理想の”人間椅子倶楽部の集い2021”セットリストを勝手に考えてみた

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人間椅子
画像出典:BEEAST

日本のハードロックバンド人間椅子の公式ファンクラブは人間椅子倶楽部と呼ばれる。

現在はスマートフォン専用サービスで、ファンクラブ限定の写真やブログを閲覧することができる。そして、例年ファンクラブ限定ライブとして「人間椅子倶楽部の集い」が開催されている。

しかし昨今の感染症対策のため、なかなかライブ開催が困難な状況である。そこで気分だけでもライブに行こうと、筆者が考える理想の「人間椅子倶楽部の集い2021」を考えてみた

自己満足でしかないが、セットリストと妄想MCなど、読んでくださった方が”人間椅子倶楽部の集い”に行ったような気持ちになってもらえればと思う。

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人間椅子倶楽部の集いとは

この記事を読んでいる方はご存知の方は多いと思うが、”人間椅子倶楽部の集い”について簡単に紹介しよう。その特徴については、少しマニアックな情報も紹介したい

”人間椅子倶楽部の集い”の概要

まず”人間椅子倶楽部の集い”は、ファンクラブ会員限定で参加できるライブのことである。基本的にはワンマンライブの尺でライブに参加できるのだが、いくつか普段と異なる点がある。

1つには、レア曲を中心としたライブであることだ。普段のライブでは代表曲が必ず盛り込まれるが、集いでは長らく演奏されていないようなレア曲を掘り起こして演奏する。

人間椅子は持ち曲が200曲を超えており、もはや集いに参加しなければ聞けない過去の曲もたくさんある。それだけでファンは参加したいライブである。

2つ目として、抽選会・カバーコーナーなどお楽しみ企画があることだ。抽選会は、メンバーの私物や過去のグッズなどを、入場時に配布される番号が当たればもらうことができる。

またカバーコーナーでは、メンバーが選曲した楽曲のカバーが演奏される。さらに最近は、開演前にメンバーによるDJやカラオケなども催され、アットホームな雰囲気がとても楽しい。

最後に、普段のライブよりも低価格で参加できる。普段のワンマンライブは4000円程度だが、集いは1500~2000円ほどで参加できるのだ。

”昔のレアな曲を聴きたい”、”ライブ以外のメンバーの様子を見たい”などと感じている人は、今すぐに人間椅子倶楽部に入会することをおすすめする。

”人間椅子倶楽部の集い”の歴史と選曲の特徴

”人間椅子倶楽部の集い”は1994年に第1回が開催された。しかしその後長い期間が空いて、2005年に復活し、ほぼ毎年開催されてきた。

以下が年表と、リンクがあるものはセットリストの掲載されているサイトを紹介している。

※第1回の様子

※第六回のレポート

第6回人間椅子倶楽部の集い | Web Rock Magazine BEEAST
2009年10月18日「高円寺ShowBoat」にて『第6回人間椅子倶楽部の集い』が行われました。今夜はファンクラブ限定...

筆者は2008年の第五回から後すべてに参加している。当ブログの「人間椅子日記」というシリーズ記事で、集いの様子を思い出しながら書いている。

集いのセットリストについては、レア曲・カバー曲・メンバー個人コーナー・ボーカルチェンジなどがこれまで行われてきた。近年はレア曲・カバー曲・ボーカルチェンジが多くなっている。

なおレア曲の選曲に際し、「このアルバムを多めにする」ような選曲が行われることがあるようだ。たとえば「第十回 人間椅子倶楽部の集い 2013」では8thアルバム『二十世紀葬送曲』からが多い。

全くそう言った意図のない年もあるが、めったに通常のライブではやらなくなった楽曲を中心に演奏される。

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理想の”人間椅子倶楽部の集い2021”を考える

それでは、ここから筆者が考える「人間椅子倶楽部の集い2021」を考えてみたい。

今回は近年のライブの曲数を18曲とし、カバー曲3曲を除くオリジナル15曲を選曲した。また曲の流れや、メンバーのしそうなMCを妄想しつつ、架空のライブレポートにしたいと思う。

セットリストと選曲のコンセプト

まずは以下のように、Spotifyで理想の”人間椅子倶楽部の集い2021”のセットリストを公開している。

選曲のコンセプトとしては、近年ワンマンライブ・集いのともに選曲されていない楽曲をまずは優先的に選んでいる。

その上で、集いではレア曲オンリーでもなく、比較的定番寄りの楽曲も選ばれることがある。バランスをとるためにも、レア曲ばかりになり過ぎないように馴染みのある曲も含めた。

また特定のアルバムにフォーカスを当てる、という意味では、3rdアルバム『黄金の夜明け』から3曲選んでいる。ただ新旧広めに選曲しており、特定のアルバムのカラーが強い選曲ではない。

各楽曲を選んだ理由と妄想MC

それではここから架空のライブの構成を以下に示しつつ、各楽曲を選んだ理由等を述べていきたい。

no. タイトル
1マダム・エドワルダ
2人喰い戦車
MC
3刑務所はいっぱい
4平成朝ぼらけ
MC→カバーコーナー3曲
5黒い太陽
6あゝ東海よ今いずこ
MC
7いろはにほへと
8悪夢の序章
MC
9無言電話
10牡丹燈籠
MC
11猿の船団
12幸福のねじ
13ばっちりいきたい子守唄
抽選会→En.1
14無限の住人 武闘編
En.2
15エキサイト

マダム・エドワルダ

”人間椅子倶楽部の集い”では、意外な曲で始まる場合と比較的定番曲で始まる場合の2つがある。筆者は前者の始まり方が好きであるため、1曲目としては意外な曲を選んだ。

決して盛り上がる曲ではないが、ファンの間では人気の高い楽曲である。意外な選曲に驚きつつ、歓喜の表情で演奏を聴くファンの様子が目に浮かぶ。

ファンクラブ限定ライブだからこそ、じっくり聴きたいこの曲が1曲目でも成立するだろう。

人喰い戦車

間髪入れずに轟音のリフに流れ込む2曲目。近年はほとんど演奏されていないこの曲だが、そろそろ集いで聴きたい1曲である。

筆者としては鈴木氏の楽曲の中でも、特に気に入っているメロディの曲だ。TANKに影響を受けたと言う男臭くも、悲しげなメロディが素晴らしい。

セットリスト的には、1,2曲目ともに”泣きメロ”系の曲となってしまったが、あえて普段やらない流れも悪くないのではないか。

MC

※以下、妄想のMCである。

鈴木「さっそく最近やらない曲で始めてしまいました。今日初めてライブに来たという人は、ポカーンというね」

和嶋「今日は集いだからいないんじゃないんですか」

鈴木「いや、わかんないよ。最近知ってくださった人とか」

和嶋「初めましての皆さん!人間椅子と言います!!」

・・・(中略)

和嶋「いやー1曲目から緊張してしまいました。でも今日はファンクラブ会員の皆さんですから。こんな感じで始まっても良いのではないかと。」

鈴木「今日はね、長めの曲がたくさんあるので心臓バクバクです。」

刑務所はいっぱい

個人的にイントロからガッツポーズの楽曲。9th『怪人二十面相』からは、集いでいくつかレア曲が演奏されているが、本当に演奏されていないレア曲がこれだ。

今の和嶋氏は作らないであろう曲だが、良いリフやソロがふんだんに詰め込まれている。セットリスト的には、冒頭が歌モノだったので、一気にハードロックらしくなりそうで、ここに配置した。

平成朝ぼらけ

立ち位置としては、”準レア曲”ぐらいだが、久しぶりに聴きたい曲である。鈴木氏いわく”苦労して作った曲”らしく、リフから展開まで凝った作りになっている。

鈴木氏の和風ボーカル、そして後半は和嶋氏のギターを十分に堪能できる。ここでいったん区切り、カバーコーナーに向かう締めとして良いのではないだろうか。

MC

鈴木「もうね、緊張の連続ですよ」

和嶋「”平成朝ぼらけ”いい感じだったんじゃないですか?」

鈴木「あー練習みたいな感じでできたね」

和嶋「それはどうなんですか(笑)」

・・・(中略)

和嶋「それでは再び人間椅子の曲に戻ります。思いっきりダークな曲行ってみたいと思います。」

黒い太陽

この曲も準レア曲の位置づけだが、久しく聴いていないため選んだ。かつては定番だったものの、近年はめっきり演奏頻度が落ちている。

ダウンチューニングの始まりは、思いっきりダークな曲で始めてみた。カバーコーナーから一気に人間椅子ワールドに引き戻す導入の曲として選んだ。

あゝ東海よ今いずこ

間髪入れずに、ヘビーながらスピード感もあるこの曲を選んだ。アルバム発売当時からほとんど演奏されていないのではないか、という集いらしいレア曲である。

当時はサビが”阿藤快よ今いずこ”と聞こえるなどネタになっていたのが懐かしい。曲は鈴木氏らしいヘビーな楽曲で、集いで演奏されることで再評価されてほしい曲だ。

MC

和嶋「久しぶりにやりましたね、”阿藤快”ソング」

鈴木「もう10年ぐらいやってない。その間に阿藤快さん亡くなっちゃったんだよね。」

和嶋「時代は流れますね。我々も長い期間活動してきました。」

・・・(中略)

和嶋「次にやりますのは、現時点での最新アルバムからのレア曲です!」

いろはにほへと

21stアルバム『新青年』からも1曲入れたいと思い、レア曲の臭いがするこの曲を選んだ。ダウンチューニングながら陽気な楽曲であり、和嶋氏らしい和風のテイストが面白い。

”ずっきーん””どっきーん”の掛け声が発売当時に話題となった。集いでファンの皆さんと掛け声を言うのが楽しそうだ。

悪夢の序章

続く鈴木氏の楽曲も新しいものから選んでみた。レア曲になるのか分からないが、ベスト盤にのみ収録される楽曲はレア曲になりがちである。

リフや展開がカッコいい曲なので、筆者としてはレア曲入りしてほしくはない。今後もライブで演奏されることを希望しつつ、今回のセットリストにも入れてみた。

MC

鈴木「最近の曲なのに歌詞を間違えてしまいました」

和嶋「昔の曲の方が覚えているっていうのありません?」

鈴木「”分裂した日の独裁は~”」

和嶋「おお、”造反有理”ですか」

鈴木「まあ今日はやりません」

無言電話

ダウンチューニングコーナーを経て、さらに長い曲を立て続けに並べてみた。筆者はライブで一度も聴いたことがない「無言電話」、一回聴いてみたいので選曲した。

長い中間部は音源の再現になるのか、それともアドリブでさらに長くなるのか、楽しみに聴きたいポイントである。メインリフの部分は、結構盛り上がりそうだ。

牡丹燈籠

この曲も隠れた人気のある曲だと思っているが、なかなかライブで聴いたことはない。鈴木氏のボーカルに色気を感じてしまう怪しげな楽曲だ。

発売時のツアーでもあまり演奏されていない曲だったようだ。ファンクラブのライブでこそ大いに盛り上がる曲だろう。

MC

ナカジマ「イエ~イ!!人間椅子倶楽部のみんな!!俺のことをアニキって呼んでくれ!!」

・・・(中略)

ナカジマ「それじゃあ、俺が歌う集いの定番曲、猿の船団!!!」

猿の船団

ナカジマ氏ボーカルの楽曲のうち、集いで1番聴きたい曲がこの曲だ。集いでは何度も演奏されているが、大いに盛り上がる楽曲で楽しい。

人間椅子らしさとロックンロール的な軽快さが心地よい。前2曲がヘビーだっただけに、ライブ後半に向けて景気づけの1曲となりそうだ。

幸福のねじ

間髪入れずに和嶋氏のリフがさく裂する展開を想像した。ここで定番ながら、最近は演奏頻度が減った「幸福のねじ」が来る並びにしてみた。

ひとたび演奏されればヘドバンの嵐と言ったところで、メタル的なノリとなる。本編ラストではないが、1つのピークをここに持ってくるようなイメージだ。

ばっちりいきたい子守唄

鈴木氏のMC「ファンクラブの皆さまのご健康をお祈りいたしまして~」から演奏されると面白そうだ。非常にB級臭のする曲で、あえてユルい終わり方をイメージした。

メタル的な「幸福のねじ」から一気に楽しげなムードに移行することで、ファンクラブライブらしさを出している。”バッチグーグー”を久しぶりにフロア全体でやってみたいところ。

無限の住人 武闘編

抽選会を挟んでアンコールの流れで、ゆったりとスタート。現時点での最新曲であり、決してレア曲入りする曲ではなさそうだが、演奏の機会が極端に少なかったために選曲した。

勇壮なリフから一気にスラッシュメタル的なメインリフへと展開する。集いで1曲くらい定番曲があると、改めて今の人間椅子を感じられるので、ぜひ入れてほしいところ。

エキサイト

そしてラストは鈴木氏のスラッシュ曲で、ぜひ「エキサイト」で締めたい。筆者の個人的な思い出で、「エキサイト」で終わるライブはいつも楽しかったな、という感覚がある。

スラッシュ曲だが、コミカルで楽しい雰囲気のある曲だ。集いはコアなファンだけが集まる場所であり、賑やかに楽しんで終われると良いのではないか、と思って選んだ。

まとめ

今回の記事では、人間椅子倶楽部の集いについて、筆者が理想とするセットリストを考えてみた。

人間椅子倶楽部の集いは、なかなか演奏されない楽曲を聴ける貴重なライブである。それだけに聴きたいと思う曲は多数あり、絞るのは難しい作業だった

今回はかなり自己満足の記事となってしまったが、人間椅子倶楽部の集いについて歴代のセットリストのリンクをまとめたところから、過去どんな曲を演奏したのか見るのが面白いと思う。

各々でこんな集いを見てみたいな、と想像を膨らませるのも楽しいだろう。ライブが再び開催される日を願い、そんな楽しみ方もできるかもしれない。

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