この記事では、2020年3月25日に行われた配信『「RE:BEST」発売記念「無観客だよ!全員集合!」』を見た感想をまとめたものである。
ジャパハリネットについて
ジャパハリネットは1999年に松山大学のバンドサークルのメンバーを中心に結成。インディーズ時代より四国地方で人気があり、2004年の「哀愁交差点」でメジャーデビュー。
インディーズに1枚、メジャーで4枚のアルバムを残して、2007年に解散。そして2015年に再結成している。
解散については、かつて書いた以下の記事もぜひご覧いただきたい。
再結成後のジャパハリネットは、それぞれのメンバーが自分の仕事を続けながら行うというものだった。
そのためかつてのような頻繁なライブやリリースはないものの、その音楽性は変わることなく活動を続けている。そして3月25日に20周年を記念したベスト盤「RE:BEST」が発売となった。
これはファンからの投票が行われ、その中から選ばれた楽曲で構成されている。
選曲としては、解散前に発売された「天国ベスト」が、まさにジャパハリネットのライブの定番曲集だとすれば、「RE:BEST」はファンが選んだ、本当に愛されている曲が詰まっていると言える。
解散前の曲はすべて新録であるため、概ねアレンジの変化はないものの、年齢に相応しくなった部分あり、より洗練されたものあり、それぞれの曲の魅力が増している。
YouTubeライブ配信「無観客だよ!全員集合!」
そのアルバム発売を記念して、25日には「無観客だよ!全員集合!」というタイトルで、YouTubeライブ配信が行われた。
昨今の新型コロナウイルスの影響で、予定されていたライブが延期になっている中、このような形でライブを見せてくれたことがとても嬉しい。
初めての生演奏配信だったようで、そんなドキドキ感も伝わってきて楽しかった。
ライブと同様にステージで演奏が行われ、曲の間のMC部分が、メンバー全員マイクを持って前に出てきて話すというスタイルだった。
ジャパハリネットらしい、のんびりとした雰囲気がとても良かったと思う。選曲はベスト盤収録の曲に加え、「物憂げ世情」や「烈の瞬」、「光明」などが演奏された。
その場に観客はいなくとも、コメント欄を通じて、たくさんの人がその場を共有できていた。
当日のセトリをアップしてくださっている方も↓
ジャパハリネット
— ヤム (@yamuretsu) March 25, 2020
本日の無観客だよ!全員集合!のセトリと、アンコール以外は今日発売の「RE:BEST」買えば聴けますが、音源がはいったCDも一緒に記載してありますので気になった方是非!!
というか!!烈の瞬本当に!!ありがとうございます!!#ジャパハリネット pic.twitter.com/S1siwlXwcw
動画を見るまで僕がずっと心配だったのは、ボーカルの城戸けんじろさんの喉の調子であった。「20祭だよ!全員集合!」のDVDを見る限り、かなり声を出すのが大変そうな様子だった。
また渋谷での対バンを見た時もあまり良い状態ではなかったと記憶している。今回はそのころに比べれば、ずいぶんと回復しておられるように見えた。
ところどころ声が出にくいところはあったようだが、声はかすれずに最後まで歌えていた。
実際に喉の調子が現在どうなのか、わからないところではあるが、回復に向かっていることを願うばかりだ。
ジャパハリネットへの思い
自分自身、ジャパハリネットと言うバンドにはただならぬ思い入れがあった。僕が聴き始めたのは「遥かなる日々」のシングルが発売された2004年と少し遅かった。
その後は遡るように過去作品を聴き漁り、2005年頃に最も聴いていた。
色々なジャンルにまたがって音楽を聴いているが、ジャパハリネットについてはあまりどこがいいとか、理屈がつけられない。
好きなものに理屈などないのだが、本当にただただ好きなのである。あえて言語化すれば、ジャパハリを聴くと頭が空っぽになれる感じ。
いつもいろんな考えでぐちゃぐちゃな僕も、ジャパハリを聴いている間は空っぽになれるのだ。
実はライブに行ったのも解散直前の最後のツアーが初めて。人にもみくちゃにされて、あんまり覚えていない。
一方で再結成後都内で初の渋谷公演を見に行けたのは本当に嬉しかったのを覚えている。
今回のYouTube配信では、最近の世の中のピリピリした雰囲気とは全く反対に、とても和やかで楽しいライブを見せてもらえた。
もちろんご本人は色々と悩むことはおありだと思うが、そんな様子を見せずに、純粋に楽しい時間を共有できたことがとてもよかったと思う。
新型コロナウイルス騒ぎの中で、不安や恐怖に巻き込まれて、自分を見失ったら負けなのだ。楽しいことや夢中になれることを忘れずに、善い方向に向かいたい。
ジャパハリの配信はそんな楽しい時間、純粋な気持ちを思い出させてくれた。
また実際にライブに参加できることを楽しみに、健康に気を付けながら今はベスト盤を繰り返し聴きたいと思う。
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