【初心者向け】”はじめてのアルバム” – 第6回:南佳孝 おすすめのベストアルバム、おすすめのオリジナルアルバムは?

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音楽
画像出典:Amazon

気になるバンドを聴いてみようと思った時に、必ずと言っていいほど「何から聴けば良いのか?」問題が出てくる。

そこで初めて聴く人向けに、最初に聴くのにおすすめのアルバムを紹介するシリーズ記事を書いている。

これまで5組のアーティストについてアルバムを紹介してきた。

第1回:eastern youth

第2回:クレイジーケンバンド

第3回:怒髪天

第4回:奥村愛子

第5回:聖飢魔Ⅱ

今回取り上げるのは、デビューから45年を超えてなお精力的に活動中の”南佳孝”である。

日本における”シティ・ポップ”の旗手として語られることもあるが、実際はその範疇に収まらない幅広い音楽性を見せるシンガーソングライターである。

長いキャリアの中でリリースされている作品数も多い。初めて聴くのにおすすめのベストアルバム、オリジナルアルバムについて紹介していきたい。

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南佳孝について

まずは南佳孝の代表曲や、その活動について大まかに振り返っておきたい。

南佳孝は1973年にアルバム『摩天楼のヒロイン』でデビュー。デビュー時にはティン・パン・アレームーンライダーズの作品に参加していた。

その後はラテンミュージックに傾倒した作品『South of the Border』や、Y.M.Oのメンバーと制作した『MONTAGE』など、音楽性をさらに広げていった。

南氏の音楽性は、活動初期の”シティポップ”的なものと理解されやすいが、ラテンやジャズなど幅広い音楽を吸収したものとなっている。

日本には同系統のミュージシャンがいないほど、独自の音楽性を持つと言えるだろう。

1979年にリリースしたアルバム『SPEAK LOW』に収録されている「モンローウォーク」は、郷ひろみが「セクシー・ユー」としてカバーしてヒットしている。

1981年には映画『スローなブギにしてくれ』のサウンドトラックを担当し、主題歌「スローなブギにしてくれ (I want you)」がヒットする。

1984年の『スタンダード・ナンバー』は薬師丸ひろ子が異なる歌詞で「メイン・テーマ」としてカバーしている。

80年代後半には、作詞に松本隆を迎えて、アルバムごとに特色のある世界観を作り上げるような名盤を多数制作している。

90年代にはテレビ番組でユーラシアを四駆で横断、イベント「“太陽のメロディ”Beach Party ’97 in CHIGASAKI」など、様々な企画を行っている。

その後も、カバーアルバムの制作、オリジナルアルバムの制作など、精力的に活動を続けている。最新のオリジナル盤は、2018年の『Dear My Generation』である。

他にも近年はラジオ番組でカバーを行い、『ラジオな曲たち』としてアルバムにまとめている。

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”はじめて”のベストアルバム

まずは南佳孝氏のベストアルバムから見ていこう。キャリアが長い分、ベストアルバムも多数存在している。

確認したところ、セルフカバーではない純粋なベストアルバムは6枚あった。

現時点で最もおすすめのべスタルバムは、最新のベスト盤『~ オールタイムベスト ~CUARENTA~』である。

活動40年を記念したオールタイム・ベストアルバムであり、2011年の『SMILE & YES』までの21枚のアルバムからもれなく選曲されている。

4枚組とボリューム満点であり、ベスト盤のみ聴いてみよう、という人にはおすすめのアルバムだ。ただオリジナルも集めようと思っている人は、曲数が多すぎると感じるかもしれない。

もう少し過去の作品であれば、30周年を記念した『30th STREET SOUTH』は80年代までの楽曲を中心に、2枚組とコンパクトに聴くことができるので、個人的にはこちらもおすすめである。

その他ベスト盤についても、大まかに情報を掲載しておこう。

大航海図鑑

1990年にリリースされた、ライブを意識したベストアルバムとのこと。代表的な楽曲は盛り込まれているが、曲数は少なめである。

夏の終わりに僕は君を失う

1993年リリース、バラードベストアルバムである。選曲はとても良いが、ややマニア向けの内容とも言える。

the best

1997年にリリースされた、タイトル通りのベストアルバム。ソニー時代に発表された初期の楽曲を中心に選曲されている。

シングルス 1978-1993

”ゴールデンベスト”と呼ばれるもので、アルバムから満遍なく収録されたものではない。代表曲とも言い切れないものもあり、あまり最初におすすめのアルバムではない。

”はじめて”のオリジナルアルバム

続いて初めて聴くのにおすすめのオリジナルアルバムを紹介していこう。やはり1枚に絞ることは難しいため、厳選してテーマ性の異なる3枚を選んでみた。

いずれも名盤であるため、雰囲気の合いそうなものから手に取っていただきたい。

最初におすすめするのは、1978年の3rdアルバム『South of the Border』である。

アルバムとしては非常に人気の高い作品であり、特徴としてはラテンミュージックの要素が強いことである。

後の南氏の音楽性を知るとラテン要素は非常に重要なものとわかるが、ラテン要素を色濃く出した最初の作品である。

「夏の女優」「日付変更線」「夜間飛行」などに特にその要素を感じられる。他にもAOR的な「プールサイド」、都会的な雰囲気がする「常夜灯」など名曲揃いである。

続いては、1982年の7thアルバム『Seventh Avenue South』である。こちらも文句のつけようがない名盤である。

アルバムジャケットが示すように、”都会の夜”をテーマにしたコンセプト性の強いアルバムだ。ニューヨークで録音が行われており、サウンドやアレンジにも非常にこだわりが見られる。

冒頭の「Cool」から「Scotch and Rain」は、南佳孝の音楽性の真骨頂とも言える。「波止場」や「口笛を吹く女」など、渋い名曲もアルバムのクオリティを高めている。

時代はAORが流行していた時期ではあるが、それらの流れとは一線を画すもの。ジャズ要素を強く感じるサウンドで、AOR以上に精神年齢の高い世界観を作り上げている名盤である。

最後に紹介するのは、1984年の9thアルバム『冒険王』である。これまで紹介した2枚とも世界観が異なるが、またしても文句のつけようがない名盤だ。

作詞の松本隆氏と組み、コンセプト性の強い作品を作っている。少年が冒険するようなワクワク感、そして近未来感の漂う楽曲で構成されている。

「火星の月」「宇宙遊泳」「冒険王」など幻想的なアレンジの楽曲が魅力的だ。シングル「スタンダード・ナンバー」はやや浮いているが、「素敵なパメラ」などポップな楽曲との相性は良い。

『Seventh Avenue South』で見せた都会的な世界観とは大きく変わり、ファンタジー性の強い歌詞とアレンジである。南氏の新境地だが、見事にコンセプトアルバムを作り上げている。

まとめ

今回は南佳孝氏のおすすめアルバムを紹介した。改めてベストアルバム、そしてオリジナルアルバムのおすすめ盤をここにまとめておこう。

<ベストアルバム>

・『~ オールタイムベスト ~CUARENTA~

<オリジナルアルバム>

・『South of the Border

・『Seventh Avenue South

・『冒険王

南氏の作る音楽は、シティポップやAORで括れるものではなく、幅広くジャズやラテンを吸収した音楽である。そしていつも肩の力が抜けつつ、洗練されたメロディ、サウンドが特徴である。

どの時代の作品を切り取っても、その姿勢は変わることがない。今回紹介していないアルバムも名盤揃いである。

ぜひその他の作品も手に取ってみてほしい。

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