生きる道~エレカシライブ

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一昨日はJCBホールという場所でエレファントカシマシのライブがありました。

今回でエレカシのライブは3回目ということですが、毎回新鮮な気分で見られますね。

二日連続公演だったのですが、曲については何も見ないで新鮮な気持ちで見ました。もしかするとどこかのサイトに曲名が出ていることもありますのでね。

今回の曲選はというと、「第2ベストを作るならこれ!」とでも題せるような曲が並んだ様子でした。決してそれはベストに入れることができないような曲ということではなく、惜しくも漏れてしまいそうな曲という意味です。特に「流されていこう」や「Baby自転車」、「雨の日に…」などがそうですね。地味ながらも良い曲が多く出ていました。アルバムで言うと「町を見下ろす丘」が多かったですかね。やはりこれは名盤なのです。

今日のタイトルは「生きる道」としましたが、これはエレカシのライブで特にいつも感じることですね。エレカシも様々な曲がありますが、でも人の生きていく道を常に歌っているような気がします。今回も部屋とともに沈んでいきそうな暗い気分の日もあれば、するりと切り抜けていく上手さが必要な日もあり、雨の日も月が綺麗な日も、色々あって。それでも最後には「新しい季節へ」「がんばろうぜ」と前を向いて進んでいくことを選ぶからこそエレカシは人のココロに染みるのだと感じています。私は宮本さんがよく口にされる「ドーンと」というのが非常に気に入っています。むしろエレカシの在り方を一言で言えばこれにあたるような気さえします。たとえ苦しいことがあっても、結局はドーンとやれよ!と言われることが最大の応援と言えるでしょう。何か理屈を並べる訳でもなく、ストレートに「ドーンと」という言葉が最も人のココロを突き動かすように思います。

おっと、何だかライブレポではなくなってきました。今回のライブで印象的なのはメンバーが学生に戻ったみたいに楽しそうにはしゃいでいたところでした。特に「流れ星のやうな人生」でそれを感じました。イシ君は自由に動き回り、高緑さんの近くに行き、お互い楽しそうに演奏している場面がありました。昔だったら宮本さんが「俺より目立つな!」という顔で怒ってらっしゃったと思いますが、やはり今は「歌係」であるという認識が強いのでしょう。必死に歌を届けようとしていらっしました。今は宮本さんが勿論根幹の部分で全員を引っ張っているとは思いますが、それは抑圧ではなく、もっとおおらかに全体をまとめているように感じました。だからメンバーが生き生きとしていましたし、演奏も非常に力強かったです。昔のエレカシのライブを生で見に行ったことはないですが、きっと今の方がバンドとしてのパフォーマンスは良くなっていると思います。

今年はこれでライブは終わりだそうですが、これからはレコーディングなのでしょうか。先の活動は分かりませんが、今はまたこれまでの曲を聴き直す機会になったので昔の曲を聴いて楽しみたいと思います。

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