音楽を生で楽しめるライブ・コンサートは、代えがたい非日常体験である。それゆえに、熱狂や興奮とともに、参加するまでに緊張感もあるものだ。
あまりライブに参加したことのない人は、ライブまでに何を備えておけばよいのかイメージしにくいかもしれないし、思うようにライブが楽しめない状況になりたくないものである。
ライブに行く目的はもちろん音楽を生で楽しむためにほかならないが、いかにストレスや不安なく、ステージの時間を楽しめる状況を作れるかが、実は結構重要な要素なのだ。
そこで今回は、とにかく快適さを重視し、ストレスや不安がない状態でライブを見ることに全力を尽くすための、意識すること・筆者のおすすめルーチン紹介を書いた。
ライブに参加するまでの備え、ライブ当日のおすすめの行動の仕方を中心に、筆者の経験にもとづいて書いている。
おひとり様ライブで意識すること・筆者おすすめのルーチン紹介
さっそくだが、ライブ・コンサートに参加するにあたって意識すること、および筆者おすすめのルーチンを紹介する。いくつか前提について書いておきたい。
今回紹介するのは、まず「一人で」ライブに参加する場合のおすすめルーチンである。誰かと一緒に参加する場合は、当然異なる要素が入るが、ある程度参考になる部分もあるだろう。
また重視するのは、不安やストレスがなく、いかに快適にライブに臨むか、である。
たとえば「最前列でライブを見たい」とか「物販にいち早く並びたい」など明確な目的がある場合は、今回書く内容とは異なる部分があり、その点は各自で調整いただきたい。
さらにチケットの入手サイト・方法など、技術的なことは書き始めるとキリがないので、どちらかと言うと、どういう心構えで過ごすか、あらかじめ知っておくと良い情報などをまとめることにした。
加えて筆者の参加するライブの地域は都内を中心とした関東エリアである。ただライブハウスなどは都市部にあることが多く、それほど地域性の違いが大きくはないと考えている。
なお今回扱う範囲は、チケットを取るところから、ライブから家に帰るまで、の期間である。
ライブ当日まで
まずはライブ当日までについてである。
ライブは公演日だけがライブなのではないと思っている。ライブに参加しようと思って、チケットを入手するところから、既にライブは始まっているのだ。
無事にライブ当日を迎えるまでに、意識したいことなどをまとめた。
チケット入手のタイミング
ライブの最初のステップはチケット入手である。
まずチケットを売り始める時期が、随分と早くなっている点に注意したい。ライブの情報を聞きつけた頃には、とうにチケット販売が終了していた、ということになりかねない。
行きたいと思っているミュージシャンのサイト・SNSなどをチェックするか、メルマガ・オフィシャルSNSなどで情報が届くようにしておくと、チケット販売の情報を逃さなくて済むだろう。
そして何回かにわたって先行販売が行われることがあり、ファンクラブの先行、”最速”とか”第2次”といった名前の先行販売が多数存在する。早いと半年前くらいから販売することもあるくらいだ。
よく「予定が分からないからチケット入手は直前に」と思っている人がいるが、”思い立ったら吉日”が原則である。まずもって、悩んでいるうちにチケットが売切れる恐れがある。
加えて、先延ばしにしてしまうと、何となく行きたい気持ちも薄れてしまうもの。絶対に行きたいものは即購入がおすすめである。
チケットが即完売ではなさそうで、ちょっと気になっているミュージシャンなどであれば、音源を聴いたりして、行きたい気持ちが高まったときに購入と言うことも当然あり得るだろう。
筆者の場合も、絶対に行きたいライブはなるべく早く入手、気になっているものは気持ちが高まったタイミングで購入、としている。
なお早めの入手は、若い整理番号・前の方の座席になることが多いが、それで特に困ることはないように思う。
整理番号によるスタンディングの場合も、前に行きたくないならば、整理番号が若くても後から入場すれば良いだけの話である。座席指定の場合は、早い方がだいたい良い席が割り当てられる。
チケット購入の手続き
最近はチケット入手の方法や期間など、昔とは大きく変わっているところに注意が必要だ。
現在のチケット販売の多くは、ウェブ上での事前申し込みによる抽選制である。「発売日に鬼電(電話をかけまくる)」は一昔前のことで、落ち着いて入手できるように抽選制が敷かれている。
たいてい時期を分けて、先行販売→一般販売の流れで販売され、一般販売では、ウェブ上での先着順の形もまだ多く残ってはいる。
チケット購入は、プレイガイドと呼ばれるチケット販売を行うサイト(チケットぴあ、イープラス、ローチケなど)で購入できるが、予約・発券に伴う手数料が会社・チケットにより微妙に異なる。
最速先行では手数料が安い場合もあるため、その点でも早めの入手がおすすめである。
また人気のミュージシャンの場合は、転売防止などの観点から、独自にチケット販売サイトを持っている場合や、プレイガイドでも通常の購入手続きとは異なる場合もある。
※浜田省吾氏は全て自前のチケット販売システムを使用している。
購入時には会員登録が必要なことがほとんどであり、購入時に慌てないためにも、時間のある時に購入までの流れをよく読んでおくことをおすすめしたい。
また人気のチケットは抽選に外れることもあるが、筆者は諦めずに先行から一般販売、さらには直前のトレード販売などまで粘ることもある。
それでも入手できなければ、”ご縁がない”と思うほかないが、できる限りチケット販売情報を集めて入手したいところだ。
ライブ当日まで意識すること
無事にチケットを入手できたとして、たいていの場合はチケット入手からライブ当日まではある程度の日数があることが多い。
大事なことは、とにかくライブ当日、無事に会場にたどり着いて参加することである。あらゆる万難を排して、ライブに臨むと言う気持ちが大事である、と筆者は思っている。
筆者が当日までに意識すること・やっておくことを箇条書きにしてまとめた。
- 体調管理・メンタル管理
- 当日の休みの確保(可能であれば午後半休)
- 会場の最寄り駅や周辺の状況の確認(スタンディングの場合、ロッカーの場所の確認)
- 曲の予習(しない場合もあり)
順に説明すると、まず何よりも1.が大切だ。他の予定が入ること・体調を崩すことが最大のリスクである。
しかし考えてみてほしいが、その日のライブはその日に参加するしかないのだ。海外のミュージシャンや高齢のミュージシャンであれば、その機会が最後になるかもしれない。
一方で他の予定や仕事は、他の日に移動させても良いことの方が圧倒的に多い。何より優先するのはライブだ、という気持ちこそ、体調管理・予定管理に結びつく。
”メンタル管理”と書いたのは、そうした心掛けがライブ当日を無事に迎える上で大切だからである。
加えて、2.については後述するが、ライブ当日に慌ただしくならないためにも、夜のライブの場合は午後まるっとお休みにするようにしている。
とにかく慌ただしく会場に向かう、ということだけは避けられるくらいの余裕は持たせたいところだ。
3.もライブが近づいたら必ずやることである。会場の最寄り駅までの行き方、最寄駅から会場への行き方、さらには会場付近にコンビニ・飲食店・カフェなどがあるか、調べておく。
早めに会場付近に到着して、何か食べたり、カフェに入ったりすることもあるので、周辺のマップは見ておいて、当日を楽しみに待つようにしている。
またスタンディングのライブでは、手荷物は最小限にした方が絶対に良い。大きめのライブハウスなら足元に置いて見ることもできなくはないが、小さい会場だとリュックなどはたいてい邪魔になる。
そのためスタンディングのライブハウスの場合、会場付近のロッカーについても事前に探しておくようにしている。
会場にもロッカーがあることも多いが、近隣にさらに安いロッカーがあることも多い。会場だと300円~500円ほどかかるが、外であれば100円と言う場合もある。
4.について、日本人はライブ前に予習する、というのが海外で話題になったことがある。個人的にはあまり聴いたことのないバンドであれば、少し予習して臨むようにしている。
あんまり曲を知らないでライブに臨むと寂しい思いをすることが多い。場合によっては、近い日取りのライブのセトリをLivefansなどで確認することもあっても良いかもしれない。
ライブ当日~ライブ直前まで
無事に体調を整え、予定を空けてライブ当日が迎えられれば、あとはライブを楽しむだけだ。
ただライブ前のちょっとしたトラブルや焦ることなどがあると、案外あっけなくライブが楽しくなくなるのも、人間の感情の困ったところだ。
できるだけイライラや不安がなく、快適にライブの時間を迎えるためには、ライブ直前までの時間の過ごし方も大事である。
ここでは筆者おすすめのルーチン、時間の過ごし方を中心に紹介する。
何時くらいから予定を空けておくか
まずライブ当日(夜のライブの場合)は、できれば午後をまるっと空けるようにしている。平日のライブで仕事があっても、半休を取ってライブに向かうようにしている。
これにはいくつか理由があり、まずは時間の流れを自分のペースにして、ゆったりとライブに向かう状況を作るためである。
時間に追い立てられるようにライブ会場に向かうと、気持ちがすぐに切り替わらない。午前中に仕事があったとしても、のんびり昼食を取り、準備をして会場に向かううちに気持ちも落ち着いてくる。
また先行物販がある場合があり、その時の気分で物販に参加したい、と急に思った場合にも開場時間前に余裕をもって到着できる。
さらには電車移動の場合にも、電車遅延の恐れがあるため、余裕をもって行動できるためにも、午後をまるっと空けておくぐらいでちょうど良いように思う。
持ち物
ライブに行くにあたっては、持ち物は最小限の方が良いが、持って行った方が良いと思われるものをいくつかピックアップした。
- チケット(オンラインチケットの場合もあり)
- スマートフォン(不安な人はモバイルバッテリーも)
- ドリンク代用の小銭・現金(600円程度+物販用にいくらか)
- タオル(汗拭き用)
- 脱ぎ着しやすい服装・上着
- 飲み水
- 上記が入るコンパクトなショルダー・ボディバッグ等
まず1.は必須、2.と3.もかなり必要なことが多い。最近はペーパーレスチケットのこともあるので、開演前までに充電がなくなったなどがないよう、スマホのバッテリーも持つと良いかもしれない。
(あるいは充電も兼ねて筆者はライブ前にカフェに入ることが多い)
3.はライブハウスの場合、ドリンク代がかかる。最近は電子マネーが使える会場もあるが、現金のみの会場も多いので、600円程度は小銭を持つと良い。
4.と5.はライブハウスは冬の時期でも暑くなることが多いので、タオルと調節しやすい服装がおすすめだ。6.の飲み水もドリンクで水を受け取る場合以外は、持っておいた方が安心だ。
最後に、7.はロッカーを利用して大きな荷物を入れた後、小物を持ち歩く際のバッグがあると便利である。身体に固定できるものが安心である。
ライブまでの過ごし方・会場付近への到着時間
ライブ会場周辺に到着するのは、結構その時の気分によってまちまちである。筆者の場合は、会場周辺の様子に合わせて到着時間を変えている。
たとえば、繁華街の真ん中にあるようなライブハウスの場合、あまり周囲でゆったりできるような場所がないので、あえて別の場所のカフェに入って、直前に会場付近に到着することもある。
一方でZepp系列の会場など、周辺が大きなショッピングモールになっており、人の流れもゆったりしているような場所は、早めに到着して散歩したり、カフェに入ってゆったり過ごしたりすることもある。
筆者はカフェでコーヒーを飲むのが好きなのだが、充電できるカフェでスマホを充電する意味合いもある。
ただコーヒーなどはお手洗いが近くなる恐れがある。会場のお手洗いは自由に行けないこともあるため、不安な人はカフェインを控えるのも手であろう。
またライブ前に食事をするかどうか、も人それぞれだと思う。あまりライブ前に食べ過ぎると、腹を下す恐れもあるし、かと言って何も食べないと空腹で集中できないこともある。
筆者の場合は、カフェに入ったときに軽食を取るか、場所によってはラーメンを1杯食べてから会場に向かう時もある。
できればライブ直前に食べるのではなく、食べてから1時間くらい空けられると万全ではなかろうかと思う。
会場に入るタイミングは
会場に入るタイミングであるが、筆者の場合は、とにかく”待つ”という行為がストレスフルなので、待つことはしないように心掛けている。
開場時間付近に会場に入ることはほぼない。座席指定の場合も、開場時間には列ができているので、もう少し後の時間を狙って入場する。
座席指定のコンサートホールの場合は、既に場所が確保されているので、開演の30~15分前くらいに入り、お手洗いを済ませて、すぐに開演と言う場合が多い。
整理番号によるスタンディングのライブでも、最近は若い番号だったとしても、あえて後から入場するようにしている。
寒い・暑い時期に入場列に並ぶのはストレスフルであるし、今度は会場入りしてからまた30分~1時間も立ったまま待ち続けるのが、1番心身に負担をかけることになる。
しかも激しめのライブの場合、前方のエリアが1番荒れることが多い。比較的平和なのは最前列付近か、中央から後ろ側であり、むしろ後から入った方が、穏やかに鑑賞するには良い場所が取れるのである。
会場入り~開演までの過ごし方
筆者が会場入りして行っているのは、会場付近の写真撮影・ドリンク交換・お手洗い、である。
まずはブログ用の素材として、建物や会場内の撮影して良い場所の写真を撮影する。終演後は忘れてしまう可能性が高いので、開演前にこうした作業は済ませておく。
またライブハウスではドリンク代を払って、ドリンク交換をするのも開演前に行うことにしている。終演後は必ず並ぶことになるので、こちらも余裕のある開演前に行う。
ここでアルコールを摂取するかも人それぞれだろう。筆者は割とビールを飲むことが多いが、缶ビール1本くらいならば、ほろ酔いになるかどうかくらいで、それほどライブには支障をきたさない。
ただお手洗いに行きたくなることは必至なので、開演前に短時間であっても2回はお手洗いに行くようにしている。
ライブ会場のフロアに入ってから何度もお手洗いに行くのも煩わしいので、会場の外エリアで飲み物を飲みながら、お手洗いに行き来するのが筆者のルーチンである。
そのためフロアに入るのは、結構開演前ギリギリであることも多い。ただ会場の雰囲気や隣の人との距離感(スタンディングの場合)や立ち位置など、気になる人はもう少し早めに入った方が良いだろう。
ライブ直前
会場の中に入ってからは、割とすぐに開演時間になるように調整するのが筆者のパターンである。とは言え、会場に入ってからライブに向かうにあたり、いくつか意識しておくこともある。
まずは室内が暑くなることが多いので、既に暑くなりそうだったら、開演前に上着を脱いでおく、などしておく。
夏であれば汗をかくことも多いので、タオルなどすぐに出せるような場所に移動させておくことも必要だ。
またスマホの音が鳴らないように、電源を切るか機内モードにしておくのが良いだろう。あとは会場内にどんな人が来ているのか、人間観察をしたりして過ごしていることが多い。
ライブ中の過ごし方
ようやく待ちに待ったライブの時間である。とにかく大事なことは、余計なことを考えずに、目や耳、そして全身で音を感じられる状況を作ることである。
案外ささいなことで、それが妨害されることがあるので要注意だ。特にライブハウスの場合、周りの人との距離感、ぶつかって困る、前の人でステージが見えない、などが多発する。
ライブの最初のうちは、始めに立った場所で本当に快適か、ちょっとずつ移動したりして試す時間になることもある。
開演前にベストな場所が取れたら良いのだが、始まってから他の人が動き出したのに混じって、良い立ち位置を見つけ直すのも良いだろう。
座席指定の場合は、そうした事態は基本的に起きないと考えて良い。ただ座席指定で、隣や後ろの人が大声で歌い始めた場合は、逃れられないので困ったことになる。
その場合、筆者はMCになったタイミングではっきりと「もう少し静かにしてもらえませんか」と声をかけたこともある。我慢するのが1番良くないので、はっきり伝えるのが良いと考える。
もう1点、ライブ中にふとした瞬間に日常生活の厄介ごとを思い出して、考えが頭から離れなくなってしまう、という事態に陥ってしまう人がいる。昔の私はそうした経験があった。
この点については、大きな話になってしまうが、普段から考えても仕方のないことは考えない習慣をつける、と言うのが1番である。
ライブ中に「締め切りに間に合うだろうか」「あれが上手くいってないけど大丈夫だろうか」と考えても何も進展しないのは自明である。
普段から余計なことを考えない習慣をつける、今この瞬間を楽しむ生き方をすることで、ライブ中も楽しくなるし、日常も充実したものになるだろう。
実はライブを存分に楽しめる人は、日常生活も充実した人なのである。
ライブ終了後、会場を出るまで
楽しかったライブも終わり、あとは会場を出て帰宅するだけである。
ライブハウスもコンサートホールも、出入り口の数が限られており、終演直後は混雑する。筆者は多くの場合、少し会場内で時間をつぶしてから外に出ることが多い。
またライブ中に立って観覧していると、思いのほか足が疲れていることもある。立ちっぱなしの状態から、いきなり歩き始めるとバランスを崩すことも多い。
少し付近を歩いたりして、足取りを確認してから外に出る方が安心である。
ドリンク交換を済ませていることがほとんどなので、あとは会場の外に出るだけだ。ただ告知やセットリストが貼り出されていたりするので、ロビーなどはよく見てから外に出るのが良いだろう。
会場から帰宅・ライブ後まで
筆者は基本的に電車移動のため、会場から駅までまずは歩くことになる。
ちなみに会場付近で何か食べて帰るかどうかだが、その日のライブの人数や周辺の状況に依る。アリーナライブなど大人数が動くと、駅は大混雑で大変なことになっている。
ある程度の人数が電車に乗って帰る時間を稼ぐため、近くで食事をとるなどすることもある。一方でライブハウスなど、人数が多くない場合は、そそくさと帰路につくことも多い。
ここでも並んだり、待ったりと言う動作をしなくて良いように、自分のペースで駅に行き、電車に乗るところまで徹底したいところだ。
なお帰りの電車ではSNSに投稿したりしていることが多い。帰り道も音楽を聴きことがあるが、ライブの余韻の邪魔にならぬよう、あまり激しい音楽は聴かないことにしている。
筆者の場合、Pet Shop Boysの4thアルバム『Behaviour』(1990)がライブ終わりの定番となっている。何となく毎回同じアルバムを聴くと、一区切りつけることができるのだ。
ライブ後に関して、余韻を引っ張り過ぎると「楽しいライブが終わって地獄の日常がやってくる」と思ってつらくなってしまう。
筆者の場合はあまり余韻は引きずることなく、サッと切り替えた方が良い思い出として残るような気がする。
筆者はブログにライブレポートを書いたら、それで本当にライブが終了である。レポートとしてアウトプットすることで、気持ちを切り替えて、また次のライブへ、と言う思いになる。
ライブはチケットを取ってから、ライブ本番までを思いきり楽しみ、終わってからはできるだけすっぱりと日常に戻るのが、メンタル的には良いと筆者は思っている。
※2023年11月に人間椅子のライブに行った際のレポート、入場前の時間の過ごし方についても触れている。
まとめ
今回の記事では、ライブ・コンサートをいかに不安なく快適に過ごすか、に関連して、筆者が意識していること・ルーチンを紹介した。
細かく動作や時間まで示した部分もあるが、大切なことはいかに自分にとってストレスがなく、ライブの時間を楽しめるための行動になっているかどうか、である。
ライブは日常の時間と切り離し、音楽の生演奏とパフォーマンス、そして会場に集まった人たちの熱気など、音楽と音楽への思いを楽しむ場所だと思っている。
できるだけその純度を高めるためには、日常的なことや個人的な不安などが入り込まないのが1番である。
きっと演者であるミュージシャンもそれと同じ(それ以上に)心がけをしているはずであり、見に行っている私たちも同じ方向性の心がけをすれば良いのだ、と言うのが持論である。
ライブはミュージシャンと見る側のコミュニケーションでもあり、私たちもライブに向かう心がけがあれば、より楽しめるというものである。
とは言え、あまりハードルを上げるつもりもない。最初は慣れないかもしれないが、今回書いたことを自然なルーチンとして行えば、大した動作ではないのだ。
ぜひ各自のルーチンを作り、快適で楽しいライブ参加ができるようになれば嬉しい限りである。
<ライブがおすすめのミュージシャンとその名盤>
・浜田省吾 – J.BOY(1986)
70代に突入してもなお3時間近いライブを行う浜田省吾氏、『J.BOY』は永遠の名盤である。
・人間椅子 – 人間失格(1990)
近年再ブレイクしているハードロックバンド、ライブの定番を多数収録したデビュー盤『人間失格』。
・エレファントカシマシ – 明日に向かって走れ-月夜の歌-(1997)
宮本浩次氏の圧倒的なボーカルと骨太なサウンド、名曲「今宵の月のように」を収録。
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