また今日の新聞にも「学力を考える」という題で、学校教育について何人かの専門家の見解が書かれているのを読みました。学校教育について考えなければならないのは当然ですが、現状打破、つまり子供の学力を根本的に上げるためには、まず最初に見直さなければならないことがあるのではないでしょうか。
私が考えるのは、まず幼児教育の姿勢を変えるということです。なぜなら学校で勉強する以前に、勉強するための集中力、知識を入れるための容量など学校へ行く前から決まってしまう能力があるからです。幼児の内にそういった姿勢を身に付けさせることは実は何より大切なのです。
では、よく小さい時から習い事をすれば良いのか?違いますね。それは幼児の段階で必要とする教育から外れているでしょう。やはり子供は遊びたいし、遊ぶべきなのです。ここで大事なのはやはり遊び方でしょう。何か主体的に子供が動く遊びをさせるべきです。実際に手を動かしたりすれば、作業に集中する力が付きますし、頭も良くなります。勿論テレビやゲームをしたがる子供も多いでしょう。しかしここで野放しにやらせたり、逆に禁止するのはいけません。ここは子供としっかり話し合って約束事を決めるのです。そうすれば限度というものを子供が身に付けるし、時間という概念も理解するようになります。
つまり幼児の時は、生きる最低限の知識や姿勢を身に付けるべきなのです。集中して何かをやり遂げたり、時間を考えたり、約束を決めたりということは日常生活において必須なはずです。これらを身に付けないと、いつも遅刻する子になったり、自分で考えるのを面倒臭がる子になったり…勉強をやりたがらない、あるいはその準備としての容量がない子になったり。
分かりにくいかもしれませんが、とにかく子供はまず幼児から子育てについて、うんと研究しなければ先が真っ暗になってしまいます。しかしこれも親の影響ですので、良くない親の子供はさらに悪く、その子供はまたさらに…。もはや悪化の一途を辿ります。
唯一それを食い止められるのが勉強だと思います。勉強することで、社会の現状を知り、歴史を知る。そして道理を知る。新聞に「勉強とは生命力だ」という言葉がありましたが、正にその通りだと思います。
「勉強して何になるの?」という人たちがいます。
「何になるか分かるまで勉強したことある?勉強しなきゃ分からないんだよ」と言いたくなりますよ。
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