【ライブレポート】2021年9月22日 eastern youth「LINE CUBE SHIBUYA 単独公演」 初のホール公演でも”ぶっ放す”ライブ

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音楽

2021年9月22日、eastern youthのライブに久しぶりに参加してきた。キャリア初のホール、LINE CUBE SHIBUYAでのワンマンライブである。

※ライブの予告映像

コロナ禍によりライブはマスク着用、着席での形態となってしまった。eastern youthのライブで着席参加するとは夢にも思わなかった。

不思議な空間」と吉野氏も語っていた今回のライブだが、いつも通り”ぶっ放す”ライブだった。コロナ禍でのライブ、そしてセットリストから感じることなども、レポートにまとめた。

また最後には、オフィシャルに公開されているライブに関する記事や、音楽メディアの書いたレポートなどをまとめている。

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ライブレポート「LINE CUBE SHIBUYA 単独公演」

eastern youthのライブに参加するのは、2019年9月28日の日比谷野外音楽堂でのライブ以来、2年ぶりとなった。

このライブはDVD化されており、活動前期の90年代後半〜00年代前半の楽曲を中心に、ベスト的な選曲だった。

その後、2020年にはアルバム『2020』をリリース。轟音サウンドは健在ながら、いつも以上に溌剌とした内容となっている。

2020年にアルバム発売ツアー「極東最前線2020〜あちらこちらイノチガケ〜」、2021年には東京公演「単独公演〜よみがえれ ぶっ放せ 存在〜」(東名阪ツアーの予定だったが緊急事態宣言のため名古屋・大阪公演が中止)も行っていた。

コロナ禍でのライブ、ということもあり、なかなか思うように楽しめないのではないか、と参加は見送ってきた。

しかし今回は、あえて大規模な会場で着席スタイルでのライブ。ある意味で、実験的なライブでもあるため、これまでと違い興味を持った。

また新作発売のツアーでもないため、選曲も面白いものになるのではないかと期待して参加した次第である。

18時過ぎに会場であるLINE CUBE SHIBUYAに到着。渋谷公会堂だった頃以来、訪れるのは初めてで、場所も変わっていた。

秋らしい風が心地好いが、気温は27度を超えて夏を感じさせる。

開場から時間が経っていたからか、スムーズに入場できた。会場はライブよりコンサートという言い方が似合う、落ち着いた雰囲気のホールだ

※ベースの村岡ゆか氏が投稿した会場の写真

グループディスタンス方式で、席も1つずつ空けてあるため快適ではあった。しかし、どんな雰囲気になるのだろうとなかなか想像もできない。

入場SEでメンバーが登場。いつも通り、演奏される楽曲のフレーズをなぞりながらイントロが紡がれる。

1曲目に演奏されたのは、最新アルバム『2020』のリードトラック「今日も続いてゆく」だ。

ホールであってもいつも通りの爆音、そしてどっしりとした演奏である。序盤には、「沸点36℃」など00年代後半の代表曲が次々演奏される。

やはり野音とは大きく異なる選曲である。最初のMCでは分不相応に大きな会場で、着席スタイルは不思議な感覚だ、と吉野寿氏。

見に来たファンも同じ気持ちで、この不思議な空間での楽しみ方を探りながら演奏を見ているようだ。

「笑点の観覧みたい」や「鉄道の旅」(着席だからか?本人も意味不明と言っていた)など、和やかなMCも少なめだったが差し挟まれた

男子畢生危機一髪」からはしばし初期の楽曲だ。久しぶりに聴く「ズッコケ道中」も披露され、ガッツポーズを上げる人も。

ソンゲントジユウ」の前には印象的なMCがあった。「社会のヒエラルキーみたいなものがあって、自分なんて『生まれてすみません』で…」と始めた後、「『生まれてすみません』じゃねえんだ、そうだろ。」と。

音楽業界を始め、コロナ禍で厳しい状況下に置かれている人々がたくさんいる。そしてますます閉塞感と重苦しい空気感の中、息苦しさを感じることも多い。

そんな中で開催されるライブも、不自由な形であり、ファンと演者のその場にはどうしても熱量の差があって、ちぐはぐ感は否めない。

そんな諸々の状況に対しての叫びのように聞こえたこのMC。そして演奏された「ソンゲントジユウ」にはいつも以上の重みがあった。

その後も、00年代中盤以降の楽曲が多く、「街はふるさと」「それぞれの迷路」「グッドバイ」と、スケール感の大きい楽曲が印象的だった。

※10月22日 オフィシャルより「街はふるさと」の映像が公開

ナンバーガール・ZAZEN BOYSの向井秀徳氏のラップでお馴染み「直に掴み取れ」も久しぶりで、ダンサブルなリズムが新鮮だった。

終盤は定番曲で固め、近年多くなった「夜明けの歌」「街の底」の流れで本編は終了。

曲数は数えていなかったが、短いとも長いとも感じない、ちょうど良い長さに感じられた。

アンコールに応えて演奏されたのは、ベースの二宮氏在籍最後となったアルバム『ボトムオブザワールド』から「テレビ塔」。

やはりホールでの演奏ということで、ダイナミックな楽曲が多い印象だ。eastern youthの中でも攻撃性より内省的な側面が前面に出ていたように思えた。

BGMが流れ始めるも、再度アンコールに応えてメンバーが登場。ベースの村岡ゆか氏にMCを求め、もっと話せとジェスチャーを送る吉野氏。

eastern youthに加入して6年となった村岡氏。今やどっしりと安定感のある演奏で、新旧の楽曲を演奏していた。

村岡氏が加入してeastern youthに起きた変化についてまとめた記事

ラストに演奏されたのは1999年の名盤『旅路ニ季節ガ燃エ落チル』から「夏の日の午後」。今回は演奏されないかと思っていたが、最後に演奏された。

やはりこうした定番曲では、声が出せないことが悲しい。それでも最後には会場全体の熱気の高まりを感じた

こうして全19曲を演奏し、2時間を超えたところでライブは終了。正直、コロナ禍では曲数がもっと少ないかと思っていたが、十分なボリュームのライブだった。

やはり着席であることを意識してか、どっしりとした、或いはスケール感のある楽曲が多く選曲された。結果的に、初期よりも近年にリリースされたアルバムからの選曲が多めとなっていた。

そしてもう1つ気付いた点として、今回はカポタストをつけない曲が多かったように感じた。偶然なのか、意識されたものなのかはわからない。

カポを付けないことで、より音の広がりを感じさせる効果はあったように思う。より開放弦の音の伸びやかさを感じられた。

吉野氏が事前にツイートした通り、ホール公演であっても“ぶっ放す”ライブであった。

大きなホールであっても、会場を出ると耳鳴りが残っているのを感じた。しっかりと爆音で、音のパワーを感じ取ることは、足を運んでライブを見る醍醐味である。

じっくりライブを見ることができたので、演奏に集中できた点は良かったが、やはりアップテンポな曲は不完全燃焼感はどうしても否めない。

こればかりは、いつも通りのライブが再開されるのを待つほかない。「不思議な空間」となったLINE CUBE SHIBUYA公演、しかしeastern youthのいつもの音はしっかり感じ取ることができた貴重なライブだった。

そして早速次回の公演日程が発表されていた。

12月4日「イースタンユース年末単独公演 2021」@TSUTAYA O-EAST

<セットリスト>

  1. 今日も続いてゆく
  2. 沸点36℃
  3. 荒野に針路を取れ
  4. サンセットマン
  5. 男子畢生危機一髪
  6. ズッコケ道中
  7. 青すぎる空
  8. ソンゲントジユウ
  9. 街はふるさと
  10. それぞれの迷路
  11. 踵鳴る
  12. グッドバイ
  13. 直に掴み取れ
  14. 矯正視力〇・六
  15. 裸足で行かざるを得ない
  16. 夜明けの歌
  17. 街の底
  18. テレビ塔(en.1)
  19. 夏の日の午後(en.2)
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オフィシャルライブレポート・ニュース記事まとめ

本記事を投稿した時点(2021年9月23日)では、まだ音楽メディア等ではライブレポートは公開されていない。

おそらく配信のアーカイブ期間終了後にアップされるものと思われる。アップされた場合には、ここにまとめておきたい。

・ライブ終了後の公式Twitterのコメント

音楽ナタリー:eastern youth、9月に初のホールワンマン

eastern youth、9月に初のホールワンマン
eastern youthが9月22日に東京・LINE CUBE SHIBUYA(渋谷公会堂)でワンマンライブを開催する。

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eastern youthが12月4日に東京・TSUTAYA O-EASTでワンマンライブ「eastern youth 年末単独公演 2021」を開催する。

まとめ

今回は、eastern youth初のホールワンマンのレポートを行った。

コロナ禍のライブと言うことで、様々な制約もある中で、あえて実験的なホールライブは新鮮であった。

eastern youthの変わらぬ音を体感できた喜びと、やはり思い切り盛り上がれない寂しさとが混ざったライブであった。

それはメンバーとしても歯がゆさを感じたことであろう。しかし制約の中で、選曲やMCなどにも工夫を凝らして、新たなeastern youthのライブを見ることができた。

後から振り返れば、貴重なライブになることだろう。とは言え、早く制約のない中での”ぶっ放す”ライブが見たいものである。

その時を楽しみに待ちたいと思う。

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