メジャーデビュー~2000年代前半頃・初期陰陽座の魅力 – 歌謡曲的メロディと魂迸る初期衝動の時代

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結成から25年を迎える妖怪ヘヴィメタルバンド陰陽座は、日本古来の妖怪などの伝承をヘヴィメタルに乗せて歌う、というコンセプトをずっと貫いて音楽活動を続けてきた。

陰陽座の基本的な音楽の方向性は変わらない。しかし25年という長きにわたって続けていれば、当然ながら変化も生じている。

陰陽座の歴史の中でも、やはり印象が強いのはメジャーデビュー~2000年代前半頃のいわゆる”初期”の時代ではなかろうか。

2023年に3年ぶりとなるツアー『捲土重来』において、セットリストのほとんどを2000年代前半までの楽曲で占められているのを見ても、その重要性を感じるところだ。

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筆者もこの時代の陰陽座に特有の魅力があるように思われる。今回の記事ではメジャーデビュー~2000年代前半頃の陰陽座の魅力は何なのか、考察することとした。

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メジャーデビュー~2000年代前半頃の陰陽座の魅力とは?

陰陽座は1999年に結成し、インディーズから『鬼哭転生』(1999年)・『百鬼繚乱』(2000年)の2枚をリリースしている。

シングル『月に叢雲花に風』でメジャーデビューしており、今回取り上げたいのはおよそこの時期から、アルバム『臥龍點睛』あるいはベスト盤『陰陽珠玉』がリリースされる頃までである。

メジャーデビュー~2000年代前半頃の陰陽座は、それ以前の最初期とも、また『魔王戴天』(2007年)以降の徐々に音楽的な変化を遂げる時代とも違う、独特の魅力があると言える。

この時期の魅力を3つの観点から掘り下げてみようと思う。

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ハードロックの要素+歌謡曲と言う様式

まずはこの時代の陰陽座の音楽的な特徴から述べておこう。

それは非常にキャッチーで歌謡曲的とも言える美しいメロディラインと、最初期からのおどろおどろしいハードロックの融合であった。

陰陽座の個性について考えてみると、インディーズ時代はまだ様々な要素が混然一体となっていた。中心に感じられるのは、人間椅子のようなおどろおどろしい和風ヘヴィメタルの要素である。

その一方で聖飢魔Ⅱのような様式美メタルの要素もあり、筋肉少女帯のようなサイケデリックな雰囲気も若干感じられる。さらにはビジュアル系の界隈とも結びついており、実に様々な要素があった。

リーダーであるベース・ボーカルの瞬火氏はJudas Priestなど海外のヘヴィメタルバンドももちろん愛好していたようだが、最初期は国内ヘヴィメタルバンドの影響を強く感じる。

そうした混然一体となった状況を、メジャーデビューシングル曲「月に叢雲花に風」は見事に脱出した記念曲と言えるのではないか。

それまでにはない、サビのメロディがより分かりやすく、歌謡曲的要素を持ったものになった。一方でギターリフにはどこか不気味な要素も残し、これがこの時代の陰陽座の1つの定型となった。

結果的に、この時代が陰陽座の歴史を見ても、最もメロディが美しい時期とも言えるだろう。とりわけシングル曲「妖花忍法帖」「醒」など、流麗なメロディを聴くことができる。

そして「甲賀忍法帖」が1つの到達点として、名実ともに歴史に残る楽曲になったのである。(YouTubeの公式MVは5000万回再生を超えている)

なおアルバムの中では、初期からのおどろおどろしさを残しつつも、プログレ風味と歌謡曲が融合した「鵺」など、歌謡曲的メロディが最も聴ける時代とも言える。

プチバンドブーム?の中の勢い

今振り返ってみても、初期の陰陽座はなかなかマニアックな音楽をやっていた。

しかしメジャーデビュー~2000年代前半頃の陰陽座はタイアップがつくこととなり、シングルはヒットチャートで見かけることも多々あるような状況にまでなった。

これは当時の日本におけるプチバンドブームのような状況が後押ししていたのではないか。

2000年代前半頃と言えば、まだ日本のヒットチャートが機能しており、ヒット曲が話題の中心にあった。一方で90年代までのJ-POPと呼ばれる音楽ジャンルは緩やかに崩れ始めていた。

それは著名な作曲家(あるいはプロデューサー)が音楽市場を独占するような状況から、”シンガーソングライター”なる存在が台頭し、個性の時代になっていく過程だったようにも思える。

そんな”個性的な”存在の中には、ロックバンドも含まれていた。当時は今思えばマニアックなバンドが、テレビ番組のタイアップを取るような状況が見られていた。

当時のレコード会社もそうした流れに乗ろうとしたのか、シングルヒットを目指す方向に陰陽座は進んだ。中でも「甲賀忍法帖」がアニメのタイアップがつき、広く知られることになる。

陰陽座が歌謡曲的な要素が増したのも、こうしたJ-POPの流れにも組み込もうという意向があったためではないか、と思う。それを悪く言えば商業主義と捉えることもできるだろう。

しかし陰陽座の場合、もともと瞬火氏は流麗なメロディを作ることを得意としていたので、ややマニアックだった初期の音楽性が、シンプルになった点で良い化学反応になった事例と言えるだろう。

また、J-POPの流れに組み込まれたことで、陰陽座の音楽が同時代的な音楽としてその時代に刻み込まれた点も実は意義深い。

ややもすれば80年代頃の懐古的な音楽と思われがちなヘヴィメタルと言うジャンルを、きっちり2000年代初頭の音楽として鳴らしたのである。

やはり当時の最先端の音楽を鳴らす、という感じが伝わってくるこの時代の煌めきは、陰陽座の他の時期とも異質の輝きを放っているようにも思える。

陰陽座の初期衝動と伸びしろ

ここまで当時の音楽性の魅力、また同時代的な音楽として広く受け入れられるものを作り出せた状況を取り上げた。

それだけでもこの時代の”煌めき”を語れるものではあるが、実はそれ以上の煌めきが、陰陽座と言うバンドを時系列に見た時に明らかになって来る。

陰陽座の長い歴史から見ると、メジャーデビュー~2000年代前半頃の陰陽座はまだ方法論も確立されないインディーズ時代に比べれば、一つの方向性が見え始めた時代である。

それをどんどん広げて深めていこうと言う、上昇気流に乗っているワクワク感がある。

陰陽座をテーマパークに例えれば、開園しながらも次々と新たなアトラクションを作り続けているような状態である。次はどんなアトラクションが飛び出すのか、常にワクワクしている感じである。

それを一言で表せば、「ロマン」が詰まっている、ということになる。しかし後の時代に比べるとアレンジ面や楽曲の構築度においては、まだまだ未成熟な部分もあった。

そうした粗ささえも、陰陽座という広大なテーマパーク建設の夢の煌めきとして見えてしまうのが、まさに初期衝動であり、この時代の魅力とも言えるだろう。

たとえばそう言った魂の滾りを「わいら」のパワフルなリフや、「卍」のアグレッシブさと妖艶さの融合などに見出すことができ、こうした躍動感はこの時期特有のものだ。

もちろん後の時代に、これらの楽曲のテーマで制作すれば、もっと完成度の高い楽曲ができたかもしれない。

しかし音楽的な完成度が云々といった理屈よりも、思わず美しいと唸ってしまうようなメロディ、知らず知らずのうちに身体が動いてしまうようなビートは、この時代でしかできなかったことだろう。

音楽的な完成度が楽曲を包み込んでしまうのではなく、楽曲を飛び越えてしまいそうな壮大なロマンがパンパンに詰まっているのが、この時代の最大の魅力なのだ。

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2000年代後半以降の陰陽座の変化

今回取り上げた時代以降の話も少ししておきたい。2006年にベスト盤『陰陽珠玉』をリリースし、それまでの路線をいったん区切りをつけた形となる。

2007年の『魔王戴天』~2009年『金剛九尾』までは、それまでの路線を踏襲しつつ、より音楽性を深め、完成度を上げていく時代だったようにも思える。

それと同時に、シングルを頻繁にリリースする方向性は影を潜め、アルバム中心の制作となった。またJ-POPに寄せた歌謡曲的要素も、やや引っ込んだ印象もある。

ドラマー斗羅の脱退や、ダウンチューニングの導入など、その後は音楽的・サウンド的にも変化を遂げていくこととなる。

それまでの歌謡曲的要素は、よりシンフォニックな雰囲気に変わり、ハードロック的なパワフルさから、よりヘヴィで現代的なメタルサウンドへと変貌していった。

また陰陽座としての音楽的完成度もさらに増していくことになる。先ほどのテーマパークの例えで言えば、メインのアトラクションは全て完成し、後は増改築を継続していく、という感じである。

それゆえ、もともと職人的だった瞬火氏の音楽的姿勢がより顕著になり、堅実な音楽を継続していくバンドになったと言う印象が強まった。

こうして2000年代後半以降と比べてみると、今回取り上げた時代のスリルやワクワク感が際立って見えてくるように思う。

むろん、どちらが良いと言うことではなく、それぞれの時代の魅力がある、と言う意味である。

ダウンチューニングの曲が増加することによる音楽性の変化とは? – 陰陽座・人間椅子を事例に

メジャーデビュー~2000年代前半頃の陰陽座の魅力を伝えるシングル曲+α

今回取り上げたメジャーデビュー~2000年代前半頃の陰陽座は、シングル曲に力を入れていた印象があり、名曲の宝庫である。

最後にこの時代を象徴する楽曲を紹介するため、シングル曲(およびカップリング曲)の中から選んだ10曲+アルバムから1曲について、聴きどころなどをまとめた。

月に叢雲花に風

  • 作詞・作曲:瞬火、編曲:陰陽座
  • 収録作品:シングル『月に叢雲花に風』(2001年)、『煌神羅刹』(2002年)、ベスト盤『陰陽珠玉』(2006年)など

陰陽座がメジャーデビューを果たした記念すべき楽曲。シングルらしい曲を、ということで作られた楽曲は、これまでにないほどキャッチーなサビが印象的である。

基本にはハードロックがあり、和風の要素を散りばめつつも、非常にポップな仕上がりとなっている。この曲の方向性が、後のシングル曲の方針を決めたと言っても良いのではないか。

個人的には、陰陽座の歌謡曲路線のメロディを決定づけたのが、この曲のサビと「組曲「黒塚」~鬼哭啾々」(『煌神羅刹』収録)のBメロ部分だったような気もしている。

妖花忍法帖

  • 作詞・作曲:瞬火、編曲:陰陽座
  • 収録作品:シングル『妖花忍法帖』(2002年)、『鳳翼麟瞳』(2003年)、ベスト盤『陰陽珠玉』(2006年)など

アルバム『鳳翼麟瞳』の先行シングルとしてリリースされた。スピードメタル調の忍法帖シリーズにおいては、初の変化球の楽曲となっている。

陰陽座の妖艶の要素を引き出した曲ではあるが、それまでの陰陽座のアプローチとは異なり、メロディラインはかなり歌謡曲的な要素を感じさせるものとなっている。

それでいてヘヴィメタル的様式美もあり、黒猫氏の歌声の魅力も存分に楽しめる。とりわけギターソロ後のCメロの美しさが秀逸である。

わいら

  • 作詞・作曲:瞬火、編曲:陰陽座
  • 収録作品:シングル『妖花忍法帖』(2002年)など

シングル『妖花忍法帖』のカップリングとしてのみ収録されている楽曲だが、ライブでは頻繁に披露されている定番曲である。

ハードロックでは伝統的(?)とも言える、F#mをキーとするハードなリフの曲である。それでいて、ハード一辺倒ではなく、サビでメジャー調のメロディが来るところがカッコいい。

この時代の陰陽座の魂の滾りとでも言おうか、勢いを感じさせる楽曲である。ハードながら明るい気持ちになれる、隠れた名曲だ。

鳳翼天翔

  • 作詞・作曲:瞬火、編曲:陰陽座
  • 収録作品:シングル『鳳翼天翔』(2003年)、『鳳翼麟瞳』(2003年)、ベスト盤『陰陽珠玉』(2006年)、ベスト盤『龍凰珠玉』(2013年)など

ライブの始まりやアンコールでは欠かせない、陰陽座の代表曲の1つである。手塚治虫氏の「火の鳥」をモチーフにした、爽快感のあるハードロックナンバーである。

「焔ノ鳥」~「鳳翼天翔」と言う流れは、Judas Priestの「The Hellion」~「Electric Eye」へのオマージュであることは、界隈では有名な事実である。

Judas Priest本家の高揚感を、何倍にも膨らましたような高揚感があるように筆者には思える。それはハードロックへの憧れがそのまま曲に表れたようなピュアなエネルギーである。

梧桐の丘

  • 作詞・作曲:瞬火、編曲:陰陽座
  • 収録作品:シングル『鳳翼天翔』(2003年)、ベスト盤『陰陽珠玉』(2006年)など

「鳳翼天翔」の流れを引き継ぐ楽曲であり、リカットシングル『鳳翼天翔』に収録された。バラード曲であるが、跳ねる感じのリズムが珍しい印象で、とても心地好い曲だ。

この曲のように陰陽座はいくつかの楽曲を連作のようにする特徴があり、この曲でも「焔ノ鳥」で登場するフレーズが、アウトロ部分に使われるなど、細かい工夫が見られる。

そしてこの曲は、どこかAOR的なお洒落な音楽への憧れが詰まっているような気がしている。あまり洋楽ハードロックの世界には見られないタイプのバラードで興味深い。

  • 作詞・作曲:瞬火、編曲:陰陽座
  • 収録作品:シングル『醒』(2003年)、ベスト盤『陰陽珠玉』(2006年)など

シングルのみに収録されている楽曲である。チャートでは30位と、これまでより注目度が高まっており、勢いに乗っている時代の楽曲だ。

ヘヴィメタルと言えばマイナー調、という枠を取り払い、どこまでも突き抜けていきそうな爽快なサビが冒頭から入ってくるところが素晴らしい。

インディーズ時代のおどろおどろしい作風の面影もない、という声も聞こえてきそうだが、むしろここまで突き抜けたからこそ、この時代の陰陽座が高く評価されたような気もしている。

悪路王

  • 作詞・作曲:瞬火、編曲:陰陽座
  • 収録作品:シングル『醒』(2003年)、ベスト盤『陰陽珠玉』(2006年)、ベスト盤『龍凰珠玉』(2013年)など

シングル『醒』のカップリング曲と言うマニアックな立ち位置ながら、長らくライブのアンコール定番曲として愛される楽曲である。

陰陽座の中でも最もアグレッシブと言うべきスラッシュメタル曲であり、Slayerなどの90年代スラッシュメタルの良いところを取り出したような楽曲である。

瞬火氏のボーカルがスラッシュメタル然としており、中間部の黒猫氏パートは民謡調なのが面白い。より現代的なメタルとなった近年の陰陽座とは異なる、ハードロック然としたバンド感も魅力だ。

  • 作詞・作曲:瞬火、編曲:陰陽座
  • 収録作品:シングル『睡』(2004年)、『夢幻泡影』(2004年)、ベスト盤『陰陽珠玉』(2006年)など

『醒』と対を成すシングルとしてリリースされた楽曲である。爽快感のある「醒」に比べ、ダークな雰囲気が漂う、より陰陽座らしい曲に仕上がっている。

ただしインディーズ時代のようなおどろおどろしい曲調ではなく、どことなくヴィジュアル系の雰囲気を感じさせる、スピード感がありつつゴシックな雰囲気さえ漂う。

陰陽座の中ではあまりないタイプの楽曲に思われ、中間部には変拍子も登場したりと、音楽的な実験の様子も窺える楽曲だ。

組曲「義経」〜悪忌判官

  • 作詞・作曲:瞬火、編曲:陰陽座
  • 収録作品:シングル『組曲「義経」〜悪忌判官』(2004年)、『臥龍點睛』(2005年)、ベスト盤『陰陽珠玉』(2006年)、ベスト盤『龍凰珠玉』(2013年)など

シングル曲でありながら、3部作で合計で20分を超える大作「組曲「義経」」の第1部である。各曲はもちろん単体でも成立するのだが、この曲が最も単独でインパクトを放っているだろう。

陰陽座のデビュー時からのおどろおどろしいリフを前面に押し出しつつも、スピーディーな展開とキャッチーなメロディは、陰陽座の音楽的な進化を感じさせるものとなっている。

近年の陰陽座になると、大作はよりシンフォニックな雰囲気が漂うようになるが、この時代の魅力はバンド感のあるロックンロールであるところにあるようにも思える。

甲賀忍法帖

  • 作詞・作曲:瞬火、編曲:陰陽座
  • 収録作品:シングル『甲賀忍法帖』(2005年)、『臥龍點睛』(2005年)、ベスト盤『陰陽珠玉』(2006年)、ベスト盤『龍凰珠玉』(2013年)など

名実ともに陰陽座の代表曲と言えば、この「甲賀忍法帖」が第一に挙がることだろう。テレビアニメ『バジリスク 〜甲賀忍法帖〜』のオープニングとして起用され、人気を博した。

忍法帖シリーズの制約を課しつつ、テレビサイズにカットする必要がないように、90秒でサビが終わるように制作されたという、瞬火氏のこだわりがうかがえるエピソードがある。

まさにこの時代の陰陽座の音楽性をも代表しており、口ずさめるサビのメロディとスピード感のあるロックビート、それでいて陰陽座らしいヘヴィメタルサウンドも揃っている。

舞いあがる

  • 作詞・作曲:瞬火、編曲:陰陽座
  • 収録作品:『鳳翼麟瞳』(2003年)、ベスト盤『陰陽珠玉』(2006年)など

どうしてもシングル曲以外に取り上げたかったのが、『鳳翼麟瞳』ラストに配置されたこの曲だ。アルバムラストに明るい雰囲気の曲を入れる陰陽座だが、この曲は革命的な1曲であると感じている。

四つ打ちビートに乗せ、爽快感がありつつ泣けるとにかく良いメロディである。「醒」もそうだが、メジャーキーでメタルはできると言う、Ozzy Osbourneのスピリットを正当に受け継いでいる。

”歌のお姉さん”とも言われる黒猫氏の歌声と実に合っている楽曲であり、ライブでは笑顔で泣いてしまう、筆者の中ではいまだにこれを超える名曲は生まれていないと感じさせる楽曲だ。

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