あぁNHKの「SONGS」で中村中さんが特集されてます。この番組ではかなりベテランが出演する事が多いので、かなり異色と言っていいでしょう。
今回演奏された「さよなら十代」が好きでなりません。高3の時本当にグッと来た曲です。十代と言えば精神的な成長や自律に関して個人差が大きく、十代の終わりにいかなる精神状態にあるかは分かりません。しかし成人式という儀式によって、自分が区切りとして大人になったのだと感じる訳です。
その時にはこの歌のように色々な可能性や失うものを考えるんだろう、と思います。
中村中さんはどこか「友達の詩」で癒し系というか、魂の歌声とか評されますが、私はこの「さよなら十代」のように、どうしようもなく辛い気持ちや悩みをリアルな言葉と力強い歌によって表現しているのが好きなのです。私の中では初期のエレカシと同じように魂をぶつけるような歌だと考えています。だからこれは若い人にウケるのが当然だと感じます。
しかし、この番組にエレカシが出る事はなさそうですな。まず歌詞がNHKでは危ない。さらにこの番組はやはり美しい歌に限っている節があるので、エレカシは無理でしょう。
何故そんなに美しいボーカルばかりがテレビで取り上げられるのでしょうか。エレカシがテレビで「男は行く」を演奏すると苦情がくるんでしょうか?
…と何を訴えているのか。要は見る人がいないからに違いないでしょう。がっくり。
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