何度目か分からないけど

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またエレカシの音楽について考えてみました。

上映会で山崎さんが喋っていたことがとても印象的でした。エレカシは常に今やっていることを見せてきたバンドで、それはすごいことである。そして今はそれを集大成する時期に来ているということ。

そしてそれは渋谷さんがおっしゃっていた宮本氏がやっと大人になったこと。

これに尽きるんじゃないかと思っています。それが今のエレカシの良さにつながっていると思います。今のエレカシは全く新しいエレカシというわけではなく、これまで積み重ねてきたことが活かされている感じなのですね。内省的な面もロックバンドとしてのポップな部分やとがった部分も美しいメロディも全部消化されているのだと思います。まだ「笑顔の未来へ」のころは突っ走っていたのですが、特に「幸せよ、この指にとまれ」以降は重みが出てきました。

そしてもう1つ。渋谷さんが「常にはがゆさを持ったバンド」と言っていたのも印象的です。これは本当にエレカシを分かっている人の発言だと思います。

かくいう自分もそれは思います。宮本氏のメロディは常に高度で素晴らしいのに、バンドとして消化しきれないもどかしさはいつも感じていました。でもまだ行けるんじゃないか、みたいな期待が常にあって聴き続けているのだと思います。

自分は全力でエレカシを聴いていた時代を過ぎたと思っています。もっと音楽的に高度なものを求めるようになったし、そうしていかなければいけないと思っています。

でもエレカシはずっと好きでいると思います。それはもうエレカシの音楽というより存在そのもののファンになったからだと思います。エレカシが音楽をやっていることへの喜び、もどかしさ。そんなものを見て聴いて感じていたいのだと思います。もちろん良い曲はいっぱい出てくるし、それを純粋に楽しみたいですが、かつての自分がエレカシに没頭していたのとは違ってきているように思います。

というわけで1月の武道館は行くぞ!!

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