【初心者向け】”はじめてのアルバム” – 第8回:Budgie 名曲”Breadfan”の入っているアルバムを最初に聴くのが本当に良いのか?+全アルバムレビュー

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歴史の長いバンドは、必ずと言っていいほど「何から聴けば良いのか?」問題が出てくる。

そこで初めて聴く人向けに、最初に聴くのにおすすめのアルバムを紹介するシリーズ記事を書いている。

これまで7回の記事を書いており、最近は人間椅子南佳孝といった、国内ベテランミュージシャンを取り上げていた。

【初心者向け】”はじめてのアルバム” – 第7回:人間椅子 絶対おすすめの名盤と全アルバムレビューも

【初心者向け】”はじめてのアルバム” – 第6回:南佳孝 おすすめのベストアルバム、おすすめのオリジナルアルバムは?

これまでずっと国内ミュージシャンを取り上げてきたが、初めて海外のバンドであるBudgieを取り上げたい。

Budgieと言えば、70年代ハードロックにおいて独特なヘビーさで、後続のバンドに大きな影響を与えたバンドである。先日1月に中心人物であるベースボーカル、バークシェリー氏の訃報が届いた。

哀悼の意を込めて、今回の記事を作成した次第である。

有名どころのハードロックバンドを聴いた、という人には、Budgieを聴いてB級ハードロックの魅力を知っていただきたい。後半では、全オリジナルアルバムレビューも併せて行っている。

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Budgieについて

まずはBudgieとはどんなバンドなのか、その歴史を紹介していこう。

1968年にウェールズのカーディフで結成された3人組のバンドである。結成当初のメンバーは、下記の3人だった。

  • バーク・シェリー(ベース・ボーカル)
  • トニー・ボージ(ギター)
  • レイ・フィリップス(ドラムス)

セキセイインコ(budgerigar)の口語がバンド名で、アルバムジャケットのほとんどにセキセイインコが描かれている。

Black Sabbathを手掛けたロジャー・ベインがプロデュースを行った1st『Budgie』で1971年にデビュー。他のバンドにない独特なヘビーさを伴う作品となっている。

2nd『Squawk』と3rd『Never Turn Your Back On A Friend』は、多くのプログレッシブロックのジャケットを手掛けたロジャー・ディーンが担当している。

1973年の3rd『Never Turn Your Back On A Friend』には、Metallicaや人間椅子によってカバーされた名曲「Breadfan」が収録されている。

※人間椅子はオリジナル詞をつけ「針の山」としてカバーしている。

4th『In for the Kill』発売前の1974年に、ドラムのレイ・フィリップスが脱退し、ピート・ブートが加入。1975年の5th『Bandolier』ではドラマーがスティーヴ・ウィリアムズに交替。

70年代後半に入ると、パンクロックの隆盛により、他のハードロックバンド同様に苦境の時代を迎える。楽曲もポップな作風が入るなど、やや迷走した時期に入って行く

1978年にはギターのトニー・ボージが脱退し、何人かのギタリストが参加した後ジョン・トーマスが加入した。

1980年代に入ると、ニュー・ウェイヴ・オブ・ブリティッシュ・ヘヴィメタル(New Wave of British Heavy Metal: NWOBHM)の影響で再評価の機運が高まる。

レディング・フェスティバルでヘッドライナーを務めるなど、人気を博した。アルバムもメタル的サウンド・産業ロックを意識した、メロディアスなハードロックに路線変更していた。

1988年に演奏活動を休止していたが、1995年にアメリカのテキサス州の音楽フェス「La Semana Alegre」で再結成。

2006年には24年ぶりとなるフルアルバム『You’re All Living In Cuckooland』をリリース。2010年にバーク・シェリーが動脈の動脈瘤のため、活動を休止した。

2022年にバーク・シェリーの訃報が、彼の娘により伝えられた。

Budgieの音楽性について、70年代の作品はよく”B級ハードロック”と言われる。ブルース色が薄く、バーク・シェリーの中性的なボーカルなど、他のバンドにない独特な味わいがある。

その魅力は噛めば噛むほど味の出るような、独特な”Budgie節”ともいうべきもの。華々しいバンドをA級と言うなら、B級とは貶す意味合いではなく、むしろ賛辞の言葉として見るべきだろう。

また80年代のNWOBHMにおいては、Budgieの先進的な楽曲やリフが再評価され、後のメタルバンドに大きく影響を与えた。

Budgieの魅力とは、サウンドや見た目の派手さなどではなく、ハードロックの本当に大切なエッセンスが詰まっているところにあるだろう。

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”はじめて”のベストアルバムは?

まずはベストアルバムに少し触れておこう。Budgieは公式な情報によれば、以下の4枚のベストアルバムがリリースされている。

  1. Best of Budgie(1975)
  2. Best of Budgie(1981)
  3. An Ecstasy of Fumbling – The Definitive Anthology(1996)
  4. Best of Budgie(1997)

1.は5th『Bandolier』までのベスト、2.は1st・2ndの2枚だけから選曲されたベスト盤である。

3.と4.は再結成後に作られたベストで、3.は2枚組で1981年の『Nightflight』まで満遍なく選曲されている。4.も5th『Bandolier』までの選曲でだが、1.と選曲が若干異なる。

ただ筆者としては、あまりBudgieのベストアルバムをおすすめしない。その理由としては、Budgieはアルバムごとに楽しむのが良いと思うためである。

常にBudgie節が変わらないのが魅力ではあるが、時期により作風が異なる様子もアルバムごとに楽しんでほしい。それを最初にベスト盤で聴いてしまうのはもったいない気がする。

強いて挙げるなら曲数の多い3.『An Ecstasy of Fumbling – The Definitive Anthology』だが、入手困難盤であり、無理に入手する必要もないだろう。

”はじめて”のオリジナルアルバムは?

ではオリジナルアルバムで最初に聴くには、どの作品がおすすめだろうか?

真っ先に思いつくのは、Metallicaもカバーした「Breadfan」の収録されたアルバムだ。それは1973年の3rdアルバム『Never Turn Your Back On A Friend』である。

やはり最も有名な曲が収録されているアルバムで、Budgieの代表作として認識されている。でははじめて聴くアルバムに相応しいかと言うと、80%くらいはおすすめできる、と言うのが回答だ。

おすすめできるポイントとしては、まずはもちろん「Breadfan」というメタルの歴史においても重要な楽曲が入っている点である。

スピーディーなメタルの先駆けであり、鋭利なリフが後のNWOBHMに与えた影響は絶大である。

また最後に配置された「Parents」という10分超えの大作も隠れた名曲である。Budgieはこの曲のような、哀愁溢れる楽曲も魅力の1つとなっている。

これら2曲を聴けるだけでも、本作は十分素晴らしいアルバムだと言える。

しかしアルバムトータルで見ると、中間の曲が若干地味な印象は否めない。「Breadfan」からハードな楽曲を期待すると、牧歌的なアコースティック曲や、どんよりしたハードロックが多い。

それも含めてBudgieの魅力なのだが、初めて聴く人には渋いと感じられるかもしれない。

最もハードロックらしい作品から聴きたい場合には、1974年の4th『In for the Kill』もおすすめである。

ミドルテンポのハードロックが充実したアルバムで、代表曲である「In for the Kill」「Zoom Club」が収録されている。6分以上の曲が多く、プログレ要素も感じることができる。

またMetallicaがカバーした「Crash Course In Brain Surgery」も収録され、「Breadfan」に並ぶスピードメタルでおすすめである。

最もハードなBudgieを聞きたい人は、この4th『In for the Kill』から入っても良いかもしれない。

しかしBudgieの真骨頂である、独特の湿ったヘビーさが堪能できるのは1stアルバム『Budgie』である。ちなみに筆者はいくつか曲を聴いた後に、最初に購入したアルバムは1stだった。

1つのリフで進めながら、展開を入れ込んでいく構成力がさすがのアルバム。「Nude Disintegrating Parachuting Woman」は、変拍子を入れつつ、ヘビーさが前面に出た楽曲だ。

スピード感のある曲はないが、ずっしりと重いBudgieを楽しみたい人には最高のアルバムである。

このように70年代の作品をとっても、少しずつカラーが異なっている。自身の入りやすいアルバムから、Budgieの作品に入るのが良いだろう。

そして1作聴き通して気に入ったら、もうBudgieの魅力にハマりつつある。

1975年の5th『Bandolier』まではBudgieの黄金期と言われ、どの作品を聴いても良い。1枚気に入ったら、前後の作品を聴き進めていく聴き方がおすすめだ。

Budgie全オリジナルアルバムレビュー+2

はじめて聴くオリジナルアルバムを紹介してきたが、Budgieはどのアルバムにもそれぞれ良さがある。

最初のアルバムの後、その先に聴く順番を考えてもらうために、全アルバムのレビューも行おうと思う。オリジナルアルバムに加え、EPと未発表曲集の2枚についてもレビューした。

ごく簡単なレビューとはなるが、アルバムの特徴とおすすめ度を3段階で示した。

★が3つあれば非常におすすめだが、★1つの場合も決して駄作と言う意味ではない。あくまで聴く順番の指針の1つになればと願うところである。

1st『Budgie』(1971)

  • 発売日:1971年7月30日
  • メンバー:バーク・シェリー(ベース・ボーカル)、トニー・ボージ(ギター)、レイ・フィリップス(ドラムス)
  • おすすめ度:★★★

印象的なリフ、湿り気のあるヘビーさ、既に1stアルバムからBudgieの個性が確立されていることが分かる名盤。第2のBlack Sabbathを目指したことも頷けるが、個性も光る1枚になっている。

1曲目の「Guts」がすべてを物語っているが、他の曲もヘビーで捨て曲がない。どこかプログレ風味もあり、2曲目の「Everything in My Heart」の幻想的なサウンドも素晴らしい。

Budgie入門編にして頂点でもあるような作品だと思う。

2nd『Squawk』(1972)

  • 発売日:1972年9月1日
  • メンバー:バーク・シェリー(ベース・ボーカル)、トニー・ボージ(ギター)、レイ・フィリップス(ドラムス)
  • おすすめ度:★★☆

1stの延長線上にあるが、どこか1stよりは地味な印象。1stがA級寄りのB級とすれば、本作はB級ど真ん中で、ある意味これぞBudgie節と呼べる曲が並んでいるとも言える。

Whiskey River」「Stranded」など印象的なリフは相変わらずカッコいい。「Young Is a World」では長尺でメロトロンも使われるなど、本作でもプログレ要素を感じる部分がある。

ディープなBudgieワールドに浸りたい方にはおすすめの1枚だ。

3rd『Never Turn Your Back On a Friend』(1973)

  • 発売日:1973年6月
  • メンバー:バーク・シェリー(ベース・ボーカル)、トニー・ボージ(ギター)、レイ・フィリップス(ドラムス)
  • おすすめ度:★★★

代表曲「Breadfan」を含む、Budgieにとっての代表作ロジャー・ディーンによるジャケットも印象的であり、Budgieらしさが詰まった1枚である。

”Budgieらしさ”とは、「Breadfan」「Parents」のような超名曲もあれば、どこか中間に配置された楽曲は牧歌的な雰囲気が漂ってしまうことでもある。それもまたBudgieの良さであるのだが。

なお「Baby, Please Don’t Go」は、マディー・ウォーターズなどが歌ったブルース曲を大胆にカバーしたものである。

4th『In for the Kill』(1974)

  • 発売日:1974年5月17日
  • メンバー:バーク・シェリー(ベース・ボーカル)、トニー・ボージ(ギター)、ピート・ブート(ドラムス)
  • おすすめ度:★★★

前作以上にハードロック要素が増して、Budgieには珍しく攻撃的な印象もあるアルバム。それゆえメタルファンからは絶大な人気を誇る1枚となっている。

とは言え、「Zoom Club」「Living on Your Own」など8分超えの大作もあって、一筋縄ではいかない。その中で「Crash Course in Brain Surgery」の爽快感が際立つ。

ダークかつヘビーなハードロックを感じたい人にはおすすめの作品だ。

5th『Bandolier』(1975)

  • 発売日:1975年9月
  • メンバー:バーク・シェリー(ベース・ボーカル)、トニー・ボージ(ギター)、スティーヴ・ウィリアムズ(ドラムス)
  • おすすめ度:★★☆

ドラマーがスティーヴ・ウィリアムズに交代した第1作。前作までの湿り気とヘビーさが薄れ、どこか爽やかな雰囲気も漂う作品になっている。

ややソウルを感じる「Who Do You Want for Your Love?」や、ロックンロールな「I Ain’t No Mountain」などが新しい。「Napoleon Bona-Part 1&2」は様式美を感じる力作。

変化もありつつ、個人的にはBudgieの魅力に溢れた名作だと思う。なおIron Maidenが「I Can’t See My Feelings」をカバーしている。

6th『If I Were Britannia I’d Waive the Rules』(1976)

  • 発売日:1976年4月23日
  • メンバー:バーク・シェリー(ベース・ボーカル)、トニー・ボージ(ギター・ボーカル)、スティーヴ・ウィリアムズ(ドラムス)
  • おすすめ度:★★☆

前作以上にヘビーなハードロックは減ってしまった本作。その代りプログレやロックンロールの要素が強まり、これまでにない作風に仕上がっている。

Anne Neggen」の跳ねたリズムが軽快な一方、「If I Were Brittania I’d Waive the Rules」「Black Velvet Stallion」はかつてないほどプログレを感じるヘビーさだ。

前作までに比べると評価が下がるアルバムだが、中毒性と言う意味では非常に強く、筆者としてはかなり好きな作品だ。

7th『Impeckable』(1978)

  • 発売日:1978年2月17日
  • メンバー:バーク・シェリー(ベース・ボーカル)、トニー・ボージ(ギター)、スティーヴ・ウィリアムズ(ドラムス)
  • おすすめ度:★☆☆

70年代最後の作品であり、これまでのハードロック路線の最後の作品。前作よりはハードロックを感じさせるが、どことなく停滞感も漂っている。

Melt the Ice Away」は爽快感のある楽曲。「Pyramids」「Don’t Dilute the Water」などBudgieらしいリフや展開が聴ける曲もありつつ、どこか全体のまとまりに欠ける。

この作品を最後にギターのトニー・ボージがバンドを去り、Budgieも転換期を迎える。

8th『Power Supply』(1980)

  • 発売日:1980年10月10日
  • メンバー:バーク・シェリー(ベース・ボーカル)、ジョン・トーマス(ギター)、スティーヴ・ウィリアムズ(ドラムス)
  • おすすめ度:★★☆

NWOBHMの勃興により、Budgieの再評価が行われる。その最中に作られ、今までになくメタルサウンドとなり、ストレートな楽曲が増えた。

リフの印象的な楽曲は減り、これまでのロックンロール調の曲が激しくなったような印象。「Forearm Smash」「Power Supply」など、停滞感を吹き飛ばす勢いを感じさせる。

サウンドの肌触りは大きく変わったものの、全体的にはBudgie節は健在で、アルバムのまとまりも良い作品。

9th『Nightflight』(1981)

  • 発売日:1981年10月
  • メンバー:バーク・シェリー(ベース・ボーカル)、ジョン・トーマス(ギター)、スティーヴ・ウィリアムズ(ドラムス)
  • おすすめ度:★☆☆

NWOBHMの流れで脚光を浴びたBudgie。前作でメタル路線の作風となったが、本作ではまた路線が変わってメロディアスな楽曲が増えた

ただ次の10thほどメロディアスに振り切れておらず、やや中途半端な印象。「I Turned to Stone」は次回作への布石となるメロディ重視の名曲。

残念なのはBudgie節とも言えるリフを感じられるのが「Superstar」くらいで、あまりBudgieらしさのないアルバムになっている。

10th『Deliver Us From Evil』(1982)

  • 発売日:1982年10月23日
  • メンバー:バーク・シェリー(ベース・ボーカル)、ジョン・トーマス(ギター)、スティーヴ・ウィリアムズ(ドラムス)
  • おすすめ度:★★☆

”産業ロック”的なメロディアスな作風に振り切ったアルバム。中途半端な前作に比べると、『Power Supply』の頃の勢いが戻り、アルバムトータルのまとまりも良い作品だ。

Bored with Russia」「Hold On to Love」のメロディアスハードな楽曲に加え、「Flowers in the Attic」は久しぶりに”泣き”を感じさせる名曲も並ぶ。

往年のBudgieらしさは見当たらないので星2つとしたが、クオリティとしては星3つでも良いくらいの作品。

11th『You’re All Living In Cuckooland』(2006)

  • 発売日:2006年11月7日
  • メンバー:バーク・シェリー(ベース・ボーカル)、サイモン・リーズ(ギター)、スティーヴ・ウィリアムズ(ドラムス)
  • おすすめ度:★★☆

ギターにサイモン・リーズを迎え、24年ぶりに制作されたフルアルバム。Budgieの総集編とも呼べるような、これまでの作風が全て詰まっている。

Justice」では現代的なフレーズも交えつつ、BudgieらしいB級ハードロックは健在。弾き語りの名曲「Love Is Enough」に、プログレ風味の「Tell Me Tell Me」など幅広い。

果敢に新たな音楽的要素も取り入れつつ、Budgieらしさを失わない凄みを感じる。残念ながら最後の作品となったが、有終の美と言えるアルバムとなった。

EP『If Swallowed Do Not Induce Vomiting』(1980)

  • 発売日:1980年7月
  • メンバー:バーク・シェリー(ベース・ボーカル)、ジョン・トーマス(ギター)、スティーヴ・ウィリアムズ(ドラムス)
  • おすすめ度:★★☆

オリジナルアルバムには入らなかったEPとしては唯一の作品。1980年の作品で、内容としては『Power Supply』前夜という印象で、ストレートなハードロックが多い。

NWOBHMを感じさせる「Wild Fire」や、Budgieらしいリフの「Panzer Division Destroyed」などが聴きどころ。サウンド的にはまだ従来の路線を残した作品となっている。

未収録曲集『The Last Stage』(2004)

  • 発売日:2004年10月25日
  • メンバー:バーク・シェリー(ベース・ボーカル)、ジョン・トーマス&ロブ・ケンドリック(ギター)、スティーヴ・ウィリアムズ(ドラムス)
  • おすすめ度:★★☆

1979年~1985年に録音されたBudgieの未発表曲を集めたアルバム。楽曲は1982年の『Deliver Us From Evil』の路線と同じく、メロディアスなハードロックがほとんどである。

Love Is When You Love」「Signed Your Own Fate」など、メロディの良い楽曲が多数収録されている。オリジナルアルバムに入っても良いのではないかと思うクオリティだ。

ただデモ音源レベルの音質で、曲ごとにも音色がまちまちである。Budgieマニアには堪らない内容だが、最初から聴くにはおすすめしない作品である。

まとめ

今回の記事では、70年代を中心に活動したハードロックバンドBudgieについて、はじめて聴くのにおすすめのアルバム、そして全アルバムレビューを行った。

はじめて聴くのにおすすめのアルバムは、まとめると以下のようになる。

・名曲「Breadfan」の入ったアルバムから聴きたい人:3rd『Never Turn Your Back On A Friend』(1973)

・最もハードロックなアルバムを聴きたい人:4th『In for the Kill』(1974)

・最もBudgieらしいアルバムを聴きたい人:1st『Budgie』(1971)

Budgieの1st~5thあたりまではすべて名盤だと思っている。好みに合わせて、好きな順番で手に取っていただきたいと思う。

そして80年代以降のBudgieは評価の分かれるところだが、筆者としてはサウンドが変わったとしても、Budgie節がずっと感じられるのが魅力だと思っている。

70年代の作品に劣るとしても、中毒性の高いアルバムが並んでいる。この記事がBudgie入門、そしてBudgieにどっぷりハマるきっかけになれば嬉しい。

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