挫折を味わった日から一ヶ月…。長いようであっという間であった。気持ちは落ち着き、現在の生活スタイルにも慣れてきたところだ。
あの日は酷かった。意気揚々と発表を見に行ったが、当然一目見て結果が分かるもの。意気消沈し、すぐに帰りたいと思ったが、新幹線がなくなるのを恐れて、事前に予約してしまったのだ。しかもそれから約5時間後の新幹線を…。
あんなに町を歩くのが憂鬱だった時もあるまい。何を見てもつまらない。笑う人の顔を見るだけで気が沈む。
しかし逆に良かったのだと思う。あの時すぐに帰っていたら、辛く悔しい気持ちが小さく済んでしまったかもしれない。学力が足りなかったという点は当然あるものの、浪人する必要があったから落ちたのだと思う。決して負け惜しみを言っている訳ではない。現役生よりも幅広く柔軟な思考、挫折という大事な経験、自分で生活を管理するということ。これは高校では手に入りにくい。なぜなら規則の下で決められた時間割でしか行動しないからだ。
とにかくあの長い一日はもう一度受験をすることへの起爆剤としては十分であった。決してあの日を忘れることなく、勉強を続けたい。
コメント
いや確かに皆にとって衝撃的でした。
いかに壁が高いということでしょうな。
この時間は人生にそう何度もあるものじゃなし
あくせくしない時は人を成熟させます。
でも開成や灘は一体どういう教育を・・?
ピークがずれたというのも敗因の一つ。入試二週間前くらい前にやったらもっと勝算があったかもしれない。今更どうしようもないですが…。