2021年2月~3月 よく聴いたおすすめアルバム5選(Teena Marie, Crazy Ken Band, sora tob sakana, 陰陽座, The Roots)

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アルバムレビュー
画像出典:UNIVERSAL MUSIC JAPAN

毎月よく聴いたアルバムの中から、おすすめの5枚を選んで記事にしている。

先月(1月~2月)のよく聴いた5枚についての記事

今月は実のところ、あまり何度も繰り返し聴いたアルバムは少なかったような気がする。そのため、これから聴こうと思っているアルバムも含めて紹介していきたい。

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Teena Marie – Starchild (1984)

Teena Marieは、ファンクやソウルの分野では有名なシンガーソングライターである。2010年に54歳の若さで亡くなっているが、影響を受けたミュージシャンも多いようだ。

Teena Marieは、黒人が中心であったソウルの中で白人として活躍した”ブルー・アイド・ソウル”の代表的なシンガーである。

彼女の特徴は圧倒的な歌唱力に加え、自身による楽曲制作や幅広い楽器の演奏を1人でこなすマルチプレイヤーぶりでもある。

キャリア初期にはディスコ・ブームの中で、のファンクテイストの強い楽曲が多かったようだ。

今回取り上げたのは、その後のプリンスを意識したようなシンセ・ファンク路線の作品である。中でもヒットした作品が、この『Starchild』である。

1曲目に収録されている「Lovergirl」は自身最大のヒット曲となった。キレ味のあるサウンドとボーカルが印象的であり、それでいてポップで聴きやすい。

この作品では全体を通じて切れ味が鋭いサウンドが何と言っても魅力である。一方でゆったりとした楽曲も良い味付けになっており、「Out on a Limb」なども素晴らしい。

また16ビートの「Help Youngblood Get to the Freaky Party」も心地よい。ソウル・ファンクだけでなく、AOR的なサウンドが好きな人にとってもおすすめの作品だ。

筆者も前後の作品をいくつか聴いてみたが、この作品がやはり特に素晴らしい印象である。

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Crazy Ken Band – NOW (2020)

Crazy Ken Bandは1997年に結成されたバンドであり、2002年の「タイガー&ドラゴン」がドラマ主題歌に使用されて、一躍有名となった。

詳しいプロフィールやおすすめのアルバムについては、以下のブログ記事にまとめている。

Crazy Ken Bandは歌謡曲からソウル、ファンク、ジャズなど、非常に幅広い音楽性を持っている。初期は歌謡曲のバンドに括られることが多かったが、バンドとしてはそれに縛られたくはないようだ。

それゆえ、近年の楽曲では必ずしも日本の歌謡曲には縛られない、ソウルやファンク色が強い楽曲も増えてきた印象である。

今回紹介するアルバムは20枚目となるオリジナルアルバム『NOW』である。1年に1枚ほどのペースで安定してリリースが行われており、本作も充実の内容である。

そして今回のアルバムは、2曲を除いて”Stay Home”期間中に作られた楽曲であり、タイトルの通り”今”を切り取った作品となっているようだ。

筆者が聴いた感想としては、歌のメロディが印象的な楽曲が増えたように思えた。一時はソウル寄りになった時期もあったが、本作はサウンドはソウルでありつつも、歌モノが多くなった印象だ。

epとなった「IVORY」はいかにもCKBらしい楽曲である。ソウル寄りのアレンジで、おしゃれな楽曲に仕上がっている。

そして「愛があるなら年の差なんて」は、初期の頃のCKBを思わせるような歌謡曲的な楽曲。「パパ泣かないで」を思い起こさせるような、デュエット曲である。

アルバム全体を通じて、メロディが非常に良い。剣さんのメロディを堪能するにはとても良いアルバムであり、何度も聴き込みたい作品となっている。

sora tob sakana – deep blue (2020)

sora tob sakanaは女性アイドルグループであり、2014年に結成し、2020年に解散している。

音楽プロデュースは照井順政によるもので、本格的な邦ロック的な楽曲が特徴であり、音楽ファンからも評価が高かったグループである。

筆者はオリジナルアルバムの1st『sora tob sakana』、そして2nd『World Fragment Tour』の2枚をよく聴いていた。

最初はYouTubeのおすすめで「夏の扉」を聴いたのがきっかけだった。決して上手いとは言えない歌だが、”エモい”と言う言葉はこの曲のためにあるのか、と思うような衝撃だった。

1st『sora tob sakana』はバンドサウンドで作られており、オルタナティブロックの良さを詰め込んだような作品だったように思う。

2nd『World Fragment Tour』でメジャーデビューしたが、作品としてはより洗練されたものになっていた。サウンド的には打ち込みが増え、1stとは異なる魅力を持つアルバムである。

そして残念ながら最後の作品となってしまったのが、本作である。純粋なオリジナルではなく、2曲の新曲と、最終メンバーでの新録によるアルバムとなっている。

アルバムのトレーラー映像が公開されているので、まずはこちらをご覧いただきたい。

既存の曲としては、「夜空を全部」が素晴らしい。オリジナルのアレンジも素晴らしいが、エモさはそのままに、全体的なサウンドのクオリティが向上している。

個人的にはやはり1stのインパクトが強かったので、こう言ったアグレッシブな楽曲が好みだ。

新曲としては珍しいバラード的な楽曲「unite」が最後に収録されている。しっとりとした楽曲からは、メンバーの成長を感じられる。

このsora tob sakanaというグループは、メンバーが中学生の頃に活動を開始した。その若い時期の空気感を包み込み、アグレッシブな楽曲と見事にマッチした。

年齢が上がるにつれ、アレンジも洗練され、一気に完成形へと近づいていった。グループ名自体に「未完成が完成に近づけるように」と言う意味合いが込められている。

完成に近づいたからこそ、解散したのかとも思う。短い活動期間ではあったが、完成間近の空気を持ったラストの本作もまた名作である。

陰陽座 – 迦陵頻伽 (2016)

妖怪へヴィメタルバンド、と自ら名乗っている陰陽座の13枚目のアルバムである。5年程前の作品ではあるが、陰陽座の1つの到達点となるような名盤である。

少し話を遡ってみると、2009年の9th『金剛九尾』が、それまでの1つの集大成だった。この作品でずっとドラマーとして関わっていた斗羅氏が、サポートからも外れている。

音楽的にも次作以降、ダウンチューニングを取り入れるなど、より現代的メタルサウンドにシフトしていった。またキーボードの阿部雅宏氏がアルバムの演奏にも関わり、アレンジも豊かになった。

この『迦陵頻伽』は、そういったアレンジ面での変化を経た陰陽座の魅力が詰まったアルバムだ。

そして「卵の中に居た『黒猫』という名の迦陵頻伽が孵化する作品」と瞬火氏が述べているように、黒猫氏のボーカルが映える歌モノが多く収録されている印象である。

そんなアルバムを代表するような楽曲が、「愛する者よ、死に候え」である。疾走感がありつつ、歌メロが非常に印象的である。

そして「刃」も、陰陽座らしい良いメロディを聴くことができる。初期から変わらぬ”らしさ”もありつつ、キーボードが効果的に取り入れられている。

もちろんメタルらしい楽曲も収録されているものの、全体的には歌メロが印象的である。そして7弦ギター・ベースを導入するなど、サウンド面でも多様性を増している。

陰陽座のこれまでの魅力、そして新たな試みも取り入れつつ、そのバランスが絶妙な名盤だ

The Roots – Things Fall Apart (1999)

次に紹介するのは、ヒップホップグループThe Rootsの1999年のアルバム『Things Fall Apart』である。

まずこのジャケット写真が印象的であり、1960年代にブルックリンのベッドスタイ地区で起こった暴動の様子を切り取ったものだそうだ。

よくジャケットで直感的に名盤ではないか、と思うことがあるが、この作品もその通りの名盤だった。

The Rootsはアメリカのヒップホップグループで、バンド形態で活動を行っている。90年代は知る人ぞしるグループだったようだが、99年の本作でゴールドディスクとなっている。

本作の特徴は各所で書かれている通り、ポップさとともに芸術性を兼ね備えていることだ。特に推し曲である「You Got Me」はMVも含めダークな雰囲気と、印象的なフックが特徴である。

曲全体に漂う知的な雰囲気がとても良い。ゆったりと流れていくようなトラックも心地よいものとなっている。

そして「The Next Movement」は、よりヒップホップ色の強い楽曲。シンプルなトラックながら、女性コーラスが印象に残る。

前後の楽曲とトラックが緩やかにつながっている辺りも、アルバムとしての完成度の高さを思わせるものである。

筆者自身は熱心なヒップホップリスナーではないが、非常にクオリティの高い作品であることがわかる。MCの良さもある上に、簡素ながら芸術性の高いトラックがとても良い。

物凄く広く括った”ロック”の魅力は、同じフレーズの繰り返しにあると思う。ハードロックにしろ、ソウルにしろ、拠り所にするジャンルが異なるだけで、繰り返しの快感には変わりない。

ヒップホップにおいても、その感覚を持ったグループがやはり良い。この作品には、そんな心地よい”繰り返し”が全体を貫いており、そのセンスが抜群である。

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