語ってみた3

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若干やっつけですが…。

4th『羅生門』

ヘビーな前作に比べるとキャッチーな曲もあり、コンパクトな印象を受ける作品。しかし耳に残りやすいメロディーとハードなリフの組み合わせは今作も絶妙にマッチしており、定番と呼ばれる曲も多い。この作品あたりから和嶋氏・鈴木氏それぞれが独自の世界観を広げていっている印象が強い。両者が単独で作曲を行った曲が以前より増えており、逆に「もっと光を!」「羅生門」などの共作を何曲も聞ける最後のアルバムとも言える。特にコンセプトでがっちり固めてはいないが、前作と次の「踊る一寸法師」に比べると自由度は低めのアルバムのように思う。今作では「なまけ者の人生」で和嶋氏のブルースギターが冴えわたっており、他の曲でも胸をうつソロが多い。

5th『ペテン師と空気男』(ベスト盤)

これまでの作品からのベスト盤で、「走れメロス」は他の作品には収録されていない。ベスト盤ということだが、選曲はマニアックなものと言えなくもない。定番曲となっている「針の山」「賽の河原」「羅生門」と言った曲は収録されておらず「審判の日」「太陽黒点」などヘビーな曲も多い。またシングルのカップリング曲であった「人面瘡」と「大予言」が収録されているのが嬉しい。なお本作で人間椅子はメルダックとの契約を解消して、インディーズに活動場所をかえている。


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