラウンからのメジャーデビュー盤である。アルバムの題字が、北島三郎氏によるものであることはファンの間では有名なエピソードだ。

1988年の『怒髪天I』からの楽曲「遠くの君から」「It’s So Bad」も収録されている。

最もブルース色が強い頃の怒髪天であり、憂歌団の影響を強く感じる。「流れる雲のように」はあまりに渋い楽曲で他のバンドを寄せ付けなくなってしまったとメンバーは語っている。

一方で若々しいパワーも感じるアルバムで、バンド以外の楽器も加わって、まだ現在の怒髪天とは異なる方向性も感じられる。

2007年に再販されたことで、現在でも入手できる貴重な初期の作品である。再販されたCDのブックレットには、メンバーおよび写真家の菊池茂夫氏のコメントが記載されている。

COME INTO THE WORLD (1993)

  • 発売日:1993年7月21日
  • レーベル:アリオラジャパン
no. タイトル
1赤い星、青い星(チャイララ)
2ターユマーナバルの唄(Neo Oriental Second)
3夢、クラトンにて(〃)
4キリマンジャロの雪(〃)
5Air Manis(パセリ)
6みててね(〃)
7ショートホープ(短かった希望)(怒髪天)
8世間知らずにささやかな拍手を…(〃)
9友として(〃)
10TURN TO MY LIFE(Nine Miles)
11POINT OF NO RETURN(〃)

怒髪天は3曲収録されている1993年のコンピレーション盤。情報が少なく、どういった経緯で作られたコンピなのかは不明だ。

収録された3曲はいずれもぜひ聴いておきたい名曲ばかりだ。もともとポップなメロディはあったが、さらにメロディの良さが際立っている。

ショートホープ(短かった希望)」は煙草を題材にした楽曲で、増子氏が喫煙していた時代に作られたもの。けだるいブルーステイストの楽曲であり、初期らしい楽曲である。

世間知らずにささやかな拍手を…」はやや陽気な雰囲気もありつつ、歌っている内容は後ろ向き。かなり怒髪天らしさが出始めている曲だ。

友として」は結成30年を記念した武道館公演でも披露され、友だちに向けた楽曲。怒髪天の中ではバラードに入るタイプの楽曲だ。

全体的に、暗いトーンが目立ち始めてもいるかもしれない。若さゆえのむき出しの悲しみが出ている、と増子氏も初期の作品について語っていた。

そして少しずつ現在の怒髪天の音楽性に近づいているようにも受け取れる3曲である。

溜息も白くなる季節に… (1994)

  • 発売日:1994年7月
  • レーベル:黒天狗音盤
no. タイトル
1溜息も白くなる季節に
2あかね色のトランク

1994年の札幌ライブのために制作された8cmCDシングル。タイトルの「季節」は「ころ」と読む。

ジャケットは新宿の都庁と桜、そして長髪の増子氏が佇む味わい深いもの。「溜息も白くなる季節に…」は怒髪天らしい望郷を歌った楽曲で、現在の怒髪天へ確実につながっている。

近年のライブでも演奏されることがあり、メンバーも気に入っているのではないかと思われる名曲。

あかね色のトランク」については、ここにしか収録されておらず、筆者も聴いたことがない。

痛快!ビッグハート維新’95 (1995)

  • 発売日:1995年7月7日
  • レーベル:SOY SAUCE RECORDS
no. タイトル
1江戸をKILL
2マテリアのリズム
3ソウル東京
4左の人
5お前を抱きしめたら
6歌声はいまも…
7風の中のメモリー
8夕立ちと二人
9救いの丘
10新宿公園から宇宙
11星になったア・イ・ツ
12明日の唄

活動休止前の怒髪天としては唯一のフルアルバムである。

音楽性はまだブルース色が強く、現在と異なる点もあるが、歌詞の世界観は徐々に現在に近づいている。”リズム&演歌”を謳い始めた頃であり、演歌的世界観が入り始めている。

江戸をKILL」や「ソウル東京」など、東京を前面に出した曲もなぜか多く、キーボードも取り入れている点が面白い。

左の人」や「新宿公園から宇宙」などは、現在の怒髪天に通じる歌詞の世界観であり、方向性が少しずつ固まりつつある。

明日の唄」はまさに”リズム&演歌”(と言うよりも演歌に近い)であり、かなり硬派な楽曲となっている。

特筆すべきはギターの上原子氏がリードボーカルをとった「風の中のメモリー」。実は怒髪天の人気曲の中でも上位だという噂もあるほど、隠れ名曲中の名曲である

長らく入手困難であったが、2008年10月20日にiTunes限定で配信された。しかし現在Apple Musicでは配信されていないため、再び入手不可能になったか。

活動再開後に収録された初期の楽曲と収録作品

1999年の活動再開後の作品において、休止前の楽曲が収録されたものがある。ここではどのアルバムや映像作品で聴くことができるのか紹介していこう。

なお当時の音源が収録されたもの、リメイクされたもの、休止前には収録作品がないものなど、様々な形で収録されている。

なお2021年10月20日に、”東京三十年生”と題した初期作品のリリースの発表があり、12月8日より3タイトルとスペシャルボックスの発売がアナウンスされている。

最初に休止前の楽曲のみで構成されたライブの映像作品、”東京三十年生”の企画で復刻する作品の合計3作を紹介する。その後は、リリースされた年代順に楽曲を紹介した。

怒髪天 presents ”響都ノ宴” 10周年記念『夢十夜』

  • 発売日:2018年3月14日
  • レーベル:インペリアル レコード

最初に紹介するのは、怒髪天が京都の磔磔にて行った、活動休止前の楽曲のみで構成されたライブ”EARLY DOHATSUTEN YEARS 1984-1996”を完全収録した映像だ。

このライブでは、主だった楽曲が網羅されており、活動休止前の楽曲が好きな人にとっては入手必須の作品となっている。

特にコンピレーション盤『Junkie Jungle』『COME INTO THE WORLD』 に収録された計5曲は全て演奏されている点がポイントだ。

また1991年の『怒髪天』から全曲、そしてシングル曲「溜息も白くなる季節に…」なども収録されている。MCでは当時のエピソードや、変な緊張感のあるライブだと語る増子氏も新鮮である。

なお「COME BACK HOME」は未収録曲であり、かなり貴重なテイクとなっている。

その他”FREIHEIT YEARS 1999-2004”、”EARLY TEICHIKU YEARS 2004-2006”のライブも収録され、こちらは普段あまり演奏されないレア曲中心のライブである。

Blu-Ray2枚組(DVD3枚組)と豪華な内容で、ぜひ手に取ってほしい作品だ。

リズム&ビ-トニク’21 & ヤングデイズソング

  • 発売日:2021年12月8日
  • レーベル:インペリアル レコード

”東京三十年生”の企画でリリースされるアルバム。フライハイト時代にリリースされた2004年のミニアルバム『リズム&ビ-トニク』の楽曲と、活動休止前のレア曲を収録している。

活動休止前の楽曲は、コンピ盤『COME INTO THE WORLD』から「ショートホープ(短かった希望)」「世間知らずにささやかな拍手を」、シングルから「溜息も白くなる季節に…」「あかね色のトランク」、さらに未発表曲「COME BACK HOME」である。

いずれも現在は入手困難の楽曲ばかりで、初期のファンは入手必須のアルバムとなりそうだ。

痛快!ビッグハート維新’21

  • 発売日:2021年12月8日
  • レーベル:インペリアル レコード

1995年のアルバム『痛快!ビッグハート維新’95』の復刻盤としてリリースされる。ただし後にリメイクされた楽曲は、リメイク音源が収録されるようである。

該当する曲は、「江戸をKILL II(問答無用セレクション”金賞”より)」「明日の唄(歌乃誉”白”より)」の2曲である。

その他の楽曲については記載がないため、オリジナル音源が収録されるのだろう。完全オリジナルバージョンも聴きたかったところだが、長らく入手できなかった本作が復刻されるのは喜ばしい。

F・B・H・L(『マン・イズ・ヘヴィ』)

  • 発売日:2001年9月28日、2009年12月2日(再発)
  • レーベル:FREIHEIT、インペリアル レコード(再発)

2001年にリリースされたミニアルバム。6曲目に収録された「F・B・H・L」、実は20代の活動休止前に作られ、このタイミングで収録されたとのことだ。

タイトルの由来は「For Beautiful Human Life」から。増子氏いわく”歌詞が恥ずかしい”とのことだが、怒髪天には珍しいラブソングとなっている。

ライブでも比較的演奏されることは多く、ぜひチェックしたい曲だ。それ以外にも「酒燃料爆進曲」や「杉並浮浪雲」といった名曲が詰まっており、おすすめの名盤。

なお2002年にリリースされた『武蔵野犬式』に収録の「旅路」「福音魂列車」も休止前に作られた楽曲であると、『D-stance “FREIHEIT YEARS 1999-2004″』のブックレットで書かれている。

ハナオコシ(『D-stance “FREIHEIT YEARS 1999-2004″』)

  • 発売日:2007年3月7日
  • レーベル:インペリアル レコード

活動再開後のインディーズ時代の楽曲のベストアルバムである。アルバム最後に収録された「ハナオコシ」という楽曲は、活動休止前に作られた楽曲のようだ。

”EARLY DOHATSUTEN YEARS 1984-1996”のライブでは、「狂い咲き」というタイトルがつけられて演奏されている。

収録されているのは、1999年に録音されたデモ音源である。まだ完成していない曲とのことだが、もうこれ以上推敲する作業はしないとブックレットには書かれている。

「溜息も白くなる季節に…」などにも通じる、パワーバラードである。ぜひスタジオ音源としてしっかり収録してほしい名曲だ。

YOUNG DAYS(『キング・ソングス・オブ・キャプテンレコード』)

  • 発売日:2012年10月24日
  • レーベル:SOLID

インディーズレーベルのキャプテンレコードのコンピレーションアルバムだ。

電気グルーヴの前身バンドである人生や、赤痢、the pillows、怒髪天、ニューロティカ、LA-PPISCH、BAKU、泯比沙子&クリナメン、有頂天などの楽曲が21曲収められている。

なお怒髪天は当時の音源がデジタルリマスタリングされたもの。『JUNKIE JUNGLE』に収録されていた「YOUNG DAYS」を聴くことができる。

現段階では「YOUNG DAYS」はここでしか聴くことはできないが、今後怒髪天の作品に収録されるのか注目したい。

友として(『男呼盛“紅”』)

  • 発売日:2014年4月9日
  • レーベル:インペリアル レコード

2014年に発表されたミニアルバム。年始に行われた結成30周年を記念した武道館公演で披露され、にわかに注目が集まった楽曲である。

後にリリースされる『歌乃誉“白”』とセットで企画されたミニアルバムで、ともに1曲ずつ活動休止前の楽曲のリメイクが収録された

本作には1993年のコンピ盤『COME INTO THE WORLD』から「友として」が再録された。

今よりもキーが低かった増子氏のボーカルは、むしろ渋く聞こえてくる。今聴いてもグッとくる名曲であり、ぜひとも入手してほしい音源である。

江戸をKILL II(『問答無用セレクション“金賞”』)

  • 発売日:2014年7月2日
  • レーベル:インペリアル レコード

30周年を記念した3枚組ベストアルバムからの再録である。1995年『痛快!ビッグハート維新’95』の1曲目である「江戸をKILL」のリメイク作品だ。

「II」の文字がついているが楽曲の大枠は変わらない。キーの変更と、バンドのみでのアレンジ(オリジナルは様々な効果音が入っている)で、現在の怒髪天のサウンドになっている。

休止前後期の作品だけあって、今の怒髪天と音楽性は近くなっているため違和感が全くない。オリジナルの雰囲気も損なっていないので、こちらもぜひ聴いてほしい音源だ。

流れる雲のように(『問答無用セレクション“金賞”』)2014

  • 発売日:2014年7月2日
  • レーベル:インペリアル レコード

同じく『問答無用セレクション“金賞”』のDisc3に収録されている。レア曲が収録されており、いくつかスタジオライブ音源があり、そのうちの1つ。

もともとはシングル『団地でDAN!RAN!』のカップリング曲だったのが、この「流れる雲のように」のスタジオライブ音源だ。

ベースの清水氏が加入して最初に作られたという最初期の楽曲ながら、これも現代の怒髪天らしさが感じられる。

スタジオ音源として聴くにはやや粗いかもしれないが、バンド4人のありのままの音を堪能できる貴重な音源だ。

明日の唄(『歌乃誉“白”』)

  • 発売日:2014年11月26日
  • レーベル:インペリアル レコード

『男呼盛“紅”』と対の形でリリースされたミニアルバムで、歌モノをメインに据えた作品となっている。

本作には1995年『痛快!ビッグハート維新’95』のラストに配置された、リズム&演歌を体現するような「明日の唄」が再録されている。

アレンジはほぼオリジナルを踏襲しているが、増子氏のボーカルが断然今の方が良い。オリジナルはやや大げさなボーカルとなっているが、再録バージョンはありのままの歌い方になっている。

年月をかけてだみ声のボーカルを獲得してきた増子氏、その迫力が見事にこの曲で結実していることを確認できるのではなかろうか。

まとめ

今回は怒髪天の活動休止前の作品・楽曲に注目して、情報をまとめてきた。

しかしおすすめしておきながら、オリジナル盤は入手困難なものが多い。後半で紹介した、再録バージョンを手にしていただければと思う。

そして ”東京三十年生” の企画では、コンピ盤やシングル曲など入手困難な作品の復刻がアナウンスされた。詳しい情報は、ぜひ怒髪天のホームページ等をチェックしていただきたい。

怒髪天のルーツであり、また今とは違った魅力あふれた初期の楽曲も、振り返る機会になりそうだ。

怒髪天のカバー作品をまとめた記事はこちら

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