人間椅子の全曲トリビア辞典vol.1(0th『人間椅子』~3rd『黄金の夜明け』)

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人間椅子
画像出典:Discogs

この記事では、人間椅子の楽曲にまつわるトリビアを紹介する。トリビアとは、「くだらないこと、瑣末なこと、雑学的な事柄や知識、豆知識」を指す。

そんな豆知識を全曲について集めようと言うのが、この記事の主旨だ。以下の内容を中心に書こうと考えている。

  • 楽曲のタイトルのもとになった小説等は何か?
  • 歌のフレーズの元ネタ
  • スタジオ音源とライブ演奏時の違い
  • 楽曲にまつわるエピソード(初披露の方法、制作時のエピソード)

第1回は、0th『人間椅子』~3rd『黄金の夜明け』までだ。

※この記事は読者参加型にできればと思い、こんなトリビアを知っていると言う方は、コメント欄にぜひお寄せください。
あまりに主観的な内容でなければ、書き加えさせてもらい、内容の充実を図ろうと思います。

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0th『人間椅子』


出典:Discogs

  • 発売日:1989年11月10日
  • 発売元:BANDSTOCK RECORD
  • メンバー:和嶋慎治 – ギター、ボーカル、鈴木研一 – ベース、ボーカル、上館徳芳 – ドラムス
no.タイトル作詞作曲時間
1.人面瘡和嶋慎治和嶋慎治4:55
2.陰獣和嶋慎治和嶋慎治・鈴木研一3:29
3.りんごの泪和嶋慎治和嶋慎治・鈴木研一3:52
4.猟奇が街にやって来る和嶋慎治和嶋慎治4:17
5.神経症 I LOVE YOU和嶋慎治和嶋慎治3:59
6.人間失格和嶋慎治和嶋慎治・鈴木研一5:09
7.桜の森の満開の下鈴木研一和嶋慎治・鈴木研一6:09
   合計時間31:35
  • TBSのテレビ番組「三宅裕司のいかすバンド天国」(通称イカ天)のレーベルから発表されたミニ・アルバム。
  • 1st『人間失格』等に収録されている楽曲もあるが、全てそれとは異なる録音である。
  • 作曲のクレジットは、後のアルバム『人間失格』では「鈴木研一・和嶋慎治」となっている楽曲もあるが、今作ではすべて「和嶋慎治・鈴木研一」と表記されている。
  • 現在は廃盤となっており入手困難な作品の1つである。

人面瘡

  • タイトルは谷崎潤一郎の短編小説『人面疽』から。
  • 後にシングル『夜叉ヶ池』のカップリングに再録される。
  • イントロがエレキギターで演奏されている、Bメロのドラムパターンが違う、などが再録との違いである。

陰獣

  • タイトルは江戸川乱歩の小説『陰獣』から。
  • 1番の歌詞がオリジナルとは異なっている。
  • 『イカ天』で完奏できるように、楽曲の時間を3分半ほどに短くしており、原曲は7分ほどで、最後にアウトロ部分の展開があるなどの違いがある。
  • 2009年のベスト盤『人間椅子傑作選 二十周年記念ベスト盤』に新録され、オリジナルの歌詞が採用された。また2014年に発売されたベスト盤『現世は夢 ~25周年記念ベストアルバム~』にオリジナル音源のまま収録された。

りんごの泪

  • 「なぜ」の部分の節回しが、1st『人間失格』バージョンと異なる。
  • 鈴木氏が初めて作った楽曲「デーモン」のメインリフが使用されている。

猟奇が街にやって来る

  • 2009年に発売されたベスト盤『人間椅子傑作選 二十周年記念ベスト盤』にオリジナルバージョンとして再録されている。
  • 本作収録バージョンは、Aメロの後にすぐにサビが来るが、再録バージョンはもう一度Aメロが来る。そのため歌詞も異なっている。

神経症 I LOVE YOU

  • 1991年のビデオ作品『遺言状放送』に、1991年4月21日の渋谷公会堂でのライブ映像が収録されている。そのまま演奏をつなげる形で、レッドツェッペリンの『Rock and Roll』がカバーされている。2015年の渋谷公会堂でのライブにおいても披露されている。
  • 2014年に発売されたベスト盤『現世は夢 ~25周年記念ベストアルバム~』にオリジナル音源のまま収録された。

人間失格

  • タイトルは太宰治の小説『人間失格』から。
  • イントロにカウントあり、前半のテンポは1st『人間失格』バージョンより速く、最後の歌が入る部分のテンポは逆に遅くなっている。

桜の森の満開の下

  • タイトルは坂口安吾の短編小説『桜の森の満開の下』から
  • 本作のバージョンでは鈴木氏のボーカルに終始エフェクトがかかっている。
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1st『人間失格』

  • 発売日:1990年7月21日、1998年7月23日(廉価盤再発)、2016年11月2日(UHQCD再発)
  • 発売元:メルダック、徳間ジャパンコミュニケーションズ(UHQCD再発)
  • メンバー:和嶋慎治 – ギター、ボーカル、鈴木研一 – ベース、ボーカル、上館徳芳 – ドラムス
no.タイトル作詞作曲時間
1.鉄格子黙示録和嶋慎治2:30
2.針の山和嶋慎治Tony Bourge, Burke Shelly, Ray Phillips3:28
3.あやかしの鼓和嶋慎治和嶋慎治・鈴木研一5:18
4.りんごの泪和嶋慎治鈴木研一・和嶋慎治4:03
5.賽の河原和嶋慎治和嶋慎治・鈴木研一5:20
6.天国に結ぶ恋和嶋慎治和嶋慎治4:18
7.悪魔の手毬歌和嶋慎治鈴木研一4:09
8.人間失格和嶋慎治和嶋慎治・鈴木研一7:00
9.ヘヴィ・メタルの逆襲鈴木研一鈴木研一3:00
10.アルンハイムの泉和嶋慎治3:15
11.桜の森の満開の下鈴木研一鈴木研一・和嶋慎治6:26
   合計時間48:47
  • カセットテープも同時に発売された。
  • 帯惹句は、「生まれて、すみません。」
  • 特典は「不気味に光るステッカー」
  • アナログ時代のLPを意識し、あえて音質を下げている。2016年のUHQCD化の際のリマスターにより、大幅に音質は改善した。
  • 人間椅子では定番化した1音半下げチューニングが導入される前の唯一のアルバムである。

鉄格子黙示録

  • 歌詞が過激だという理由で、本作では歌の部分は収録されなかった。ベスト盤『人間椅子傑作選 二十周年記念ベスト盤』で、歌の部分も含めて新録された。
  • 和嶋氏が高校生時代に作曲した楽曲であり、著書『屈折くん』の購入特典のCDには、当時のデモ音源が収録されている。
  • デモ音源に入っている、曲に入る前のSEが存在する。人間椅子倶楽部の2009年時の会報の付録『人間椅子 20年の軌跡』に映像の形で音源を収録。ライブ開演時のSEでも使用され、2010年のライブ盤『疾風怒濤~人間椅子ライブ!ライブ!!』のDVDでは、このSEが使用されている。

針の山

  • Budgieの3rdアルバム”Never Turn back on a Friend”に収録の”Breadfan”に和嶋氏がオリジナル日本語詞を乗せたもの。原曲にある中間部は削られている。
  • 発売時の音源では、「針の山」から再生すると、1曲目の「鉄格子黙示録」の音が残ってしまっていた。2016年のUHQCD化リマスター盤では、改善されている。
  • ライブの本編最後に演奏されるのが定番化したが、昔は演奏されないことも多かった
  • ライブではアウトロのフレーズが繰り返されることが多かったが、最近は音源通りに演奏されている。

あやかしの鼓

  • タイトルは夢野久作の小説『あやかしの鼓』から。
  • レコーディング時に「生きているのか死んでいるのか」と言う部分を収録した際に、「死んでいる」という何者かの声が入っていたという逸話がある。
  • 冒頭のドラムのリズムは、弘前ねぷた祭りの「行進」の囃子のリズムを用いている。

りんごの泪

  • 人間椅子初のMVが制作されており、鈴木氏はねずみ男の格好をしている。
  • 中間部の和嶋氏のセリフが入る前には、ライブにおいてギターソロが入るなどアレンジが加えられることが多い。
  • 人間椅子の代表曲と考えられることが多く、筋肉少女帯との対バンなどで、コラボレーションして演奏されることがある。

賽の河原

  • サビの歌詞は、鎌倉時代の法相宗の僧侶、貞慶(じょうけい)が作った『賽の河原和讃』からとったものと思われる。親より先に死んだ子どもは三途の川の手前の賽の河原に行き、石積をするという様子を歌っている。

天国に結ぶ恋

  • タイトルは三島由紀夫の短編小説『天国に結ぶ恋』から。
  • 身分違いの男女による心中事件、坂田山心中事件は、「天国に結ぶ恋」と報道された。しかしその後、女性の遺体が持ち去られる猟奇的な事件へと発展しており、本作はこの部分に影響されていると思われる。
  • 歌詞の一部分が逆再生されて収録されている。また、「和毛」となっている部分は、「右手」がもともとの歌詞だった。
  • Bメロ部分のギターのフレーズがライブでは時々変わる。

悪魔の手毬唄

  • タイトルは横溝正史の推理小説『悪魔の手毬唄』から。
  • 音源はノーマルチューニングだが、ライブでは1音半下げチューニングで演奏される。
  • 当時は単独で作曲することが難しかった鈴木氏が、頑張って作った楽曲と説明されることがよくある。

人間失格

  • タイトルは太宰治の小説『人間失格』から。
  • デビュー前からあった楽曲であり、和嶋氏は書店のアルバイトをしながら考えた楽曲だと言う。

ヘヴィ・メタルの逆襲

  • タイトルは伊藤政則の著書『ヘヴィ・メタルの逆襲』から。
  • ナンセンス・ソング”という括りで語られ、初期の何作かこのシリーズが続いた。
  • 1991年のビデオ作品『遺言状放送』のライブ映像では、キングクリムゾンの「21世紀の精神異常者」のカバーと続けて演奏された。「21世紀の精神異常者」の歌の部分に、この曲の歌詞を乗せて替え歌にする演出がされている。

アルンハイムの泉

  • タイトルはエドガー・アラン・ポーの小説『アルンハイムの地所』から。

桜の森の満開の下

  • タイトルは坂口安吾の短編小説『桜の森の満開の下』から。
  • 歌詞の中で、「沼に潜むは蛙や海星や鯰」とあるが、ヒトデは海洋生物であり、沼にはいないため、鈴木氏が振り返っておかしな歌詞だと述べている。
  • かつてはライブの本編最後に演奏されることも多かった。

2nd『桜の森の満開の下』

・発売日:1991年3月13日、1998年7月23日(廉価盤再発)、2016年11月2日(HQCD再発)
・発売元:メルダック、徳間ジャパンコミュニケーションズ(HQCD再発)
・メンバー:和嶋慎治 – ギター、ボーカル、鈴木研一 – ベース、ボーカル、上館徳芳 – ドラムス

no.タイトル作詞作曲時間
1.爆弾行進曲和嶋慎治鈴木研一・和嶋慎治4:04
2.遺言状放送和嶋慎治鈴木研一・和嶋慎治4:05
3.心の火事和嶋慎治鈴木研一4:06
4.憂鬱時代和嶋慎治鈴木研一4:12
5.夜叉ヶ池和嶋慎治和嶋慎治7:22
6.東京ボンデージ和嶋慎治和嶋慎治3:18
7.盗人讃歌和嶋慎治和嶋慎治・鈴木研一6:53
8.相撲の唄和嶋慎治鈴木研一・和嶋慎治4:08
9.甲状腺上のマリア和嶋慎治和嶋慎治3:50
10.太陽黒点和嶋慎治鈴木研一・和嶋慎治7:00
   合計時間48:57
  • カセットテープも同時発売。
  • 内ジャケットに幕末~明治期の絵師、弘瀬金蔵絵金)の絵を使っている。
  • 曲間のブレイクがかなり短い。
  • 本作より1音半下げチューニングを導入している
  • 本作ではベースがアンプではなくライン録りをしていることに対し、鈴木氏は不満を感じている。
  • 人間椅子史上、唯一鈴木氏の作詞が1曲もないアルバムである。

爆弾行進曲

  • テーマとなっているのは第一次上海事変で敵陣を突破して自爆した、爆弾三勇士

遺言状放送

  • タイトルは海野十三の小説『放送された遺言』から。
  • 和嶋氏の語りに出てくる「ウンモ星人」は、スペインで起こった怪文書・怪電話事件の主。2001年の10th『見知らぬ世界』では和嶋氏がウンモ星人に扮していた。

心の火事

  • 鈴木氏の学区で流行していた歌がサビの元になっている。終戦後間もなく大人も子どもも歌った、伝承歌であり、「火事だ 火事だ どこ町だ  新寺町の豚小屋だ 豚のけっつ 丸焼けだ」などと歌われると言う。
  • 音源はノーマルチューニングだが、ライブでは1音半下げチューニングで演奏される。

憂鬱時代

  • アコースティックギターによるギターソロが演奏されているのは、人間椅子の全楽曲の中でこの楽曲のみである。

夜叉ヶ池

  • タイトルは泉鏡花の戯曲『夜叉ヶ池』から。
  • 1991年2月21日にシングルカットされており、MVも制作されている。MVには石膏で作られた鈴木氏の頭部像が登場し、現在も残っている。
  • プロモーション用に作られたカセットテープは別テイクで、終わり方がフェードアウトではなく、完奏している。この終わり方がライブで使われている。
  • ライブでは12弦ギターのダブルネックギターで演奏される。レッドツェッペリンの「天国への階段」に影響を受けたものとされる。
  • 後半の「風と生まれ~」の部分は、和嶋氏の出せないキーで作ってしまった。そのため、近年のライブでは前半部はノーマルチューニング、後半部のみ1音半下げチューニングとすることもあった。最新のバージョンは、当該部分のみナカジマノブ氏が歌うという方法が取られた。

東京ボンデージ

  • 歌詞はアルチュール・ランボーの詩『母音』を用いている。
  • 中間部のギターソロはライブでは回数が増える。歯ギターや背面弾きなど多様な弾き方を取り入れる。よくソロからギターリフに戻るのが間に合わない場面がある。

盗人讃歌

  • 人間椅子は作曲の中心人物がボーカルをとることが多いが、この曲は「和嶋慎治・鈴木研一」でありながら、和嶋氏がメインで歌う部分がない点が珍しい。
  • ベースにはファズワウがかけられている。
  • 2000年代前半頃までは比較的演奏される楽曲だったが、その後永らく演奏されなかった。2019年の『新青年』発売ツアーにて久しぶりに演奏されている。

相撲の唄

  • 当時の力士の名前や技の名前が歌詞に取り入れられている。位置づけとしては、前作の「ヘヴィ・メタルの逆襲」に続くナンセンスソングの第2弾。
  • ファンサイトでの人間椅子の楽曲投票で、「相撲の唄」が最下位となっており、和嶋・鈴木両氏自ら「相撲の唄」に投票したと語る場面があった。

甲状腺上のマリア

  • タイトルはバッハの『G線上のアリア』をもじったものと思われる。
  • 難解なアルペジオで作られた楽曲。アルバムに1曲は静かな曲を入れる、というハードロックの王道に則っている。

太陽黒点

  • タイトルは山田風太郎の小説『太陽黒点』から。
  • 中間部の歌詞「太陽にペニス生えて~」は、心理学者ユングが集合的無意識について考えるきっかけを与えたとされる統合失調症患者の発言から。
  • 歌詞の一部は、未収録曲「造反有理」でも同じ内容が使われている。

3rd『黄金の夜明け』

・発売日:1992年6月21日、1998年7月23日(廉価盤再発)、2016年11月2日(UHQCD再発)
・発売元:メルダック、徳間ジャパンコミュニケーションズ(UHQCD再発)
・メンバー:和嶋慎治 – ギター、ボーカル、鈴木研一 – ベース、ボーカル、上館徳芳 – ドラムス

no.タイトル作詞作曲時間
1.黄金の夜明け和嶋慎治鈴木研一・和嶋慎治7:41
2.独裁者最後の夢和嶋慎治鈴木研一・和嶋慎治4:06
3.平成朝ぼらけ鈴木研一鈴木研一5:58
4.わ、ガンでねべが鈴木研一鈴木研一・和嶋慎治3:37
5.水没都市和嶋慎治和嶋慎治8:54
6.幸福のねじ和嶋慎治和嶋慎治5:12
7.マンドラゴラの花鈴木研一鈴木研一7:31
8.素晴らしき日曜日鈴木研一2:21
9.審判の日和嶋慎治鈴木研一・和嶋慎治5:42
10.無言電話和嶋慎治和嶋慎治・鈴木研一7:34
11.狂気山脈和嶋慎治和嶋慎治・鈴木研一8:41
   合計時間67:14
  • アルバムタイトルはイギリスの西洋魔術結社『黄金の夜明け団』から。
  • アートワークは漫画家大越孝太郎氏が担当。
  • 7分を超える大作が増え、”大作主義”と評されることが多いアルバム。
  • 帯惹句は「三度目の正直(ハードロック)!!」

黄金の夜明け

  • タイトル曲が1曲目に配置されるのは本作と、2001年の9th『怪人二十面相』のみである。
  • 和嶋氏の語り部分は、夏目漱石「草枕」の冒頭や、浄土真宗の悪人正機説などが織り交ぜられている。
  • 中間部の静かになるパートでは、ドラムがない中で、ギターとベースが異なるリズムで弾かなければならない。そのためライブでは、和嶋・鈴木両氏が、お互いを見つめ合いながら体を揺らす光景が見られる。

独裁者最後の夢

  • 筆者の知る限り、演奏されたライブをほとんど聞いたことがないレア曲である。2005年の第2回人間椅子倶楽部の集いで演奏されたようだ。

平成朝ぼらけ

  • 短歌の枕詞が歌詞に散りばめられている。
  • 1991年10月23日にリリースされたシングル『幸福のねじ』のカップリング曲。
  • 人間椅子 譜面傑作集』の発売記念の配信番組での発言では、鈴木氏いわく苦労して作った楽曲とのこと。

わ、ガンでねべが

  • 1stから続くナンセンスソングの第3弾。
  • 歌詞には津軽弁が用いられており、後にも津軽弁を歌詞に取り入れる先駆けとなった。
  • ”わ、ガンでねべか?”の部分が逆相で録音されていたのでプロモーションでAMラジオで流したら当時のAM放送はモノラルだった為その部分が打ち消されて消えた状態で放送された事がある。(情報提供)

水没都市

  • 古代ギリシアの哲学者プラトンが述べているアトランティスがテーマになっていると思われる。
  • 「何もかも~」の部分は、かなり高いキーで作られており、2018年の『おどろ曼荼羅~人間椅子2018年春のワンマンツアー』ではメロディが改変されて歌われた。

幸福のねじ

  • 1991年10月23日にシングルリリースされている。シングルバージョンは冒頭にハイハットが入っている点が異なる。カップリング曲は「平成朝ぼらけ」。
  • サビのメロディはライブで歌うのには高すぎるキーで作られている。
  • 「大阪のねじ屋には」とあるが、大阪府はねじの生産シェアが全国1位だと言う。

マンドラゴラの花

  • 古賀新一による漫画『エコエコアザラク』に出てくる話がモチーフになっている。
  • 鈴木氏が初めて作った楽曲「デーモン」の中間部が、そのまま中間部になっている。メインのリフは「りんごの泪」に使われた。
  • デビュー前から演奏されていた楽曲だったが、収録は3作目の本作となった。

素晴らしき日曜日

  • 黒澤明が監督した映画に同名の『素晴らしき日曜日』がある。

審判の日

  • キリスト教における世界の終わりである「最後の審判」から来ていると思われる。
  • 中間部で「ハレルヤ」のメロディは、トーキングモジュレーターを用いて演奏されている。ライブではワウペダルで代用されている。
  • 鈴木氏いわく良い出来のリフとのこと。

無言電話

  • 和嶋氏が電話が苦手であることから作られた楽曲。冒頭のリフは電話のベルをイメージしたものと思われる。
  • 2006年のツアー「電気仕掛けの怪」の名古屋公演で演奏されていることが確認できるが、それ以降ほとんど演奏されていない。

狂気山脈

  • タイトルはH.P.ラヴクラフトの『狂気の山脈にて』から。
  • 最後の部分のギターソロは、ライブではかなり長くなることがある。2017年のライブ盤『威風堂々~人間椅子ライブ!!』収録のライブ音源の時間は、10:50である。

vol.2に続く

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コメント

  1. 小林"SEAZER"一行 より:

    わ、ガンでねべかは”わ、ガンでねべか?”の部分が逆相で録音されていたのでプロモーションでAMラジオで流したら当時のAM放送はモノラルだった為その部分が打ち消されて消えた状態で放送された事がある。

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