昨日から続いている陰陽座の「魑魅魍魎」の紹介です。
オリコンのチャートでは9位だと発表がありましたね。やはり前作を上回る出来栄えなので、当然の結果だと思いました。
よく「私はメタラーだから今回はイマイチ」という意見がありますが、私はそもそも陰陽座がメタルをやるだけのバンドだと思っていません。もっと幅が広いのは勿論、最大の魅力は「類稀なる良い人集団」である点です(笑)こんなに良い人オーラが出ているバンドもありません。
話はそれましたが、前作と同様に全曲気に入った点など書いていこうと思います。
1.酒吞童子
非常に重々しい幕開けで好印象でした。ただイントロのヘビーなリフをもっと重点においた展開にする方が個人的には面白かったのかもしれないと思いました。中盤で速くなって、ソロで終わるという展開は2曲目に続く壮大な前置き的な曲のように感じました。勿論これだけでしっかりした曲ですが、次の曲を意識した展開で作られたものでしょう。
今回は音がヘビーになっている点が良かったです。また瞬火氏のボーカルも多いですね。ボーカルと演奏とのバランスが良くなってきました。以前はあまりに黒猫さんの歌が前に出過ぎていた気がしました。
2.蘭
テーマ的には前作の流れです。前作に置いた方が、メロディアスな曲が少なめだった前作が派手になった気もしますが…。これも以前ならば黒猫さんの歌とメロディだけを推しそうな曲ですが、やはり演奏がしっかり存在感を出しています。今度楽譜が出るそうですが、ソロもさほど難しくなさそうで是非バンドでやってみたい曲です。
3.がしゃ髑髏
今作では好きな曲ですね。割とシンプルなメタル曲です。今まで妖怪のイメージと曲があまり合っていなかったような気がしましたが、今回はぴったりでした。ほぼ瞬火氏のボーカルで男気あふれるロックになっています。ソロはEm基調とBm基調を組み合わせていて、ワウも入ってなかなか聴きどころがあります。でももっとリフのままハードロックなソロだともっとイメージに合うような気がしました。
4.野衾忍法帖
前作の忍法帖からするともっとシンプルなものに戻った印象です。随分と規制緩和が行われてきましたが、ここでまた原則に近いものでした。
これはリフ主体で、メロディは少しコミカルなものですね。これは本当にこのシンプルさを楽しめ!というような内容です。聴きやすいですね。
今日は3分の1だけ終わらせておきました。また続きます。
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