ニュースに上がっていましたがゴジラが2012年に復活するとの情報が!
ゴジラがやっていない世の中はどうも面白くないので単純に嬉しい知らせでした。
今回は3Dになるとかで、ますます現代版のゴジラになりそうですね。しかもそれなりにはアメリカ受けするものにはなりそうです。どのような作品になるか楽しみですが、個人的にはやはりこれだけ浮かれていられない社会なだけに、メッセージ性のあるものに期待します。1954年ゴジラは明らかに戦後社会や核の恐怖を描いたものとして語ることができます。それはゴジラが核実験によって目を覚まさせられた恐竜が核によって変化したものだという設定からも、核の恐怖が形になって現れたものと考えられます。
しかしそれ以降のゴジラはそのメッセージが薄れていく過程でもあります。1984年ゴジラは個人的に好きな映画ではありますが、ここでも動物としてのゴジラと言う方向が強まり核の恐怖という視点は薄れていました。それ以降のVSシリーズでは1954年のゴジラを彷彿とさせる部分もありましたが、ファミリー映画として娯楽的な側面は強かったです(作品としては面白いものが多いですが)
そしてミレニアム以降は低年齢化が進み、VSシリーズの持っていた核の恐怖とは異なるものの重厚であった部分でさえ失われました。それは昭和ゴジラシリーズがたどった運命に似ているようにも思います。
少なくともゴジラは重厚なドラマがなくなると衰退するように思うのです。子ども騙しになった瞬間にゴジラは終わりを迎えます。そしてまたこうやって復活するのです。昭和ゴジラを考えれば、1984年ゴジラで重厚なゴジラとして復活を遂げました。今回も決して軽いゴジラにはならないように思います。しかし核の恐怖というゴジラの中心にあったはずのメッセージをもう一度押し出すこともあって良いような気がします。この問題が決して色あせているとも思えませんし、ゴジラが復活するとなればもう一度この問題を取り上げる意味が十分にあると考えるからです。
あとまたゴジラのフィギュアやガシャポンが店頭に並ぶのもこっそり楽しみにしておきます(笑)
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