音へのこだわり

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少し音楽に対する考え方が変わってきた今日この頃。

やはり「若さ」「青さ」は聴く音楽にも大きく影響するのだと思います。このブログで以前、「一流の音には抵抗を感じる」と書きましたが、少しずつその感覚は薄れつつあります。勿論まだ微妙な時期ですが。なんせ若い時は「完成されたもの」に反発します。もっとむき出しの魂はないか、と彷徨うのが青春時代、というか青臭い時期の一つの特徴だと思うのです。では変に大人びたか、というとそんな訳はなく、ただ着実に大人になりつつあるというだけの事です。

「一流の音」とは?最近考える「一流の音」とは、「追究された音」という事です。

(少し遠回しな話し方になりますが)もはや現代においてメロディーの独自性を主張する事は難しいのではないかと思います。なぜなら今に繋がるポップスの歴史が40年か50年くらいだとしたら、もう心地よいメロディーラインは出尽くしていて、新鮮なメロディーというものは無くなったのではないかと感じます。「良い曲だ」と言ってもやはり何か昔の曲と似た部分があるはずです。

だからメロディーで独自性が出せないという事は、各バンド、グループ独自の音を追究する事が大事なのではないでしょうか。例えば歪んだ独特のSGの音を聴いて「あ、トニー・アイオミだ!」と分かるような…。最近そんな個性のある音をあまり耳にしません。それはやはり腕がそこまで達していないのと、音への追究が足りないからではないのか、と思います。音処理にしても、ギターなら改造してピックアップを変えたり配線を変えたりして格好いい音を作るにしても、プロで活躍する方にはそこまでして頂きたいです。何だかどのバンドもそれ程音の違いがないように感じます。メロディーには限りがありますが、音の質にはまだまだ多くの可能性が秘められているはずです。どうか音を聴くだけでどのバンドかが分かるような、音に個性のあるバンドが出て欲しいと思います。


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