☆第三回☆

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2085f764.JPGさあさあ「ポセイドンのめざめ~ブログ編~自部屋の音楽」の三回目がやって参りました。今回は新作を購入しましたので、速報かつ番外編的に行います。

今回は…

「インダーソング」

byジャパハリネット

今日発売の新曲です。「ジャパハリネット」は結構有名だと思います。「たかた」と間違える人がいそうですが…。

愛媛県松山市辺りを中心に活躍しており、確か「哀愁交差点」が出た時に売れたはずです。その後メジャーデビュー後の1st「現実逃走記」、昔からのファンの間では賛否両論だったらしい2nd「東京ウォール」(個人的には一番好きなアルバム)、インディーズ時代のミニアルバム「満ちて来たる日々」を意識し、原点回帰した3rd「回帰線」を発表した後の、シングル第一弾が「インダーソング」です。

このバンドはリーダーでベース担当の「かっしー」こと鹿島公行さんが作詞作曲の多くを担当しています。曲はよく「疾走感のあるパンク」とか「哀愁のあるメロディー」と言われています。最近は疾走感よりも優しさが溢れた温かみのある曲が多い気がします。詞については少年が感じる葛藤や苛立ち、あるいは社会への反抗を独特の鋭い表現で書いています。しかし少し思いテーマの曲でもボーカルの「けんじろ」こと城戸けんじろさんが歌えば、明るく聞こえるのです。これがこのバンドの魅力の一つでしょう。

さて今回の「インダーソング」、これは「ジャパハリっぽくて良い曲」だと感じました。「東京ウォール」の時は今までとは違う音楽性を見せつつも、それが合っているのか?という苦悩が見えていました。「回帰線」では原点回帰を目指しましたが、やはり5年近く前の若い頃のように青臭い雰囲気を出すのは無理だったのではと思います。そんな苦悩が感じられる作品が出続けましたが、今回の作品で少し晴れたように感じました。サビの歌詞は「いいんだよ」だけ。ファンに向けて、世の中に向けて全肯定している曲ともとれますが、自分達自身にも「今のままやっていけばいい」と肯定しているように感じます。まあ曲が作られた時期が分からないので、勝手な想像ではありますが…。

とにかく今回は今までのように「ナイフのように尖った」楽曲ではないですが、違ったベクトルで力強い作品になっていると思います。詞的にも曲的にも質が高くなっています。

今回は詞の話が多くなりましたが、この辺で。

またそのバンドを知らないと全く分からない話になってしまいました。もしジャパハリが気になる方は、TOY’S FACTORYのサイトで「インダーソング」のPVを見てみて下さい。


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