「第1回 人間椅子の楽曲に関する知識を問うテスト問題」解説と講評 – 難易度・出題意図について

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人間椅子

ハードロックバンド人間椅子に関するマニアックな記事を多く書いている当ブログ。先日、ついに人間椅子の楽曲に関するテスト問題を考案して、公開していた。

「第1回 人間椅子の楽曲に関する知識を問うテスト問題」を解いてみよう

有難いことに多くの人に解答していただいたので、このたび解説と講評の記事を書くことにした。

前半では解答に関する全体的な傾向を数値から見てみようと思う。後半は設問ごとに、出題意図や想定した難易度と実際の正答率から分析を試みた。

※まだテストに解答していない方は、解答を済ませてから以下の内容をお読みいただきたいと思う。

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解答についての全体的な傾向

まずは解答全体の傾向について、数字から見てみようと思う。7月19日(火)に公開して、いったん解答数が落ち着いてきたところで、分析をしてみたい。

  • 解答者数:121名(全問無解答の1名を除いた)
  • 解答の期間:7月19日(火)~7月22日(金)
  • 平均点(標準偏差):10.74/20点
  • 中央値:11点
  • 得点の範囲:2~18点

平均点を見ると、10.74点であり、100点換算すると53点ほどであり、かなり難しい問題だったと言うことが分かる。

また得点のばらつきを見ると、最高点は18点で9割の人もいれば、かなり厳しい結果だった人もいるようで、分散の大きな結果となった。

とは言え、9~12点あたりを中心に、山を描くような分布になっているところを見ると、難しくはあったがテストとしては機能していたように思える。

高い方に注目すると、17点を取った人が10名、18点が1名いる。一部にかなりの人間椅子の楽曲マニアが存在することが明らかとなった。

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各設問の解説と講評

ここからは全15問を1問ずつ振り返り、どのような出題意図だったのか、またどのような知識が必要だったのか、などについて述べたい。

また作成時に想定した難易度と、実際の正答率のズレなどについても触れておこうと思う。

※各設問に付したリストの意味は下記の通りである。

  • 難易度:筆者が作成する際に想定した難易度であり、★の数が多いほど難しい。
  • 正答率:正解者数/解答者数(正答率)

後藤マスヒロ氏が参加したアルバムに関する問題

  • 難易度:★☆☆
  • 正答率:75/119(63%)

1問目は難しくない問題を意識して作った。人間椅子はドラマーの変遷が1つのポイントになっているため、どの作品で誰がプレイしているかを問う問題とした。

後藤マスヒロ氏は正式メンバーとしては、1998年の『頽廃芸術展』~2003年の『修羅囃子』までの作品で演奏している。

ただしポイントは、1993年の『羅生門』はサポートメンバーとして演奏しているということだ。そのため『羅生門』を選択肢に入れたのは、時期だけで引っかからないように、と思ってのことである。

案の定、誤答で最も多かったのは『羅生門』だった。とは言え、6割以上の人が正解しているところを見ると、やはりそれほど難しい問題ではなかったと言えるだろう。

『此岸礼讃』に入っていない楽曲を選ぶ問題

  • 難易度:★★☆
  • 正答率:53/119(44.5%)

どの曲がどのアルバムに入っているか、を問う問題である。ある作品に入っていない”間違い探し”をする、という趣旨の問題だった。

「今昔聖」「沸騰する宇宙」「地獄のロックバンド」はいずれも2011年の『此岸礼讃』に収録されている楽曲である。

しかし「此岸御詠歌」はその次の2013年『萬燈籠』に収録されている。いかにも『此岸礼讃』に入っていそうなタイトルだが、当時のツアーのことを知っている人は解答しやすかっただろう。

「此岸御詠歌」は『此岸礼讃』発売のツアーよりSEとして使用されたが、当時はまだ未発表の新曲だった。そして次のアルバムで新録した音源を1曲目に配置したのだった。

選択肢としては嫌らしいところをつく問題であった。なお誤答としては「地獄のロックバンド」が多いが、レア曲となってあまり印象に残っていない人が多いためか。

アルバムを古い順位並べる問題

  • 難易度:★☆☆
  • 正答率:古い順に、94/120(78.3%)、74/119(62.2%)、55/119(46.2%)、46/118(39%)

アルバムの時代順を問う問題である。時期的には2枚目のベスト盤『押絵と旅する男』に収録されているアルバムから出題した。

人間椅子の歴史に絡めて、順序を覚えるのが良いだろう。インディーズからリリースの『踊る一寸法師』、単発メジャーの時期の『頽廃芸術展』、そしてメジャーに返り咲いた『二十世紀葬送曲』。

今回はファン歴について問う質問はなかったが、昔からのファンにとって答えやすい問題だったかもしれない。

なお間違いが多かったのは『二十世紀葬送曲』と『怪人二十面相』の並び。『二十世紀葬送曲』はCDデビュー10周年を記念したアルバムだった。

収録時間の最も長いアルバムに関する問題

  • 難易度:★★★
  • 正答率:33/120(27.5%)

今回出題した中でも、最高難度を意識して作った問題である。人間椅子のアルバム収録時間に関する知識を問う問題である。

人間椅子と言えば、長尺の楽曲も1つの特徴であり、結果的にアルバムの収録時間も長くなる。長尺の曲が多い+収録曲数が多いアルバムが、長くなる傾向にある。

歴史をたどると、2001年の『見知らぬ世界』が72:56で最長だったのが、2007年『真夏の夜の夢』が73:05で最長記録を塗り替える。さらに2009年『未来浪漫派』が74:50で記録を塗り替えている。

それ以降の作品は、『未来浪漫派』を上回る時間を記録していない。『真夏の夜の夢』『未来浪漫派』の時期は、最も和嶋氏の作る曲が長くなっていた時期で、最長記録が出ていたように思う。

その後は楽曲がよりシンプルになっていったことで、長尺の曲は減っていった。

この問題については、実はヒントがある。(2)は「2009年の」とあるので、アルバム発売年から『未来浪漫派』に決定される。

しかしそれでも『見知らぬ世界』と『真夏の夜の夢』を選ばせる問題であるため、かなりの難問であったと言える。

アルバム『羅生門』に関する正誤問題

  • 難易度:★☆☆
  • 正答率:101/120(83.5%)

アルバムに関する情報が正しいかどうかを答える問題だった。1問目は比較的答えやすい問題を意識した。

1993年の『羅生門』は、売り上げが落ちてきた中での起死回生を狙った作品と言われる。Black Sabbathのトニー・アイオミにプロデュースを打診したが実現しなかった、というのは正しい。

この情報はインタビューなどでも時々語られることがあり、人間椅子ファンの間ではなじみ深い情報だったのではないか、と思われる。

なおプロデュースが実現しなかったことなどから、制作が押してしまい、楽曲数が少ないアルバムとなっている。本当は『踊る一寸法師』収録の「時間を止めた男」を入れる予定だったと言う。

しかし人間椅子は本作でも売り上げは伸びず、契約が解消されることとなった。

アルバム『新青年』の収録曲数に関する正誤問題

  • 難易度:★★☆
  • 正答率:61/121(50.4%)

4.ではアルバムの収録時間に関する問題だったが、こちらは収録曲数に関する問題である。人間椅子のアルバムは初期に比べると最近の作品の収録曲数が多くなっている。

中でも2019年の『新青年』では初のボーナストラックと言う形で、これまた初の14曲収録アルバムとなった。

ボーナストラックを除けば13曲だが、13曲収録のアルバムは『見知らぬ世界』『未来浪漫派』『萬燈籠』など他にも多数存在する。よって説明文は誤りである。

『新青年』は近年の作品で記憶に新しい人も多いかと思ったが、正解しているのは半数くらいの人だった。問題文の読み違いなども、もしかしたらあるかもしれない。

アルバム『人間失格』の作詞・作曲の組み合わせ問題

  • 難易度:★★★
  • 正答率:40/120(33.3%)

人間椅子の楽曲は、主に和嶋慎治・鈴木研一の2人が作っている。どの曲を誰が作っているのか、というのはマニアとしては押さえておきたい知識である。

1問目は1990年の『人間失格』から出題した。初期の楽曲は作曲が2人の共作によるものが多く、さらにどちらが中心に作っているか、によりどちらが先に名前を出すかもかわってくる。

そしてこの問題は実はかなり細かなところを問うている。正解は「針の山」の作詞が、和嶋氏であるから3つ目の選択肢が誤りである。

「針の山」は鈴木氏ボーカルで地獄をテーマにした楽曲なので、鈴木氏が作詞したと思っている人が多いかもしれない。

しかし鈴木氏が「針の山」に関するインタビュー等で、種田山頭火の「分け入っても分け入っても」を和嶋君があてたところがすごい、と語っているのを知っていれば解答できるのである。

また「桜の森の満開の下」を誤りとした人が多かった。こちらも文学シリーズで和嶋氏が作詞ではないか、と思った人が多かったのだろうか。

こちらも「海星(ヒトデ)は沼にはいない」と鈴木氏が変な歌詞を作ってしまった、と語っているインタビューを知っていると、正しい選択肢であるとわかるのである。

アルバム『見知らぬ世界』の作詞・作曲の組み合わせ問題

  • 難易度:★☆☆
  • 正答率:80/121(66.1%)

7.と同様の形式であり、こちらは2001年の『見知らぬ世界』から出題した。7.に比べると簡単な問題となるような選択肢を用意した。

正解は「魅惑のお嬢様」の作詞が間違っており、作詞も鈴木氏によるものである。この曲は鈴木氏がファンであった松嶋菜々子氏を想いながら作った曲で、和嶋氏が作詞するはずがないのだ。

「魅惑のお嬢様」自体はかなりのレア曲であるが、こちらの方が6.より解答はしやすかったようである。

なおレア曲入りしている理由としては、松嶋菜々子氏が結婚したため、とのことである。

楽曲と収録アルバムの組み合わせ問題

  • 難易度:★☆☆
  • 正答率:93/120(77.5%)

楽曲がどのアルバムに入っているのか、に関する知識を問う問題だった。これは知っているかどうか、のみの、純粋な知識問題である。

正解は「地獄の球宴」 – 『新青年』の組み合わせである。「地獄の球宴」は『怪談 そして死とエロス』に収録されている楽曲である。

かなり正解率も高いので、難しくはなかったようだが、”地獄シリーズ”はたくさんあるので、タイトルから曲が思い浮かばないと、途端に難しくなってしまうだろう。

なお『萬燈籠』収録の「地獄変」もややレア曲になっており、どの作品に入っていたのか忘れそうなので要注意である。

ナカジマノブ氏が作曲した楽曲に関する問題

  • 難易度:★★☆
  • 正答率:29/121(24%)

再び楽曲の作曲者に関するクイズであり、ドラマーのナカジマノブ氏に注目して出題した。

ややマニアックな問題ではあるが、和嶋・鈴木氏によって提供された楽曲はどれか、と言う物である。正解は2017年の『異次元からの咆哮』収録の「悪夢の添乗員」であった。

Deep Purpleの「Black Night」のオマージュであり、そうした分かりやすいオマージュを入れるのが和嶋氏の特徴であるから、分かりやすい問題かと思った。

が、正答率はかなり低く、誤答として多かったのは「無慈悲なる青春」である。

2006年『瘋痴狂』収録の「無慈悲なる青春」は、人間椅子に加入してナカジマ氏が最初に作曲としてクレジットされた楽曲である。

かなり記念碑的な楽曲で知っている人が多いかと思ったので意外だった。なお『瘋痴狂』では3曲もナカジマ氏がボーカルをとっているが、作曲は「無慈悲なる青春」のみである。

鈴木氏の処女作「デーモン」に関する正誤問題

  • 難易度:★★☆
  • 正答率:103/120(85.8%)

ここから4問連続で、楽曲に関する説明文の正誤問題が続く。最初は鈴木氏の処女作である「デーモン」に関する、少しマニアックな問題である。

鈴木氏が初めて作った楽曲「デーモン」は、既に人間椅子らしさが漂うハードロックだった。そしてそのメインリフは後に「りんごの泪」に使われたので、正しい文章である。

この曲については、青森で放送されていた「人間椅子倶楽部」にて披露されており、それを見ている人は解答できる問題で、なかなかマニアックな問題かと思っていた。

結果は8割以上の正答率で意外だった。誰しも1度はあの「人間椅子倶楽部」の動画を見たことがあるということだろうか。

ちなみに中間部は「マンドラゴラの花」に使われたと言うことである。

「陰獣」の収録されたアルバムに関する正誤問題

  • 難易度:★★☆
  • 正答率:59/120(49.2%)

楽曲と言いつつ、アルバムに関する問題でもある。人間椅子の代表的な楽曲「陰獣」は、意外にもレア音源だったため、何に収録されたのかを問題にしてみた。

説明文では「ベスト盤『現世は夢 〜25周年記念ベストアルバム〜』に」「初めて再録音源が収録」とあるが、ここでの間違いは前者のアルバム名である。

正しくは2009年の『人間椅子傑作選 二十周年記念ベスト盤』である。20周年を記念して「陰獣」「鉄格子黙示録」が再録されたのだった。

また2014年の『現世は夢 〜25周年記念ベストアルバム〜』では「陰獣」「神経症I LOVE YOU」のオリジナルリマスター音源が収録されている。

これにより、ベスト盤を揃えることで「陰獣」の再録音源・オリジナル音源が入手できることになった。

この問題は正解が多いかと思っていたが、意外にも正答率は5割以下だった。どのアルバムにどの音源が入っているか、ということを逐一把握している人は少ないのかもしれない。

人間椅子の最長時間の楽曲に関する正誤問題

  • 難易度:★★★
  • 正答率:88/120(73.3%)

人間椅子は1曲の長さもかなり長い楽曲がある。どの曲が1番長いのだろうか、ということを問うた問題だった。

ここで挙げた「深淵」は、2009年『未来浪漫派』の最後を飾る長大でドラマチックな名曲。時間は9:23で、この時点では最長の楽曲だった。

しかし次の2011年『此岸礼讃』収録の「春の匂いは涅槃の薫り」が9:45で「深淵」より長い楽曲だった。よって正解は誤りであった。

かなりマニアックな知識の問題だったが、正答率は高めで7割を超えていた。「深淵」は聴いているとあまり長さを感じないので、もっと長い曲はあると言う印象でもつけやすかったかもしれない。

「品川心中」の落語部分のパフォーマンスに関する正誤問題

  • 難易度:★★☆
  • 正答率:74/121(61.2%)

”ロック落語”とも言うべき新たなジャンルを切り開いた「品川心中」に関する問題である。

オリジナル音源では演奏をバックに和嶋氏が落語を披露するが、ライブでは演奏を止めて落語が披露される。これまで様々な形で実は披露されてきた。

アルバム発売当時は、座布団が用意されて落語スペースに移動して披露する本格的なものだった。が、毎回それをするのも大変なので、次第にギターを持ったまま話すようになっていった。

問題にしたのは2020年の海外公演で、日本語が通じない海外でどのように落語を伝えたのか、ということである。正解は誤りで、落語部分を英訳した紙を広げて見せた、というのが正しい情報だ。

海外公演の様子を当時しっかりと確認していた人にとってはサービス問題だったのではないか。正答率も6割ほどで、比較的答えやすかっただろうと思う。

人間椅子のシングル曲に関する問題

  • 難易度:★★☆
  • 正答率:54/121(44.6%)

アルバム主体のリリースを行っている人間椅子ではあるが、シングルリリースもいくつか存在する。シングル曲に関する基本的な知識を問う問題だった。

まず前半は、シングル盤=CDとしてリリースされた最後の作品を問うものである。正解は1996年の『刀と鞘』であり、当時は8cmシングルだった。

なおカップリング曲は「桜下音頭」であり、2020年にアルバム『無限の住人』がリマスター再発された際にボーナストラックとして収録された。

後半部分は意外と難しい。ヒントは「2015年」「アニメのエンディング」である。

「アニメ」だけで「無限の住人 武闘編」に引っかかってはいけないのだ。こちらはアニメの「オープニング」であり、2020年にリリースされたものである。

それが分かれば、おのずと「泥の雨」であると分かる。「泥の雨」は2015年にアニメ「ニンジャスレイヤー」の第20話エンディングのために書き下ろされた楽曲だった。

しっかりと問題文を読むことが求められる点で、少し難しい問題だったようである。

総評

今回は筆者が作成した「第1回 人間椅子の楽曲に関する知識を問うテスト問題」についての解説と講評をお送りした。

当ブログではずっと人間椅子に関するマニアックな内容をお送りしてきたので、その際に調べたことを総結集して今回のテストを作り上げた。

全体の結果を見る限りは、かなり難しい問題だったと言える。意図的に易しい問題も入れたが、それでもどうしても選択肢で”引っかけ”を多く作ってしまったようにも思う。

個別の設問を見てみると、意図して難易度を調整した結果、その通りになった設問と、意外な結果になった設問があった。

まずアルバムの最長時間や最多曲数など、普段あまり意識することのない知識については、やはり正答率は低めの結果となった。

こうした知識については勝手に情報が入ってくるものではないため、関心を持って調べてみなくては覚えることのできないものである。

少し意外に感じたのは、アルバムと収録された楽曲の組み合わせを問うような問題が、正答率は低めであった。確かにこれについても、自分で覚えなくては勝手に頭には入りにくい。

一方でマニアックと思われる情報でも、楽曲のエピソードに関する設問では正答率は高めだった(「品川心中」のパフォーマンスなど)。

こうした情報はSNS等で人間椅子公式からも投稿されるし、また関心も持ちやすい内容である。

今回は楽曲に関するテストと言うことで、やはり楽曲のマニアになるためには、日ごろから歌詞カードなどで収録曲の一覧、作詞・作曲のクレジットなどの情報に触れることが大切なようだ。

筆者はブログを書くために見ている部分もあるが、ここで書き始める前から、暇な時間によく歌詞カードや人間椅子のWikipedia情報を眺めていた。(Wikiは間違っていることもあるが…)

楽曲に関する情報は、楽曲を楽しむ上でも大切な要素ではないか、というのが筆者の考えである。

たとえば今回の、「針の山」の作詞が和嶋氏であると知ると、ただ盛り上がる曲としての「針の山」ではなく歌詞にも注目してみよう、と視点が変わるかもしれない。

またアルバムの収録時間の変化は、人間椅子の楽曲の作り方の変化ともリンクする。そうして人間椅子の音楽性の変遷を追いかけてみるのも面白い。

今回のテストは高得点獲得をゴールにするものではなく、人間椅子の楽曲の楽しみ方を増やすためのものである。

もちろん楽しみ方は人それぞれではあるだろう。よりマニアックに人間椅子の楽曲を楽しみたいと言う人には、そのきっかけになれば幸いである。

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