現在のエレカシ

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ファンクラブの人はご存知かと思いますが、良い知らせが入りましたね。これは春が待ち遠しいものです。

そこで最近のエレカシについて再び考えてみました。(試験前にこんなことをやっていて良いのか)

今のエレカシはかつてないほど音楽的に豊かなように思えます。まずは曲から明らかに感じられますね。壮大なアレンジの「桜の花、舞い上がる道を」、「グラデーション」という言葉も印象的な「新しい季節へキミと」、メロディ的には集大成ではないかと思われる名曲「絆」。どれをとっても音楽的に充実しているように思えます。それには明確な流れがあるように思われますね。エレカシの場合、何故か移籍すると大きく変わる傾向があります。今回の場合はエピックからポニーキャニオンに行った時と「ある意味で」似ています。でも違いは大きいです。エピックの時で言えば、「奴隷天国」でバンドのメンバーにアレンジを任せたバンド然としたアレンジに違和感を感じて「東京の空」で宮本氏がアレンジ面でも構想をするという手法から名盤「ココロに花を」「明日に向かって走れ」があります。それは宮本氏がより外部に向い、メンバーよりも外部の世界と自分の曲作りに向かっていったという変化だったようです。一方で今回の場合は「町を見下ろす丘」で、よりメンバーと向き合い4人でやることの意義を感じた、と語っておられました。4人でやる結束の強さを確認しつつ、内省したアルバムで何か思い出として様々な事を振り返っているように思えます。「何かを探し歩いてゐる」ような、方向性も探っていたように思えます。そして「STARTING OVER」では、「俺たちの明日」で内省から旅立ち、「笑顔の未来へ」で飛躍していったように感じました。これはバンドが新たな地平に立つという精神的なものであると同時に、音楽的にも様々な実験が行われたように思えます。「ココロに花を」でポップミュージックとして様々な方向性を模索し、「明日に向かって走れ」で開花したような。「STARTING OVER」では非常に新しいタイプの曲が増えました。華やかなロックである「今はここが真ん中さ!」やストーリー性の強い「まぬけなジョニー」、「遁世」のような世界観でありながら重厚なアレンジになった「こうして部屋で~」など、多くの曲がそうです。こうした実験が、さらに実を結び今のシングル曲につながっているように思えます。

こうしてみると、常に試行錯誤してきたエレカシですが、今回はそうではなく「音楽」という明確な目標のもとで実験しているように思えます。だからこそ芯があって聴きごたえのある作品になっているのでしょう。勿論内省して考え込んでいるエレカシもファンにはたまらないですが、音楽を軸に外へと向かっているエレカシもまさしくエレカシだと思うのです。

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