「流れ作業」と言いながら、電光掲示板に「さしすせそ」と流し、「流れサ行」と言い、「はい、末高斗夢~」と締める芸人をご存じでしょうか?
今日はその末高斗夢さんがドラマに出ていたようです。芸人としてテレビで見ることは少ないので、どうしていることかと思っていました。
私はこの芸人さんの「ダジャレコレクション」というネタが好きであります。内容は彼が何か大掛かりな道具を持ち出し、それを使ってダジャレを言うというもの。例えば始めに書いたネタとか、長いドアノブを持って来て「信長(ノブ長)」とか…。まず、場内は全くウケていません。それにお笑い好きな人が集まって話していた時も、好きだと言ったのは私とあと一人だけでした。
これはですね、ダジャレ=おやじギャグみたいに短絡的に考えるのは止めましょうよ。そして意味もなく作られた「電光掲示板にサ行が流れる物」を見てみましょう。おそらく小道具の費用は随分かかっているでしょうに、オチは「ダジャレ」です。私は「意味のないもの」に対する面白さを感じます。「笑わせる」べくして作られた、映像やボードを使って笑いをとる芸人さんが多い中、それよりも高い費用でただダジャレを言うだけのくだらなさ。これは最高の笑いだと思います。そして、ダジャレという今では異端の芸(?)をやっているということ。もっとウケても良いのでは?と思います。
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