爆風スランプが再集結することとなった。1999年に活動休止となって、単発の復活ライブはあったが、今回は新曲リリース・ライブツアーを行う本格的なものである。
関東方面は11月17日のLINE CUBE SHIBUYAでのコンサート1本のみとのこと、何が何でも行くしかないと思ってチケットを入手した。
今回は”デビュー40周年日中友好LIVE”と題して、中国のバンド布衣がオープニングを務めるライブであり、テーマは”IKIGAI(生きがい)”である。
今回のライブ1度きり、と言う感じではなく、この先も爆風スランプが続いていきそうな、良い予感のする素晴らしいライブだった。
ツアー最終日、LINE CUBE SHIBUYAの模様をレポートする。
ライブレポート:爆風スランプ〜IKIGAI〜デビュー40周年日中友好LIVE ”あなたのIKIGAIナンデスカ?”東京都 LINE CUBE SHIBUYA
爆風スランプはデビュー40周年を迎える。そのために少し前からボーカルのサンプラザ中野くんは2年ほど前からマネージャーと相談して、再集結について打ち合わせていたようだ。
昨今の再集結・再結成ブームの中で、筆者としてはなかなか再集結しないバンドだの1つと捉えていた。ドラムのファンキー末吉氏が中国を拠点に活動していることも事情としてはあったのだろう。
しかし40周年の今年、ついに再集結となった。随分と早い段階にチケット先行販売があり、予定も考えずにとにかくチケットを押さえることにした。
案の定、チケットは早い段階でソールドアウトとなり、SPACE SHOWER TVでの生放送も決定していた。
またツアーまでにはTHE FIRST TAKEでの「Runner」の演奏、新曲「IKIGAI」リリースに40周年のベスト盤リリースや各所でのインタビュー等の活動があった。
そして本ツアー「爆風スランプ〜IKIGAI〜デビュー40周年日中友好LIVE ”あなたのIKIGAIナンデスカ?”」は、前夜祭の名古屋、そして兵庫と東京を回る全4公演のツアーであった。
開場時間から少し過ぎた16時15分頃、まだ入場列が伸びていたが、次第に落ち着いたころに入場。入り口付近には多数のお花が届いてた。
まずは芸能関係者から、ミュージシャンだけでなく俳優など多岐にわたる関係者が花を贈っていたようである。
主にサンプラザ中野くん・パッパラー河合氏の所属するアミューズ関係者のようだ。
かなり多様な関係者から届いていた。
こちらは主に音楽の業界関係者からである。
こちらは主にファンの方からと思われるお花であった。
そして入場して物販コーナーを超えると、人だかりができている。ここでは新曲「IKIGAI」のジャケット原画(サザンオールスターズ関口和之氏による)が公開されていた。
関口氏によるイラストと言えば、爆風スランプのデビューシングル『週刊東京「少女A」』および1stアルバム『よい』のジャケットも手掛けていた縁もあった。
40年ぶりに爆風スランプの似顔絵を描いてもらったジャケットは感慨深いものがある。
筆者の座席は、20列目と言う1階席後ろのブロックの前方であった。テレビ中継があるため、かなりの台数のカメラが準備されていた。
※以下のレポートは、SPACE SHOWER TVでの中継を録画したものも参照して書いている。
まずは中国で最も多くライブを回ると言うバンド、布衣の演奏からスタート。ドラムはファンキー末吉氏である。
布衣は若干聴いてきたが、ハードロックなどを軸に静かな曲からハードな曲まで様々な曲を演奏するバンドと言う印象である。
スタートはは静かな「好風」からゆったりはじまり、一気にメタル色の強い「緑韭菜」へと流れる。多様な楽曲を演奏するバンドの演奏力、そしてボーカルの表現力が豊かに感じられた。
「喝不完的酒」はまた一転してハッピーな雰囲気の楽曲で、会場を大いに温めてくれた。
MCでは「日本語が話せないのでファンキーさんに訳してもらいます」と、末吉氏が代わってMCの内容を話していた。
最初は10人くらいしかいなかったのが、末吉氏とも出会って今では中国で1番ツアーを回るバンドになり、そして日本の皆さんにも感謝します、と深くお辞儀をする場面が印象的だった。
末吉氏から「彼らの1番新しい曲を最後にやります。皆さんも知っている曲だと思います」と、何となく読める展開であったが、やはりここで爆風スランプの曲が披露される。
選ばれたのは「リゾ・ラバ-Resort Lovers-」である。明るくコミカルな印象もある曲だが、布衣による演奏・歌唱で聴くと、思いのほかロックな曲であることを再認識した。
そしてワンコーラスを歌うと、サンプラザ中野くんが登場して、本家による歌唱となった。さらには後半でパッパラー河合氏もギターを弾いて登場した。
この2人だけかと思いきや、プロレスラーのごとくマントをまとったバーベQ和佐田氏も登場し、ラストのBメロの美味しいところを歌って、中野氏に突っ込まれるようなポーズをとられていた。
最後のサビでは、布衣と爆風スランプ全員での歌唱・パフォーマンスとなり、和佐田氏は舞台から降りて最前列のお客さんとハイタッチ・握手を交わしていた。
演奏を終えると、和佐田氏から布衣のメンバー紹介をして布衣はステージをあとにした。
爆風スランプ~IKIGAI~デビュー40周年日中友好LIVE"あなたのIKIGAIナンデスカ?"
— 爆風スランプ INFO (@spnkstyle) November 17, 2024
兵庫と東京公演のオープニングを務めてくださった中国のロックバンド・布衣さん!
改めてありがとうございました✨#爆風スランプ#爆風スランプ40周年#IKIGAI#Runner pic.twitter.com/U6aYIxcyeU
そのまま爆風スランプの演奏へと進む。既にセッティング済みの河合氏が、ステージを右左と移動しながら、イントロのギターリフの一部を弾きながら引っ張る。
いわゆる転換の時間もお客さんを楽しませることを忘れないエンターテイナーである。いよいよ準備万端、河合氏がギターリフを弾き始めて「えらいこっちゃ」でライブがスタート。
筆者は初めての爆風スランプのライブであり、やはりこの始まり方を期待していたので嬉しかった。
ちなみに衣装は、中野氏が赤いシャツに黒の上着、河合氏は黒と赤のストライプシャツにボンボン付き帽子、和佐田氏は黒シャツ、末吉氏はファンキーと書いたTシャツを着ていた。
1曲目からメンバーのスキルが光る演奏で、とりわけ強力なリズム隊の2人が縦横無尽にソロパートを見せていった。
パワフルな1曲目からシリアスな「月光」へ。ここまで先日リリースされたベストアルバムのバージョンでの演奏が続いていた。
3曲目に披露されたのは、1987年の『Jungle』収録の大名曲「夕焼け物語」。オリジナルよりしっとりとしたバージョンだったが、この曲を聴けただけでも来て良かったと思えた。
なお3曲目からサポートキーボードのジミー岩崎氏が加わっての演奏だった。
最初のMCでは、中野氏が「会いたかったよ」と述べ、河合氏は初めて言います、とチョコザップに入ったことを告白。3日連続で通ったが、3日しか行っていないというオチだった。
「根性!」と叫び、昔から変わっていないという末吉氏、そしてオープニングで出過ぎた真似をしましたと丁寧な和佐田氏であった。
中野氏からは、今回の裏テーマとして「あの時の中高生が今、中高年に」があり、「中高年パワー!」と何度も煽っていた。
「テンポが大事」と言いながら、次の曲へ。「ジョンレノンが見ていたら、まだやっているのかと言われるだろう」と語って始めたのが、ベスト盤からの選曲で「War」。
1992年の『アジポン』収録の隠れ名曲、この曲もリズム隊の演奏が光る楽曲だ。なお兵庫では「神話」が披露されていたようで、ちょっと残念ではあった。
続けてベスト盤からの選曲で「まっくろけ」。「War」「まっくろけ」と社会派の楽曲が立て続けに、テレビ中継に流れたのはとても良いことだった。
そして印象的なイントロと、美しいコーラスから「それから」。1989年『I.B.W.』収録の珠玉のバラード、セットリストを見る限りでは東京公演でのみの選曲だったようだ。
硬派な楽曲から楽しい楽曲、さらには切ないバラードまで爆風スランプの魅力が詰まった選曲になっていた。
続くMCでは河合氏から、パッパラーと言う名前の由来について、レコード会社の人がつけたとのこと。2、3年くらいなら良いかと思ったら40年になってしまったと語られていた。
一方で和佐田氏が加入する際には変な名前にしてやろうということで、「タコス和佐田」を提案したとのこと。
さらに自らの持ち歌が5曲もあると語られた。(「スーパーラップX」「耳たぶ~目ん玉」「KASHIWAマイ・ラブ〜ユーミンを聞きながら〜」「世直しロックンロール」「人間はなぜ」)
今回は原点に返って「スーパーラップX」がまさか披露されることとなった。1987年の『Jungle』収録のプログレの楽曲であり、河合・和佐田・末吉の3名による超絶演奏を聴くことができた。
なお間には「ORAGAYO~愛のテーマ~」の中間部が挿入されるアレンジになっていた。
演奏後のMCで河合氏から「このままKASHIWAマイ・ラブに行きたいところですが」と始めて、マイ・ラブシリーズがメンバー全員あり、河合氏がその発端なので統括部長なのだと言う。
今回は公平にパリ五輪でおなじみデジタルルーレット…ではなくじゃんけんで決めることに。じゃんけんの結果、和佐田氏がストレート勝ちになり「京都マイ・ラブ」が披露されることに。
なお兵庫では全曲やっていたようだが、演奏時間を大幅に超えてしまったようで、中継の都合もあって残念ながら東京ではマイラブシリーズは1曲のみの披露となっていたようである。
続いて末吉氏がマイクに向かい、「ヘヴィメタルに物申す、アクションはおじんだ、ラウドネスは天狗だ、44マグナムは馬鹿だ、史上最悪のヘヴィメタルナンバー、たいやきやいた!」と叫んだ。
1984年の1stアルバム『よい』から、メタル調の定番曲「たいやきやいた」では、中野氏がたい焼きの帽子をかぶって登場。派手に煙が噴き出る演出とともに、激しいメタルサウンドを聞かせてくれた。
間髪入れずに、ストレートなロックンロールナンバー「ひどく暑かった日のラヴソング」。河合・和佐田氏がそれぞれ舞台袖の方まで出てきて演奏していた。(河合氏は舞台を降りて演奏も)
早くもライブは終盤に、初期のメドレー、「よい~うわさに、なりたい」が勢いよく披露される。この辺りの曲は、もう盤石と言うか染み付いている感じの演奏だった。
「涙2(LOVEヴァージョン)」は一気に歌謡曲的な雰囲気へ、これももう1つの爆風スランプの顔である。色んなタイプの楽曲が並んでも、とてもスムーズに曲が流れていく感じがした。
最後の曲であることが紹介され、「日本で一番有名なロックナンバー」と中野氏が言って、何か考えているような、言葉に詰まるような雰囲気で間を置く中野氏。
そしておもむろに語り出した。「昨日の朝、ほーじんの夢を見て起きました」とのこと。
その夢の内容は、爆風スランプの野外コンサートで、和佐田氏がいるにも関わらずベースを持って現れ、前よりもハンサムになってベースを弾き散らかしていた、というもの。
江川ほーじん氏と言えば、爆風スランプの元メンバーであるが、2018年に交通事故に遭って以降、ずっと療養を続けている状態である。
中野氏は最高のベーシスト2人を抱えたバンド、いつかダブルベースでお届けしたい、と語った。そして改めて「日本で一番有名なロックナンバー(当社比)」として「Runner」で本編が終了した。
なお「Runner」についてはベスト盤では中国語バージョンでミドルテンポのアレンジだったが、今回披露されたのはオリジナルバージョンであった。
アンコールに呼び出されて、まずは河合氏が登場。無言で500mlのペットボトルを持ち、蓋を捨て、帽子も脱ぎ捨てて、突然水を飲み干した。
そのままおもむろに「耳たぶ」を弾き語るといきなり倒れ始める。和佐田・末吉両氏が白衣を着てたんかを担いで登場。
和佐田氏は河合氏に再び水を渡すも、いらないと言うポーズをして復活(テッテレーと言う効果音つき)というミニコントが披露された。
そして「目ん玉」を歌い終わり、メンバーが再び登場。「エンターティナーがいてよかった。」と中野氏が語っていた。
そして40周年で新曲を作った、「Runner」でもなく「大きな玉ねぎの下で」でもなく、そう来たかと言う曲、という中野氏の紹介から「IKIGAI」が披露された。
いわゆるラップをやるのは1985年リリースのシングル「嗚呼!武道館」以来(?)と思われ、初期の爆風スランプを思わせるファンクビートに攻めた楽曲である。
終盤に転調し、コード進行が少し変わるところがとてもカッコいいと感じた。
続くMCでは中野氏から「リハーサルがウキウキしたのは初めて」とのことで、活動休止してから26年の間に「醸す、なんていうんだっけ?」とお客さんに聞いて「発酵」したとのことだった。
そして活動休止前の最後のヒットナンバーと次の曲を紹介する。先日芸人のバナナマンのラジオに出演した際に、バナナマンの応援歌にしてくださいと言われて「受け取りました」と中野氏。
日本テレビ系バラエティ番組『進め!電波少年』企画「猿岩石ユーラシア大陸横断ヒッチハイク」の応援歌である「旅人よ~The Longest Jorney」が披露された。
最後は中野氏が和佐田氏を中央に移動させる合図を送りつつ、中野氏がジャンプして1度目のアンコールが終了した。
2度目のアンコールに応えて、今回のツアーTシャツでメンバー登場。河合氏がどうしても話したい様子で、THE FIRST TAKEでの「Runner」の演奏について語られた。
リズム隊が凄いと言うことで、最も評判が上がったのは和佐田氏とのこと。その一方で、肝心のイントロのフレーズを間違えてしまったと語る河合氏。
1万回ちゃんと演奏しても1回ミスをしてしまえば、そのミスを記憶されてしまうとのことで、イタリアのサッカー選手、ロベルト・バッジョがPKを外した話と絡めて紹介された。
ひとしきり話をした後で「削除依頼を出します」とオチをつけた河合氏であった。
「26年前の最後もこの曲だったはず」と中野氏のMCから「THE BLUE BUS BLUES」。江川氏の話も飛び出した後だけに、やはりグッとくるものがあった。
最後の「ラララ」は皆でシンガロングをして終了した。
中野氏は「昔より渋公の感じが良い」、河合氏が「内装が?」と言うと「違う、お客さんの見える感じが」と中野氏が突っ込んだ。
河合氏は「当時は若くてよく分からなかったが、今は皆の気持ちが分かる」だからこそ「ずっとやります」と、とても良い話になっていた。
中野氏からは「26年間休んですみませんでした」と謝りつつも、再集結にあたって「常に最善のことしか起こらない」とのこと。
そして「末吉さんには1年に1回くらい戻ってきてもらってバンドをやりたい」と、爆風スランプの再集結が今回限りではなく、今後も続いて行くことを示唆した。
改めて中高年の皆さんにお願いしたいことを次の曲で仕事を伝える、と語った中野氏は「いつとは言いませんが、大きな玉ねぎの下でやりたい。」との発言に会場が大いに湧いた。
ここで映画『大きな玉ねぎの下で』が紹介され、来年2025年の2月に公開が予定されている。
今回の再集結とは全然別の流れで映画化が決まったそうであるが、爆風スランプのファンだった作家の中村航氏から始まったことだとした。
ぜひこの映画をヒットさせ、それに乗じて武道館に行けるようによろしくお願いします、と話してラストは「大きな玉ねぎの下で」でアンコール2度目が締められた。
全体で2時間半ほどのライブはあっという間の時間だった。
<セットリスト・収録アルバム>
No. | タイトル | 収録アルバム |
---|---|---|
<布衣> | ||
1 | 好風 | |
2 | 緑韭菜 | |
3 | 喝不完的酒 | |
<布衣・爆風スランプ> | ||
1 | リゾ・ラバ-Resort Lovers- | 『I.B.W.』(1989) |
<爆風スランプ> | ||
1 | えらいこっちゃ | 『しあわせ』(1985) |
2 | 月光 | 『HIGH LANDER』(1988) |
3 | 夕焼け物語 | 『Jungle』(1987) |
4 | War | 『アジポン』(1992) |
5 | まっくろけ | 『楽』(1986) |
6 | それから | 『I.B.W.』(1989) |
7 | スーパーラップX(※中間部はORAGAYO~愛のテーマ~) | 『Jungle』(1987) |
8 | 京都マイ・ラブ | 『ORAGAYO 〜in the 7th heaven〜』(1990) |
9 | たいやきやいた | 『よい』(1984) |
10 | ひどく暑かった日のラヴソング | 『HIGH LANDER』(1988) |
11 | メドレー(よい~うわさに、なりたい) | 『よい』(1984) |
12 | 涙2(LOVEヴァージョン) | 『青春玉 -学生時代-』(1992)、『40th Anniversary BEST IKIGAI 2024』(2024)など |
13 | Runner | 『HIGH LANDER』(1988) |
アンコール | ||
14 | 耳たぶ~目ん玉 | 『HIGH LANDER』(1988) |
15 | IKIGAI | 『40th Anniversary BEST IKIGAI 2024』(2024) |
16 | 旅人よ~The Longest Jorney | 『怪物くん』(1997) |
ダブルアンコール | ||
17 | THE BLUE BUS BLUES | 『HIGH LANDER』(1988) |
18 | 大きな玉ねぎの下で | 『しあわせ』(1985) |
まとめと感想
爆風スランプ~IKIGAI~デビュー40周年日中友好LIVE"あなたのIKIGAIナンデスカ?"
— 爆風スランプ INFO (@spnkstyle) November 17, 2024
全3箇所4公演が終わりました!
またいつか、いつか。大きな玉ねぎの下で会いましょう!
プロミス、プロミス、プロミス、ユー#爆風スランプ#爆風スランプ40周年#IKIGAI#Runner pic.twitter.com/Xvp6GjC4jK
今回、筆者は初めて爆風スランプのライブに参加した。「あの時の中高生が今、中高年に」という枠には当てはまらないのであったが、とても楽しい時間だった。
セットリストに関しては、10月リリースのベスト盤の曲を軸にしつつも、そこに入っていない代表曲を交え、また会場ごとに異なる楽曲も披露されていたようだ。
爆風スランプの楽曲もかなり多いため、なかなか満遍なくという感じには選びにくく、いわゆる人気上昇期の『HIGH LANDER』前後や、定番の初期の楽曲を中心とした内容になっていた。
筆者のように初めて観る人にもとても馴染みのある曲ばかりで、それはとてもありがたいことであった。
演奏面に関しては、さすがそれぞれライブを続けてきた人たちの集まりだけあって、ブランクは全く感じさせず、安定感のあるものだった。
そして盤石のリズム隊に、エンタテインメント性溢れる河合氏、そしてそれに乗っかりつつも場を締めてくれる中野氏と、演奏・MCのコンビネーションも抜群だった。
やはり今回だけで終わらせるのはもったいないと思った。末吉氏は中国を拠点としているため、頻繁なライブ活動は難しいと思われるが、ぜひ今後も続けて欲しいと感じた。
実際のところ、期間限定と言う感じではなく、”始まり”という感じだったので、今後どのような展開があるのか楽しみにしたいところである。
※【初心者向け】”はじめてのアルバム” – 第14回:爆風スランプ 破天荒でポップ、笑えて泣ける楽曲
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