人間椅子ライブ@高円寺

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本日、高円寺にて人間椅子のライブが行われました!そして私maltonも久しぶりに人間椅子のライブ参戦で若干緊張気味でした。

まず会場に入って感じたのは箱の狭さです。これはかなりぎゅうぎゅう詰めだな、と思いました。そして名古屋での割と年齢層の高い、まったりしたライブしか知らなかった私は驚きました。

ノリが若い!と二十歳の私が言ってはおかしいですが、若いノリでした、本当に。一曲目の「爆弾行進曲」から皆さんぶっ飛ばしてました。私も負けじと「腕をあげ、頭振り、髪乱し」て頑張ってました。それにしても暑かったです。トイレに行きたくなると嫌なので、あまり水分を取っていなかったので辛かったですね。

一つ聴いていて気付いたことがありました。それはノブさん加入後の曲のノリが若いのだと。特に「三悪道中膝栗毛」の曲はどれも凄まじいノリだったように思います。これは明らかに人間椅子自体の変化でもあるように思いました。昔の曲はやはり昔のノリでしたから。考えてみるとマスヒロさん在籍時のライブは、もっと人間椅子のメンバーと客が対峙しているような感じでした。それに比べると、もっとエンターテイメント要素が強まったような気がします。「三悪道中」発売当時はずいぶんそれにがっかりした気がしますが、今は全くそうは思っていません。なぜなら「真夏の夜の夢」でようやくそういったエンターテイメント性(ポップな要素とも言える)を持ち、なおかつ楽曲・演奏のクオリティーの高い曲が生まれるようになったからです。なので今日でいえば「猿の船団」や「どっとはらい」は特に素晴らしかったと思います。

今日やった曲で印象に残ったのは「賽の河原」「死神の饗宴」「白日夢」です。一つめはやはり人間椅子屈指の名曲で、その輝きは今も全く変わらないと感じました。二つ目は下げチューニングの曲は色々やってどれも良かったのですが、特にリフ・ソロのかっこよさが光り、意識がないほどノッてました。三つ目は若いノリが続いていた時に、新譜ながら非常に達観した高度な曲がでて嬉しかったです。この曲は人間椅子がずっとやってきた仏教の世界観の中でもとりわけ美しく、曲として高いクオリティーがあると感じました。

あと気になったことをいくつか。「針の山」のあの異常な盛り上がりは何でしょう?カッコいいですが、あまりにノリが凄かったので驚きました。

途中からかなりPAの前になってしまって「猿の船団」でノブさんが「SOS」と叫ぶ所で大分耳がヤバかったです。

夏フェスに呼ばれたことがない、という話が何度かでましたが、私も常々人間椅子が夏フェスに出たら楽しいのに、と感じていたので興味深かったです。やはりイメージが合わないんですかね…。もし呼ばれたら「刑務所はいっぱい」をやりたいと和嶋氏がおっしゃってましたが、もう新しいノリの良い曲で攻めたら良いと思います。古い曲でも親しみやすい「りんごの泪」や「もっと光を!」などを入れても良いかと思いました。

今回はステージが低かったせいか、あまり演奏している手は見えず。それは残念でした。全体的には非常に盛り上がったライブで楽しかったです。新譜などの話はなかったですが、それも期待しています。是非ノリの良い曲と、でも少しヘビーな曲も増やしてほしいですね。最後は自分の希望になってしまいましたが、これでレポ終わります。

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