【自部屋の音楽が選ぶ】2020年発売のおすすめアルバム

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音楽
画像出典:Amazon

新年明けましておめでとうございます。2021年も変わらず、音楽について発信を続けていきたいと思う。

2020年はブログ「自部屋の音楽」を再開し、多くの記事を公開してきた。人間椅子を中心にあらゆる音楽について紹介することができたと思う。

10月頃から1組のアーティストを掘り下げる以外にも、各月によく聴いたアルバムも紹介するようにした。より幅広い音楽ジャンルを扱いたいという思いからである。

今回はその拡大版として、2020年に発売されたアルバムの中で、筆者がよく聴いたアルバムを紹介したい。

2020年はコロナ禍により音楽業界も大きな影響を受けたものの、良作もたくさんリリースされている。年の後半の作品がまだ追いついていないため、前半を中心に紹介する。

なお紹介する順番はリリースの早い順である。

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Kaede – 今の私は変わり続けてあの頃の私でいられてる。

  • 発売日:1月1日(水)

NegiccoのメンバーであるKaedeによるソロ1stアルバムである。既に当ブログで紹介しているため、以下のリンクをご覧いただきたい。

全体を通じて良質なポップスのアルバムに仕上がっており、ゆったりと時が流れていくような心地よいアルバムだ。

既にソロとして2ndミニアルバム『秋の惑星、ハートはナイトブルー。』が発売しており、今後もソロとしての活動に注目だ。

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sleepy.ab – fractal

  • 発売日:1月29日(水)

3ピースバンドのsleepy.abによる久しぶりのアルバム。こちらも既にブログ記事で紹介しているため、詳細は以下のリンクを確認されたい。

”眠る前に聴く音楽”にふさわしく、浮遊感のあるサウンド・ボーカルが心地よい。オルタナをベースにアンビエントやソウルなども感じさせる充実作だ。

NakamuraEmi – NIPPONNO ONNAWO UTAU BEST2

  • 発売日:2月5日(水)

NakamuraEmiはヒップホップレゲエ等に影響を受けた女性シンガーソングライターである。2007年にポップスの歌手として活動を始め、2011年に現在のスタイルとなっている。

歌とヒップホップを行き来するような独特な歌唱スタイルが特徴だ。そして生活に寄り添った歌詞の世界も多くの人の共感を呼んでいる。

筆者は怒髪天ボーカルの増子氏の番組「音流」で知ったように記憶しているが、代表曲の「YAMABIKO」のパワーに圧倒された。

ヒップホップやソウルを感じさせるボーカルに、非常に簡素にまとめられたアレンジがかっこいい。

前作のベスト盤「NIPPONNO ONNAWO UTAU BEST」に続く、メジャーデビュー後の楽曲を集めたのが今回のアルバムである。

ミニアルバム3枚からの選曲に加え、シングルのみの楽曲や新曲が収録されている。

アルバム初収録となる楽曲の中には、子ども虐待防止活動に賛同して制作された「ふふ」があり、決して堅苦しくない味わい深い歌詞が彼女らしい。

メジャーデビュー後も変わらず、よりパワーアップしたNakamura氏の音楽を堪能できる1枚となっている。

Ozzy Osbourne – Ordinary Man

  • 発売日:2月21日(金)

Ozzy Osbourneによる10年ぶりのソロアルバム。詳しくは当ブログの以下のリンクを参照されたい。

時系列を追ってオジーソロ作品を聴いてはいなかったが、オジーの魅力が詰まった1枚に仕上がっている。

オジーの過去を振り返るようなMVがいくつも制作されており、これまでのオジーの音楽の総決算的なアルバムともいえるかもしれない。

Tycho – Simulcast

  • 発売日:2月28日(金)

Tychoはアメリカ・サンフランシスコを拠点に活動するScott Hansenによるソロプロジェクト。エレクトロニカの代表的なアーティストとして知られる。

2011年にリリースされた『Dive』の広がりのあるサウンドが魅力的であり、その後もこの作品の路線で2016年に『Epoch』、2019年に『Weather』がリリースされた。

この2作品はともにグラミー賞にノミネートされるなど、注目を集めている。インスト主体だったが、『Weather』では大胆にボーカルを取り入れた楽曲が話題であった。

Mikikiではコラム「ティコ(Tycho)はなぜ『Weather』で歌に向かった?」を公開しており、そちらもぜひお読みいただきたい。

今年リリースされた『Simulcast』は『Weather』の楽曲のインストバージョンや新曲によって『Weather』を再構成したアルバムとなっている。

1曲目には「Weather」が配置され、前作ではラストに配置された楽曲が1曲目となるのも面白い。

エレクトロニカというジャンルの中にあって、ダンスミュージック的な要素だけでなく、環境音楽を思わせる部分も多い。

アッパーなビートよりも、ゆったりと流れる時間の中に溶け込んでいくような音楽が心地よい。ぜひ『Weather』とセットでこのアルバムを聴いてみることをおすすめしたい。

スピラ・スピカ – ポップ・ステップ・ジャンプ!

  • 発売日:3月18日(水)

このバンドも怒髪天の増子氏がメインMCを務めるテレビ番組「音流」で知った。その際に流れていた「小さな勇気」が耳に残っていた。

日本の音楽のメインストリームでも多様なジャンルが混在する状況ではあるが、スピラ・スピカは今時にない”古き良きJ-POP”を感じさせるメロディで大変好感を持てた。

わかりやすく良いメロディを久しぶりに聴いた、と感じ、アルバムも聴いてみようと思った。彼らの1stフルアルバム『ポップ・ステップ・ジャンプ!』の全曲試聴できる動画がある。

アルバムを通じても、わかりやすく良い曲が並んでいる印象だ。タイトル曲「ポップ・ステップ・ジャンプ!」もハッピーな雰囲気が伝わってくる良曲だ。

そのほか、TVアニメ『みだらな青ちゃんは勉強ができない』エンディングテーマの「恋はミラクル」もストレートなメロディラインでおすすめだ。

一周回ってこういったストレートなグループの音楽が良いな、と思う。変わらずポップで良い曲を作り続けてほしいなと感じている。

Dizzy Mizz Lizzy – Alter Echo

  • 発売日:3月20日(金)

デンマークの3ピースバンド、Dizzy Mizz Lizzyの4枚目となるアルバムである。1994年『Dizzy Mizz Lizzy』と1996年『Rotator』の2枚のアルバムをリリースし、1998年に解散した。

2010年に一度再結成し、その後2014年に二度目の再結成を果たし、20年ぶりの3rdアルバム『Forward In Reverse』をリリースした。

前2作と変わらず、ハードロックオルタナティブロックが融合したバンドサウンドを聴かせてくれる良作であった。

そして4年ぶりの新作が今回の『Alter Echo』である。本作はかなりプログレ的なアプローチであり、”アルバム”であることにかなりこだわった作品のようだ。

楽曲の収録時間も、レコードのA面・B面に収まる時間で作られており、アルバムを単位とするロックミュージックを思わせる作品になっている。

個々の楽曲もこれまでよりも重厚な楽曲が増えており、「In The Blood」がまずMV公開されている。

そしてのちには「The Middle」もヘビーな曲調であり、軽快な曲調は少ないアルバムとなっている。

これまでの作品では個々の楽曲のキャラクターが強いイメージもあったバンドではあるが、今回はアルバム1枚でまとめて聴くのにおすすめの作品だ。

まだ十分に聴き込めていないところもあるが、じっくりと音に耳を傾けたくなるような作品である。

Lucifer – Lucifer III

  • 発売日:3月20日(金)

Luciferは以前The Oathに在籍した女性ボーカル、ヨハナ・サドニスを中心としたハードロックバンドだ。70年代を思わせる楽曲とサタニックな雰囲気が魅力のバンドだ。

すでに発売した頃に、当ブログの以下のリンクから紹介記事を読むことができる。詳しいバンドの来歴や個々の楽曲についてはそちらを参照されたい。

本作を含めて3枚のアルバムをリリースしているが、本作が最も名盤だと思う。1枚目はドゥームメタルを思わせる内容だったが、徐々にハードロック化していった。

本作が最もハードロック色が強く、リフや展開においてクオリティが高い作品になっている。

Tower of Power – Step Up

  • 発売日:3月20日(金)

Tower of Powerは1968年から活動を続けるファンクバンド。来日や日本のミュージシャンとの交流もあるバンドだ。

有名な作品としては1973年『Tower of Power』や次の1974年『Back to Oakland』辺りの作品だろうと思う。筆者も手元にはこの2作の音源があった。

この時期の作品は硬派なファンクというイメージであった。80年代以降は不遇の時代もあったようだが、90年代以降にファンクの再評価があり、定期的にリリースも行っている。

ただオリジナルアルバムとしては、2018年『Soul Side of Town』が15年ぶりとのこと。結成50年を記念して制作され、非常に充実度の高い作品だった。

その前作と対をなすのが、本作『Step Up』である。前作と同時期に作られた楽曲だが、こちらも非常にクオリティの高い楽曲が並んでいる。

1974年の『Back to Oakland』のような序曲の後で、タイトル曲「Step Up」が始まる。本作の特徴として、ややAOR的なメロディアスな楽曲である点が挙げられる。

またかなり硬派なファンクのイメージの「Look In My Eyes」ではMVが制作されている。

全体を通じてサウンドのクオリティが高く、ゴージャスなムードが漂う。AOR的な要素も個人的には大歓迎であり、前作『Soul Side of Town』とセットでおすすめしたい。

ジャパハリネット – RE:BEST

発売日:3月25日(水)

2000年代前半に活動し、2007年に解散したジャパハリネット。2015年に再結成後、ファン投票によって選曲されたベストアルバムが制作された。

筆者がすでに以下のリンクで、新旧のアレンジを比較しながら、アルバムをレビューしている。

年齢を重ねて、楽曲に演奏・編曲が追いついてきたような印象がある。かつての楽曲がよりクオリティが上がっており、聴きやすくなっている。

かつてジャパハリネットを聴いていた人にも、ぜひおすすめしたい内容のアルバムだ。

Ryu Matsuyama – Borderland

  • 発売日:4月29日(水)

イタリア出身のRyuが中心となって結成されたピアノ3ピースバンドの最新作。既に以下のリンクにて詳しくレビューしているので参照されたい。

ポップなメロディと高揚感のあるサウンドが魅力的である。またボーカルRyu氏のソウルを感じさせる歌も心地よい。

爽やかな良作であり、移動などのBGMにもぴったりである。

野村美菜 – オリジナルベスト2020

  • 発売日:6月3日(水)

野村美菜は日本クラウンに所属する女性演歌歌手である。2004年に三代目コロムビア・ローズとして、コロムビアミュージックエンタテインメント(現・日本 コロムビア)からデビュー。

日本クラウンに移籍し、活動16年目となり、2つのレコード会社から発売された楽曲を集めた唯一のベストアルバムである。

筆者としては三代目コロムビア・ローズ時代によく聴いていた。最初のアルバムとしてリリースされた

本作では三代目コロムビア・ローズ時代の楽曲も新録されており、野村美菜氏の歌手としての成長ぶりを堪能できる楽曲となっている。

収録されている三代目コロムビア・ローズ時代の楽曲では、2012年の「深川ブルース」がある。

味わい深いブルースであり、本作では新録バージョンで楽しむことができる。近年の楽曲はあまり聴いていなかったが、よりレベルアップした歌唱を堪能できる

日本クラウンへの移籍後初の楽曲「千曲川哀歌」は王道の歌謡曲調の楽曲である。

より大人の落ち着いた雰囲気の楽曲が似合う歌唱へと成長している様子がうかがえる。初めて聴く人にもおすすめのアルバムとなっている。

eastern youth – 2020

  • 発売日:8月19日(水)

1988年に結成された3ピースバンド、eastern youthの最新作である。2015年にベース村岡ゆか氏が加入して2作目のアルバムだ。

レコーディングが新型コロナウイルス感染症拡大の影響を受けつつも、無事に完成することができたとのこと。タイトルも『2020』とこの1年を象徴するものとなっている。

村岡氏の加入後のeastern youthはどこか爽やかな印象が強くなった。バンドの風通しがよくなったのか、轟音の中にもさっぱりとした肌触りである。

リードトラックは1曲目の「今日も続いてゆく」。近年の楽曲らしい、ミドルテンポで広がりのあるサウンドが魅力的だ。

本作で歌われているのは、社会を取り巻く状況がいかに変化しようとも、一人ひとりの生活は淡々と続いていくというもの。

大局的に物事を見れば大きな変動のあった1年だったが、一人の人生や生活はずっと続いていく。そんなシンプルなことを歌っている点が興味深い。

アルバムとしても前作以上に風通しがよく、あっという間に最後まで聴ける心地よさがある。筆者としてはここ数作で最も好きなアルバムとなった。

今後ぜひじっくりとレビューの記事を書きたいと思う。

※eastern youthについては、おすすめのアルバムについて以下のリンクから紹介記事を見ることができる。

人間椅子 – 無限の住人(再発売)

  • 発売日:8月19日(水)

活動30年を超えて、なおパワフルに活動している人間椅子。アニメ「無限の住人-IMMORTAL-」の主題歌を担当したことで、1996年の6thアルバムが再発売された。

ここ最近は入手困難な状況が続いていたため、最近ファンになった人には嬉しいニュースだった。

さらにリマスターでの発売、アルバム未収録曲「桜下音頭」、そしてアニメ「無限の住人-IMMORTAL-」の主題歌「無限の住人 武闘編」も収録されることになった。

昔からのファンでも改めて入手したいと思わせる内容である。そしてリマスターされた音源は、より良い音で聴くことができる。

詳しくは以下のリンクから、リマスターバージョンを聴いた雑感を読んでいただきたい。

アルバムの内容は、コンセプトアルバムながら人間椅子のオリジナル作品としてしっかり楽しめる。ぜひこの機会に入手していただきたい。

以上14枚のアルバムを紹介してきた。今年もコロナ禍ではありながら、良い作品が作られたことに有り難い気持ちになった。

2021年も積極的に新しいアルバムを聴いていきたいと思う。

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