最近発売されたパピルスという雑誌に、「僕らの音楽」に続いてエレカシの宮本さんと芥川賞受賞者の川上さんの対談が載っています。他の記事も面白そうだったので買いました。
何というかこの二人は良い感じです。大抵の宮本さんのインタビューではインタビュアーが何を聞けばいいのか分からず、妙に私的であったり世俗的な事を聞いたりするので、おそらくもっと作品について語りたい宮本さんはずれた話をしてしまい、笑われて終わり、という酷い結果になることが多いような気がします。
しかし川上さんは音楽活動をしながら、作家として注目されたので、音楽活動で注目されている宮本さんに大いに興味があり、また宮本さんも作家(あるいは文豪に)憧れがあるので、作家の人に大いに興味があるはずです。だからお互い表面だけで関わり合うのではなく、違った表現方法をとる表現者として、内面的に繋がっているように見えました。
だから宮本さんがあまり脱線していません。しかも脱線しても川上さんは微笑ましく笑っています。ああ、何と良い関係か。
特に「僕らの音楽」を見ると分かりますが、あんなに楽しそうに対談されている宮本さんはあまり見られないと思います。何かしら深い関係になるような気がしてなりません。
なんせ二回も対談が表に出るんですからね。
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