RINGOMUSUME(りんご娘)はなぜ今全員が卒業するのか? – 公式・メンバーコメントから読み取れること

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青森県を中心に活動する女性ダンス&ボーカルグループ、RINGOMUSUME(りんご娘)から驚きの知らせが届いた。

2022年3月末をもって、現メンバー王林・とき・彩香・ジョナゴールドの4人全員が卒業するというものである。

これまで幾度もメンバーの卒業を経験したグループではあるが、ここまで体制を一新するという事態は初ではなかろうか。

筆者はずっとグループを追い続けていた訳ではないものの、リリースイベントなどに足を運ぶなど、関心を寄せていたグループだった。そんな私でも、メンバー全員卒業と言う事態は動揺を隠せなかった。

最初に思ったのは、「すごく充実しているように見えたのになぜ…?」というものだった。私自身の心を落ち着けたい思いもありつつ、なぜ今全員が卒業なのか、書いてみたいと思った。

しかし本当のことはわからないし、まして本当に細々と応援してきたファンに何が書けるのかとも悩んだ。

そこで、公表された公式・メンバーからのコメントを読み込み、その言葉の中から何かヒントを得ようと言うのが、この記事の趣旨である。

文章にはその人の思いがにじみ出る。いったいどんな思いをもって、今回の事態に至ったのか、文章だけで探ってみたいと思う。

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RINGOMUSUME(りんご娘)の近年の状況について

少しだけ、近年のRINGOMUSUME(りんご娘)の状況に触れておきたい。

現在の4人体制は、2015年10月に「アルプスおとめ」から「ジョナゴールド(2代目)」と「彩香」が加入したところからスタートした。

4人体制になってからの特徴の1つは、楽曲の充実であった。作詞・作曲やサウンドプロデューサーに多田慎也氏を迎えるようになり、よりスタイリッシュな楽曲が増え始めた。

16thシングル『Ringo star』から現体制の楽曲がスタートする。

そして2017年には12年ぶりとなるフルアルバム『RINGOSTARS』が話題になった。良質な楽曲と発売後のリリースイベントやライブを頻繁に行い、着実にファンを増やしていった。

その後もコンスタントに作品をリリースし、2021年には4thアルバム『Eternity』をリリースしていた。

加えて、地元である青森県に根差し、地元の活性化と第1次産業をエンタテイメントで元気づける、というグループのコンセプトも重要なポイントであった。

2000年に結成された”ご当地アイドル”の最古参として、見事に地元での支持を集め、テレビ番組やイベントに出演してきた。

2020年より就農Web番組「RINGOMUSUMEの産地直送 日本最高!!」が公式YouTubeチャンネルで配信開始となった。

そうしたグループ活動の充実がみられると同時に、メンバーの個人活動が盛んに行われるようになってきていた。

目を見張るのは、リーダーである王林の活躍であろう。青森での活動だけでなく、全国ネットの地上波番組で、引っ張りだこの存在となっている。

「踊る!さんま御殿!!」に出演し、”天然”キャラで明石家さんま氏も完敗、などと言う記事も出るほど、トークで人気を博している。

明石家さんま、王林の“天然”攻撃に完敗「今年中に芸能界やめます」 | RBB TODAY
明石家さんまが、24日放送の『超踊る!さんま御殿!!』(日本テレビ系)で、りんご娘・王林に完敗宣言をする一幕があった。

またジョナゴールドは、女優としての活動が注目されている。

2021年に公開された映画「いとみち」では、主人公いと(駒井蓮)の友人役として出演。長編映画初出演ながら、味わい深い演技が素晴らしかった。

このようにグループとしても、また個人活動としても最盛期と言っても良い状況であった。そして現在の4人体制は7年を迎えようとしており、グループの歴史の中でも長く安定した時期だった。

そんな中で突然のメンバー全員卒業の告知であった。多くの人が驚きをもってこの事実を受け止めたに違いない。

なぜ今、このタイミングだったのか?公式・メンバーのコメントから紐解いていくと、唐突なものでもなかったのではないかと思えてきた。

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リンゴミュージック・弘前アクターズスクール代表樋川新一氏のコメント

まずは送り出す側である、事務所のコメントから読み解いていきたい。

所属事務所リンゴミュージックの代表である樋川新一氏のコメントが、2月9日にオフィシャルサイトに掲載された。

「とき」「王林」「ジョナゴールド」「彩香」グループ卒業のお知らせ
いつもRINGOMUSUME(りんご娘)を応援いただき、誠にありがとうございます。この度、メンバーのとき・王林・ジョナゴールド・彩香が、2022年3月末日をもちまして、グループを卒業することになりまし

一読した印象では、コメントからは悔しさや悲しみなど、ネガティブな要素は感じられなかった。出されたメンバー全員が卒業と言う結論に、モヤモヤしたものは文章からは見られないのである。

中でも筆者が最も印象に残ったのが、「りんご娘というグループは、各個人の夢実現への踏み台と考えております」と言うコメントだ。

ここには代表である樋川氏の、グループに対する自信と信念を強く感じるものだった。

ではRINGOMUSUMEというグループは、いったいどんな思いで作られたグループなのか。

樋川氏がグループを作るもととなった、弘前アクターズスクールを立ち上げるにあたって2000年に出されたコメントに、その答えがあった。

※2000年に出された樋川新一氏のコメント

ABOUT | RINGO MUSIC
青森県に生きる、ヒト、モノ、コトをユーモアと情熱でプロデュース。 青森県に生まれたご縁を生かし、 地球に住むすべての人たちの役に立ちたい。

樋川氏は、青森県が「情報・意識レベルに大きなギャップがある」とし、「若者達がエネルギー・時間を無駄にはして」いないかと考えた。

「青森県が魅力ある、面白い、豊かな街になる」ために、何もないところから始められるのが、芸能・音楽等だと感じたそうだ。

加えて青森と言う場所が、若者にとって「感性を育てる上でも最高の土壌である」としている。

卒業に対するコメントに戻れば、「各個人の夢実現への踏み台」とは、まさにグループ設立当初の理念に通じると感じた。

つまり、RINGOMUSUMEのメンバーが、芸能を通じて青森を活性化する役割を果たしたとともに、十分に芸能の感性が育ったと言うことである。

そして彼女たちは次なる目標に向かって、巣立っていくタイミングだった、ということが、卒業の大きな理由と言うことなのだろう。

メンバーの成長を見守ってきた樋川氏としては、メンバーが巣立っていくタイミングを読み取り、後押ししたのではないかと思った。

彼女たちのやりたいことを汲んで、グループに縛るのではなく、それぞれの夢の実現のための舞台としてグループを考え、メンバーにとってその舞台の役割は終わった、ということだったのだ。

所属するメンバーをよく見て、考えてのコメントだったように思う。

その一方で、代表としてはメンバーの人生だけでなく、屋号・コンセプトとしてのRINGOMUSUMEを守っていくと言う役割もある。

その意思を強く感じたのが、「100年続くグループを目指して行きますので」と言う部分だった。

なるほど、RINGOMUSUMEの活動の充実・ピークと言うことは、この後はグループとしてはどうやっても緩やかにも衰退していくものである。

ましてメンバーの中で次なる目標を持ち始めたところでは、どうしても4人で全力で続けていく今の盛り上がりは維持することができない。

組織を長く維持するためには、変化がどうしても必要である。

変化のあり方として、メンバーという人はかえずに、やり方を変えていく方向と、メンバーをかえてグループを一定に保っていく、という2つの方向性があるのだろう。

同じ地方アイドルで言えば、前者の形で続いているのがNegiccoであろう。NegiccoはNao☆・Megu・Kaedeという3人でしか成立しないことを前提に、彼女たちの変化に合わせて活動も変化してきた。

2003年結成の新潟発アイドルNegiccoはなぜ解散することなく続いてきたか? – グループの歩みと魅力、そしてこれから

しかしRINGOMUSUMEは後者を選択してきたグループであり、それだけ代表が青森県を活性化させるプロジェクトへの思いと覚悟を持っていると、感じるところである。

実際に20年以上にわたり続いてきたグループである。メンバーの卒業に当たっては、いつも感謝をもって送り出し、また新たなメンバーとグループを作り上げ、維持してきたのであろう。

メンバーの今の状態とグループを長く続けること、この2つからつらくとも”ここから巣立つ”ことが、メンバーにとっても、そしてグループにとっても重要な時期だったのだと思った。

メンバー(王林・とき・彩香・ジョナゴールド)からのコメント・今後の活動

代表である樋川氏のコメントからは、”なぜ今卒業なのか?”ということが、何となく読み取れた。では、”なぜ4人同時に卒業なのか?”という疑問が残る。

続いて、メンバーの4人からのコメントから、その辺りを読み解いてみたい。RINGOMUSUMEの公式noteに4人からのコメントが公開されている。

※卒業に関するメンバーからのコメント(note)

「とき」「王林」「ジョナゴールド」「彩香」グループ卒業のお知らせ・メッセージ|RINGOMUSUME(りんご娘)|note
いつもRINGOMUSUME(りんご娘)を応援いただき、誠にありがとうございます。この度、メンバーのとき・王林・ジョナゴールド・彩香が、2022年3月末日をもちまして、グループを卒業することになりましたことをご報告いたします。 リンゴミュージック代表・樋川新一からのコメントはRINGOMUSUME公式サイトよりご覧...

まずはリーダーの王林のコメントが、メンバーとして、かつグループ全体を俯瞰して見た上でのコメントになっていた。

王林のコメントから感じられるのは、現体制の4人でのRINGOMUSUMEへの愛と、何とか存続させたいと言う強い思いである。

それは「この4人でりんご娘として生きていきたいという想いが強かった」や、「リーダーとしてなんとかこの4人のりんご娘を存続させる道はないか」という、ストレートな書きぶりに表れている。

また、この4人で決めて行動する、ということを大切にしているように思えた。つまり誰かが納得できない形での結論は出したくなかったのだろう。

そのため「メンバーの気持ちを尊重して応援しよう」と言う結論に至ったのだ。

先の樋川氏のコメントでも触れたが、RINGOMUSUMEは固定メンバーで活動するグループではなく、メンバーの卒業を経験しながら、20年続いてきた。

しかし2015年に現体制が出来上がってから、およそ7年と言う長期間にわたって、4人での活動が続いてきた。

既に15年続いてきたグループではあったが、この7年の4人でのRINGOMUSUMEは特別なものであり、1つのパーマネントなメンバーのグループの様相を呈していたように見える。

この4人の結束が、最後の最後まで同じ選択肢をとること、つまり全員が卒業をする、と言う道を選ばせたのかもしれない。

あるいは、4人体制での”RINGOMUSUMEが解散する”と言い換えても、あまり違和感はない。

ただし、メンバーそれぞれの思いは、複雑なものもありそうである。メンバーの今後について、コメントから読み取れる範囲で表にまとめてみた。

※2022年4月より、明らかになった今後の活動について追記した。

名前加入期(年代)リンゴミュージックへの在籍今後の活動
王林第7期(2013)在籍「王林」として活動を継続、株式会社ボンドに所属(2022年4月2日発表)
とき第6期(2010)退所新天地での別の活動→関西を拠点に「和海/Nagomi」として芸能活動を行う(2022年4月1日発表)
彩香第8期(2015)退所モデル→東京を拠点に「赤坂麻凪」として芸能活動を行う(2022年4月3日発表)
ジョナゴールド第8期(2015)在籍「ジョナゴールド」としてソロアーティスト・女優

まず所属事務所に在籍するかどうか、については、とき・彩香の2名は退所を表明している。逆にジョナゴールド・王林は在籍を続けると言う。

王林は「今後も王林として青森のためになることを頑張ります」と述べ、今後も「王林」の名前で活動を続けると宣言した。

※2022年4月2日にスタッフTwitterが開設され、株式会社ボンドに所属することが明らかとなった。

またジョナゴールドは「リンゴミュージック所属のソロアーティストとして音楽を頑張ります」として、音楽活動は継続する意向を示している。

※2022年4月2日にジョナゴールドの公式Twitterが開設された。

ここから推測するに、ジョナゴールド・王林はりんご娘としての活動もあり得たのかもしれない。しかしこの2人で継続する、あるいは新メンバーが加わると言う選択肢はとられなかった。

事務所を退所する残りの2名に関して、まず彩香はモデルと言う昔からの夢への思いが強まっている様子が見える。

※2022年4月3日に「赤坂麻凪(あかさかまな)」として東京で芸能活動を続けることがツイートされた。

そして最も気になったのはときのコメントであった。

これまでについて「楽しいことだけではありませんでしたが」とあり、新たな場での活動も「辛いことも苦しいことも待っているかもしれませんが」とある。

今回選択したことが、いずれをとっても苦しさの伴うもの、と捉えているようであり、今回の決断に対して、最も悩んだメンバーだったのではないか、とコメントだけ読むと窺える。

そして唯一コメントの中で、「メンバー」と言う言葉を使っていない。意識したものでなかったとしても、自分自身がどうしていくのか、という思いが強く表れたものにも思える。

※2022年4月1日に関西を拠点に「和海/Nagomi」として芸能活動を行うと、ツイートされた。

これ以上の詮索は野暮というものだが、コメントを読むだけでも、メンバーによって抱えている思いや、今後についての見通しも様々であることが分かる。

道が分かれ始めてしまった今、何とか4人で活動を続けながら、それぞれの自己実現をすることは、並び立たない状況まで来ていたのだろう。

それでも4人で作り上げてきたRINGOMUSUMEであり、最後を微妙な形では終わらせたくはない、という思いもあったのではないかと思う。

全員が卒業と言う選択は一蓮托生であり、メンバー4人の結束の強さを思わせる決断だったのではないか。

4人のRINGOMUSUMEが見られなくなることは残念なことではあるが、4人の結束力が全員揃って卒業と言う形を選ばせたように筆者には思えた。

まとめ

今回は青森県のご当地アイドル、RINGOMUSUMEの4人全員卒業と言う動きについて、公式に出たコメントだけから推測できることを書いてみた。

いつも輝いていた4人のRINGOMUSUMEが見られなくなるのは、残念である。彼女たちは、コメントの中で「farmer(ファンのこと)」の人たちを気遣う内容が多く見られた。

そんな彼女たちの優しい人柄に惹かれたファンも多く、同業のアイドルや地元の企業などからも多くの応援ツイートがみられた。

一度なくなったものは、他のものでは埋められない。彼女たち4人のRINGOMUSUMEがなくなることは受け入れるほかないが、今回記事を書いたことで、彼女たちらしい選択だったと思えた。

もちろんRINGOMUSUMEは解散ではないし、4人のメンバーはこれからが新たなスタートである。

そして3月末までには東京でご当地アイドルが結集する4マンライブ、弘前では現体制ラストライブが企画されている。最後まで現体制でのRINGOMUSUMEの活動に注目していきたい。

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