現在のエレカシ

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昨日の武道館公演はまるで夢のような素晴らしいひと時でした。

今のエレカシはようやくたどり着くところまで来た、という感じですね。最近の宮本氏のインタビューを読むにつけてもそう思います。つまりアレンジに関してはプロに任せ、宮本氏自身は作詞・作曲と歌に専念するというスタイルになったということです。これは一流のミュージシャンが最終的にたどりつく場所ではないかと思います。でもこれをバンドで体現するのは難しいところですよね。ソロのミュージシャンならバックの演奏陣に演奏を任せ、アレンジもプロのアレンジャーと相談しながら決められます。しかしバンドだとやはりバンドで演奏して曲を作っていくのだというスタイルにならざるを得ません。そして宮本氏はエレカシのメンバーは音楽を作る仲間ではない、と言い切った訳です(最近のインタビューを読む限り)普通ならそれは解散を意味しますよ。でも今のエレカシはむしろ結束を強めています。これはもはや20年以上付き合ってきた仲間だからできるのでしょう。

だから今回の武道館では演奏に関してストリングスを入れたり充実していました。一方で前で演奏する4人は確かに友達同士バンドを続けているという姿がありました。これはもはやエレファントカシマシというものが、周りのプロの音楽家を巻き込んで大きな輪を作り、でも4人は今も変わらないという状態に変化しているのでしょう。

そのような柔軟さを持った現在のエレカシは本当の意味で音楽性を高めることができると思いますし、宮本氏がメンバーを見捨てるようなことも一方でないと言えるでしょう。これは「今宵~」の頃よりももっと力強い快進撃になると思っています。

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