絶交の歌

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貴様は駄目だ せいぜい長生きして頑張れよ もう絶交だ~

っと、なんて楽しい曲なんだ。

「絶交の歌」byエレファントカシマシ

この世にゃ告白の歌なんてのは山程あるだろうが絶交を歌った歌はあまりないであろう。しかも何だか漢文の物語みたいに俺と知人が喋る(知人の言葉が中心だが)形式の曲。いつものこのこ来やがって、こっちは少しも来てくれなんて言ってないのに。来たら来たで馬鹿みたいな事ばかり言いやがって。もう貴様とは絶交だ。

まあこんな感じで曲は進んでいくのだが、何とも楽しげなリズムとリフ、歌い回しなのだ。

これは多分一回のひどい言葉や仕打ちによって絶交した訳ではないから楽しげなのではないか?それ程酷い事は言わないが、来ると面倒な奴なんである。次第にイライラが溜まって「馬鹿か貴様は。来るんじゃねぇ。」と言った時には罪悪感よりも爽快感が若干勝つのではないか。その人の人の良さの度合いにもよるが、誰しも「何だか迷惑な奴」と絶交したら嬉しいと思うのではないか。

だからもし、この曲が重苦しい曲であったら全くしみったれた、迫力のない曲になっていただろう。ここは宮本氏のセンスが光る所である。

こんな聞き方をし始めるとエレカシは止められんよ。


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