今年でメンバー全員が還暦を迎える日本のハードロックバンド人間椅子、2025年には新作『まほろば』をリリースし、その楽曲は300曲近くにものぼる。
人間椅子の楽曲の中には、たとえば「りんごの泪」「人面瘡」「黒猫」「死神の饗宴」など、ベストアルバムに入る常連曲があり、ライブでの定番曲でもある。
その一方で、ライブでの披露もそれなりに多く、人気も高いと思われるが、なぜか一度もベストアルバム入りしていない楽曲が存在する。
今回はそんなベストアルバムになぜか入らない、代表曲だと筆者が感じている15曲を集めて紹介する。そしてなぜベストアルバム入りしないのか、その理由も探ってみた。
なぜかベストアルバムに一度も入ったことのない人間椅子の15曲
今回注目したいのは、人間椅子の定番~準定番曲に位置しそうな楽曲ながら、なぜか一度もベストアルバム入りしたことのない楽曲たちである。
ちなみに、これまで人間椅子は5枚のベストアルバムをリリースしている。(2026年1月時点)
- ペテン師と空気男〜人間椅子傑作選〜(1994)
- 押絵と旅する男〜人間椅子傑作選 第2集〜(2002)
- 人間椅子傑作選 二十周年記念ベスト盤(2009)
- 現世は夢 〜25周年記念ベストアルバム〜(2014)
- 人間椅子名作選 三十周年記念ベスト(2019)
1.は初期のメルダック在籍時の楽曲、2.は1995年~2001年リリース作のみ、3.以降はオールタイムベストである。
なお最新のベストアルバムの選曲の時期に入っているのが、2019年の『新青年』までであるから、それ以前の楽曲から選ぶことにした。
(2021年『苦楽』以降のアルバムは、まだ一度もベストアルバム入りしたことがないため)
なおライブアルバムはベスト盤としてはカウントしていない。
ライブでの披露の頻度を加味しつつ、ベスト盤に入ってもおかしくないクオリティ・人気度の楽曲を15曲選んで紹介している。
各曲についてライブでの披露の頻度の印象、またライブ盤や映像への収録があるかなども書き添えている。
※【人間椅子】歴代ベストアルバムのおすすめポイントを紹介 – ベストに収録のレア曲・新曲・新録情報も
人間失格
- 作詞:和嶋慎治、作曲:和嶋慎治・鈴木研一
- 収録アルバム:『人間失格』(1990)
人間椅子のデビュー作『人間失格』のタイトル曲である。ヘヴィなリフに前衛的なボーカルで、いかにも初期の人間椅子らしい楽曲である。
またプログレ風の長い中間部は見事な構築ぶりで、デビュー前からのレパートリーとは思えない完成度である。
ライブでの頻度もそれなりに多い曲なのに、なぜかベスト盤には一度も入る機会がない。
今回取り上げなかった「黄金の夜明け」もそうだが、アルバムタイトル曲はなぜかベストに入らない傾向にある気がしている。
「怪人二十面相」「見知らぬ世界」は、時期を限定したベスト盤『押絵と旅する男〜人間椅子傑作選 第2集〜』にこそ入ったが、後のベスト盤にはいずれも一度も収録されていない。
なお2017年のライブ盤『威風堂々~人間椅子ライブ!!』には収録されている。
桜の森の満開の下
- 作詞:鈴木研一、作曲:鈴木研一・和嶋慎治
- 収録アルバム:『人間失格』(1990)
2ndアルバムのタイトルにも起用された、『人間失格』のラストに配置されている力作である。鈴木氏が中心となって作曲した、Black Sabbathリスペクトが感じられる楽曲だ。
初期はライブの終盤に披露されていたようで、2015年の映像作品『苦しみも喜びも夢なればこそ「現世は夢~バンド生活二十五年~」渋谷公会堂公演』に収録されている。
ライブでは結構演奏されることの多いこの曲だが、ベスト盤とは縁がない。直接の原因なのかは分からないが、歌詞を鈴木氏は問題視していた。
「沼に潜むは蛙や海星や鯰」の部分で、海星がなぜか淡水に生息しているというミスをしてしまったのであった。そういった惜しいところに原因があるのかもしれない。
爆弾行進曲
- 作詞:和嶋慎治、作曲:鈴木研一・和嶋慎治
- 収録アルバム:『桜の森の満開の下』(1991)
2ndアルバム『桜の森の満開の下』の冒頭に配置された、非常に勢いのある楽曲である。過去から現在に至るまで、ライブの序盤で”切り込み隊長”的な位置で奮闘してきた曲だ。
そんな功績がありながら、ベスト盤もライブ盤にも収録されていない。強いて言えば、2014年の『無頼豊饒』の初回限定盤に収録されたライブ映像で観ることができるくらいだ。
これは1stベスト『ペテン師と空気男〜人間椅子傑作選〜』の選曲方法に難があったためと思われる。本作はライブの定番曲より、シングル収録曲が優先的に選ばれているのだ。
1stベストへの収録でタイミングを逃してしまい、後のベストに入るほどの定番の地位は得られなかった、これもまた惜しい曲なのである。
水没都市
- 作詞・作曲:和嶋慎治
- 収録アルバム:『黄金の夜明け』(1992)
海の底に沈んだ文明に思いを馳せる男の歌であり、名盤と言われる3rd『黄金の夜明け』の中でも、とりわけ人気が高いと思われる楽曲である。
ダウンチューニングを用いたヘヴィなリフと、美しいメロディが交錯し、暗さと美しさが同居する、初期人間椅子にしか醸し出せない味わいがある。
この曲も1stベストの選曲に難があったこともあり、漏れてしまったと思われる。ただ表にガンガン出ていくタイプと言うより、裏でひっそり人気がある曲の方が合っているかもしれない。
ただ2010年のライブ盤『疾風怒濤〜人間椅子ライブ!ライブ!!』には収録されており、やはりライブでは結構披露されている楽曲なのだ。
狂気山脈
- 作詞:和嶋慎治、作曲:和嶋慎治・鈴木研一
- 収録アルバム:『黄金の夜明け』(1992)
H・P・ラヴクラフトの小説タイトルや世界観を借りた、プログレ風味の力作である。ダウンチューニングを用いないで、ここまでのヘヴィさ・怪しさはお見事の一言である。
楽曲の中で静と動が見事に絡み合い、全体的にはどっしりした曲調の中に激しさや悲しさ、恐怖などが見事に描かれている。
ライブでの演奏頻度も比較的高く、ライブ音源・映像は2017年のライブ盤『威風堂々~人間椅子ライブ!!』にも収められ、和嶋氏のギターソロもたっぷり聴くことができる。
この曲も1stベストに漏れたのと、やはり隠れた名曲と言う位置づけであるのだろう。またギターソロが長いなど、演奏部分が長過ぎる曲も、ベスト盤では敬遠されるのかもしれない。
踊る一寸法師
- 作詞:和嶋慎治、作曲:鈴木研一
- 収録アルバム:『踊る一寸法師』(1995)
唯一のインディーズ作『踊る一寸法師』のタイトル曲である。これぞ鈴木節というシンプルにして暗黒感が満載、不気味な笑い声も飛び出して、恐怖一色である。
和音が2つか3つしか出て来ないのが逆に不気味さを醸し出している。中間部の静けさはプログレ風味ではあるが、この部分もただただ不気味なのだ。
ライブでは音源以上の迫力で素晴らしいの一言。一時期あまり披露されていなかったが、10年くらい前から披露されると、圧倒的パフォーマンスが人気を博して、頻度が増した印象である。
2ndベスト『押絵と旅する男〜人間椅子傑作選 第2集〜』にすら漏れた理由としては、アルバム『踊る一寸法師』が名作過ぎて、他に収録を優先する曲が多過ぎたことが1つだろう。
そしてやはり恐怖が前面に出過ぎていることも”自粛”という感じだったのかもしれない。ライブ映像としては『威風堂々~人間椅子ライブ!!』の初回盤DVDなどで見ることができる。
愛の言葉を数えよう
- 作詞・作曲:和嶋慎治
- 収録アルバム:『修羅囃子』(2003)
ドラマーの後藤マスヒロ氏の在籍が最後となったアルバム『修羅囃子』の中で、当時は和嶋氏の楽曲の中で推し曲だったものである。
明るい作風が多く、それ以前からもメロディアスな曲をアルバム序盤に置く流れがあった(「幽霊列車」「みなしごのシャッフル」など)。
リリースからしばらくのライブではかなり高頻度で披露され、近年もライブ終盤に割と披露されている印象の曲で、ポップで盛り上がりやすい曲である。
『修羅囃子』は『押絵と旅する男〜人間椅子傑作選 第2集〜』の直後で、その後しばらくベスト盤リリースがなかったことで、ちょうど漏れやすい位置にいるアルバムとなってしまった。
また全体的に迷いが見られる作品ゆえ、この曲も他のアルバムの曲と並べると、ベスト入りには届かない楽曲なのかもしれない。
痴人の愛
- 作詞・作曲:和嶋慎治
- 収録アルバム:『三悪道中膝栗毛』(2004)
谷崎潤一郎の小説タイトルを借りた、アルバムラストを飾るヘヴィな楽曲。「見知らぬ世界」の路線を受け継ぎつつ、ヘヴィながらシンプルに突き進む曲調である。
終盤の美しいメロディや、ドラマチックなラストの展開など、細かいところは工夫された楽曲だ。ライブでも比較的披露されることが多く、割と重要な楽曲という印象である。
ただ『三悪道中膝栗毛』の中では、やはりまず「洗礼」が飛びぬけて強力であり、次いでナカジマ氏の初歌唱曲「道程」がベスト盤入り候補となる。
どうしても2009年の『人間椅子傑作選 二十周年記念ベスト盤』時点においても、アルバムから3曲入れるのは難しいことだろう。こうした3番手の曲が惜しい楽曲なのだ。
ロックンロール特急
- 作詞:和嶋慎治、作曲:鈴木研一
- 収録アルバム:『瘋痴狂』(2006)
ナカジマ氏歌唱の2作目ということで良いのか、「道程」の路線を受け継いだストレートで陽気なロックンロールナンバーである。
当時はBudgie風のリフと言われ、人間椅子らしいハードロックとナカジマ氏の陽の部分が融合した佳曲である。ライブでも比較的高頻度で披露され、大いに盛り上がる楽曲である。
ただなかなかベストアルバムにナカジマ氏歌唱曲が入らないと言うか、定着する曲がないのである。
『人間椅子傑作選 二十周年記念ベスト盤』では「道程」、『現世は夢 〜25周年記念ベストアルバム〜』には「蜘蛛の糸」が1曲ずつ入っている。
そして『人間椅子名作選 三十周年記念ベスト』には入らなかった。アルバムが出るたびにナカジマ氏歌唱曲はライブで大いに盛り上がるのだが、ベストになかなか入らないのが残念だ。
幻色の孤島
- 作詞・作曲:和嶋慎治
- 収録アルバム:『瘋痴狂』(2006)
日野日出志氏の漫画からタイトルを借りた楽曲、人間椅子としてはおそらく初の本格的プログレッシブロックの楽曲と思われる曲である。
これまでも”プログレ風味”の楽曲は多かったが、中間部以降は一切の歌がなく、不気味で複雑な展開が延々と続く楽曲である。
演奏の難度は高そうであるが、ライブではこれまで比較的高頻度で披露されてきた楽曲である。ベスト入りという点では、やはり惜しいところなのかもしれない。
『瘋痴狂』では「品川心中」が1強とも言える状況であり、やはり演奏部分が長い印象の曲は、「黄金の夜明け」「ダンウィッチの怪」などを見ても、やはり入っていないのである。
赤と黒
- 作詞・作曲:和嶋慎治
- 収録アルバム:『未来浪漫派』(2009)
『未来浪漫派』におけるナカジマ氏歌唱曲である。Deep PurpleあるいはRainbowか、リッチー・ブラックモアのギタープレイを盛り込んだスピーディーな楽曲である。
40代前半当時の和嶋氏、中年に入りつつも恋愛に関する曲を多く作った『未来浪漫派』でも、曲調と歌詞、そしてナカジマ氏の歌唱と相まって、情熱的であり、非常に人気の高い曲である。
当時のライブの雰囲気からは、ベスト入り間違いなしかと思っていたが、意外にも一度も入ったことがない。おそらくその背景には、リリースのタイミングもあったように思う。
『人間椅子傑作選 二十周年記念ベスト盤』は『未来浪漫派』の直前、5年後の『現世は夢 〜25周年記念ベストアルバム〜』には「蜘蛛の糸」に押し出されてしまったのである。
その後は演奏頻度が減ってしまい、ややレアな立ち位置になってしまっている。
阿呆陀羅経
- 作詞・作曲:和嶋慎治
- 収録アルバム:『此岸礼讃』(2011)
和嶋氏の楽曲で、3人がボーカルを取りつつも、メインボーカルはナカジマ氏という割とレアな編成の楽曲である。シンプルにしてストレートなハードロックは当時は新境地だった。
ライブでは1曲目に配置されることが多く、その頻度も結構高いため、ベスト盤入りを果たしても良いのではないか、と思われる。
ライブ盤『威風堂々〜人間椅子ライブ!!』でも1曲目を飾っており、人間椅子の代表曲と言って良い立ち位置である。
ただライブの定番過ぎる曲、とりわけ”切り込み隊長”はベストから外されがちだ。既に取り上げた「爆弾行進曲」がそうであり、ノリは良いがベストには入らない、少し残念な立ち位置だ。
悪魔と接吻
- 作詞・作曲:和嶋慎治
- 収録アルバム:『此岸礼讃』(2011)
もともとは『未来浪漫派』のリリース時に、特典音源として発布された楽曲である。ライブでも好評だったためか、次作『此岸礼讃』にめでたく1軍入りできたのだった。
シンプルさと不気味さが絶妙なバランスで同居しており、それまでの不健全な雰囲気の人間椅子と新しい人間椅子のどちらも感じさせる、過渡期の楽曲と言う印象である。
アンコールの1曲目などによく披露されている印象であり、ライブでは比較的お馴染みの曲である。ただベスト入りしないのは、タイミングとその立ち位置に思われる。
『未来浪漫派』がちょうどベスト盤直後の作品だったこと、そして控えからの昇格と言う立ち位置で、ベストに入るほどは…という控えめな位置づけなのではないか、と推測する。
此岸御詠歌
- 作詞・作曲:和嶋慎治
- 収録アルバム:『萬燈籠』(2013)
今や人間椅子のライブの登場曲として欠かせない1曲であり、あの鐘の音が聞こえると、ライブの興奮が蘇ると言う人も多いのではなかろうか。
もともとは、ライブ映像収録の際に権利関係で、自前のSEがあった方が良いということで、『此岸礼讃』のリリースツアー時で音源リリース前にSEとして用いられていた。
好評を博したこともあり、新録した音源を『萬燈籠』に収録し、以後は『萬燈籠』の音源がSEとして今日まで用いられている。
短い楽曲であり、ファンにも馴染みがあるのでベストに入れても良いように思える。ただ純粋な1曲と言うより、SEとして作った曲という印象が本人たちには強いのかもしれない。
迷信
- 作詞・作曲:和嶋慎治
- 収録アルバム:『無頼豊饒』(2014)
2013年の『萬燈籠』でストレートでヘヴィな路線を見出して、短いスパンでリリースされた『無頼豊饒』の中で、和嶋氏の当時のノッている感が伝わって来る1曲である。
個人的にはMetallicaやAnthraxなどのスラッシュメタル風味と、Black Sabbathなど70年代ハードロックの良いところを組み合わせたような楽曲だと感じている。
当時のライブの終盤では欠かせない1曲であり、今でもライブでは大いに盛り上がる。ただ『無頼豊饒』には「なまはげ」という強い楽曲が、ベストに必ず入る立ち位置である。
先ほどの「阿呆陀羅経」と同様、ライブで重宝するものの、駆け抜けて行くように聞かれてしまうだからなのか、ベストには入りにくいようである。
まとめ
今回の記事は、人間椅子の代表曲と言って良い楽曲なのに、なぜかベストアルバムに一度も入ったことのない楽曲について紹介した。
最後にどうしてそうした、ベストから漏れる楽曲が出てくるのか、いくつか出てきた理由をまとめてみたいと思う。
まずは全体的に関わる理由として、ベスト盤リリース直後のアルバムは選曲がシビアになり、リリース直前のアルバムは甘くなりがちになる、という点が挙げられる。
リリース直前の曲は、その時の新曲であるから、バンドとしても推したい曲である。また定番として定着しないうちに選曲しなければいけないので、評価が甘めになる。
逆にベスト盤から遠いアルバムほど、ライブでの定番曲として定着し切った曲しか選ばれない。
たとえば『押絵と旅する男〜人間椅子傑作選 第2集〜』直後の『修羅囃子』だと、「相剋の家」しか収録されたことがない。
一方で『現世は夢 〜25周年記念ベストアルバム〜』直前の『無頼豊饒』からは、今や若干レア曲の「地獄の料理人」が入っているのは、まだ定番曲が定まっていない感がある。
続いて各ベスト盤の特徴においても、選曲が漏れてしまう要因があると考える。
1st『ペテン師と空気男〜人間椅子傑作選〜』は前述の通り、定番曲よりもシングル収録曲を優先して入れた事情から、大量に漏れた曲があると言えるだろう。
一方で2nd『押絵と旅する男〜人間椅子傑作選 第2集〜』は当時の定番曲が詰め込まれており、あまりベストアルバム入りしなかった曲は見当たらなかった印象である。
そして3rd『人間椅子傑作選 二十周年記念ベスト盤』以降は、オールタイムベストにしようとした結果、既に曲数が多いために新しい曲が入りきらない、という問題があった。
初期~中期の代表曲だけで15曲ぐらいは選ぶとすれば、なかなか新しい曲を入れる余裕がないのである。
それに加えて、4th『現世は夢 〜25周年記念ベストアルバム〜』は新曲が4曲もあり、かなり厳選を重ねた選曲になっているという印象があった。
5th『人間椅子名作選 三十周年記念ベスト』は、もう少し選曲に余裕を持たせた印象だが、それでも曲数がとにかく多いので、近年の曲がかなり限られたものとなっている。
あれこれと要因を書き並べてみたのだが、結局のところ、人間椅子にあまりに良い曲が多い、というのが最大の理由である。
ベスト盤に入りきるはずもなく、筆者としては全アルバムを最初から新作まで隈なく全部聴いてくれ、というのが1番の思いである。
その上で、「この曲はなぜ入っていないのだ」と、あれこれ考えてみるのが、オタクの楽しい遊び方というものだろうと思う。
※【人間椅子】唯一無二の世界観を語る上で外せない重要な楽曲を15曲にまとめて紹介




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